東洋紡が敦賀事業所内にバイオ工場を増設

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本日より、敦賀市議会は令和4年最後となる12月定例会。
 
公務員の定年年齢引上げを目的とした「地方公務員法の一部を改正する法律」を踏まえた条例改正や制定、指定管理者の指定に係る議案を始め、ふるさと納税寄付金の寄付額上方修正に伴う返礼品事業費の補正、ポーランドへの人道支援金などを含む補正予算案など、各種議案が上程されているところですが、従来同様、最後まで慎重審査・審議に努めてまいる所存です。
 
このブログでも、随時ご報告をさせていただきますが、RCN議会チャンネルや市議会インターネット中継でもご覧になれますので、お時間ある方はぜひ雰囲気だけでも覗いていただければ幸いです。
 
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さて、話しを変え、敦賀に根差した、歴史ある企業のひとつと言えば「東洋紡株式会社」ですが、昨夕、竹内郁夫代表取締役社長が敦賀市長を来訪され、敦賀事業所内において、PCR検査試薬等を製造するバイオ工場を増設することを報告されました。
 
PCR検査試薬などの開発・生産体制を強化するものであり、投資額は約65億円。
 
工事着工は令和5年3月(予定)で、令和6年11月の操業開始を目指すほか、雇用人数は約20名規模とのこと。
 
かの渋沢栄一が「東洋一の紡績会社を目指す」と創業を始めてから、今年で140年を迎えた東洋紡のことは、これまでも何度かご紹介しておりますが、こうして様々な分野で社会に貢献するとともに、敦賀においても大規模な設備投資をされることに対し、心より敬意と感謝を表する次第です。
 

【140周年を機にコーポレートロゴも見直した「TOYOBO」。写真は、国道8号線から見える敦賀事業所の看板。】
 
また、従来からの社名「東洋紡績株式会社」から「績」の文字を取り除いた「東洋紡」から思い浮かべるのは、ダーウィンの「生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」との言葉。
 
創業当時の理念を継承しつつ、時代や環境の変化に対応し、世界に誇るレベルの製品開発をされるなど、140年を経てなお、さらなる発展を遂げる東洋紡。
 
こうした企業が地場産業として、敦賀に存在することを誇らしく思う次第です。
 
なお、地域の発展に向け、大変明るい話題を届ける企業の姿を頼もしく思う一方、同じ地場産業のひとつである原子力発電、我が敦賀2号も一日も早く地域社会に貢献せねばと、その思いは益々強まるもの。
 
こちらは、職場の同志と思いをともに、再稼働に向けて着実に審査を進めるのみであります。