敦賀発電所2号機が営業運転開始から37年

ブログ 原子力

北陸新幹線敦賀開業日の切符が全国一斉に発売された昨日。
 
敦賀発東京行き「かがやき」の“一番列車”の切符を購入しようと、県内のJR各駅では鉄道ファンらが列をつくり、敦賀駅でも10人以上が並んだとのこと。
 
4分ほどで完売した切符争奪戦を制した人たちは「幸せ」「当日が楽しみ」と喜びをかみしめていたとあり、写真の表情に開業への期待の高まりを感じるところです。
 
そうしたなか、本日14時からは、第39期 敦賀市民歴史講座(最終講)「歴史の転換点としての北陸新幹線敦賀開業」(主催:気比史学会、共催:敦賀市、敦賀市教育委員会)を、きらめきみなと館で開催します。
 
「新幹線開業30日前イベント」ともなりますので、皆様奮ってご参加いただければ幸いです。
 
さて、今日は何の日?といえば、日本原子力発電(以下、日本原電)の敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)が営業運転を開始した日です。
 
営業運転開始日を誕生日とすると、今日で37歳を迎えたことになります。
 
実は毎年、この日を祝う気持ちを込め、このブログに掲載してきていますが、日本原電のホームページによれば、この敦賀2号は以下のように紹介されています。
 
<以下、日本原電HP引用>
1982年3月に着工(第1回工事計画認可)、同年4月に建設工事を開始し、 当初の予定よりも工期を4ヶ月あまり短縮し、1987年2月に営業運転を開始。この発電所は、わが国最初のプレストレスト・コンクリート製格納容器を採用して耐震性の一層の向上を図るとともに、国内外の新技術を積極的に導入し、各種の設備に種々の改良・改善を加え、安全性、信頼性、環境保全の各面に優れた発電所です(引用終わり)。
 
これまでの発電電力量合計1,923億kWhを誇る敦賀2号ですが、東日本大震災後の2011年5月7日20時00分に原子炉停止して以来、これで13年の歳月が流れようとしています。
 
なお、2015年11月に新規制基準への適合性確認審査を申請して以降、現在は原子力規制委員会による審査が進められており、先週も審査会合があったよう、敷地内破砕帯評価を巡る議論が佳境を迎えようとしているところ。
 
1990(平成2)年に入社し、敦賀発電所の保修業務に携わってきた私にとって、敦賀2号は思い出の詰まった、愛する「マイプラント」。
 
必ずや規制委員会の審査をパスし、再稼働を果たすことが使命と役割であると、今年の誕生日も思いを強める次第です。
 
人間も発電所も、37歳は働き盛り。
 
建設時代から現在に至るまで、これまで携わっていただいた多くの方々の期待を背負い、一日も早い戦線復帰を目指す所存です。
 

【再稼働を待つ敦賀2号。まずは審査突破!】