市下水道課職員が西能登町へ出発

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元旦の地震発生から昨日で1週間が経過。
 
依然として続く能登半島の地震ですが、8日13時までの震度1以上の累計回数は1219回。
 
うち最大震度5弱以上の地震は15回となっており、この数からも、尋常ではない状態であることが分かります。。
 
地震の回数は日ごとに減少傾向にあるとのことですが、強い余震がいつまで続くかは気象庁でも予測できないとのこと。
 
過去の本震—余震型の地震をみても、数週間から数ヶ月経った後にM5〜6クラスの余震が発生しているものもあることから(実際に能登がそうであったよう)、まだまだ予断を許さない状況にあるとの認識を強めるところです。
 
さて、そうしたなか、昨日8時には、敦賀市下水道課の職員2名が災害支援に出発。
 
職員の派遣については、議員宛に事前連絡をいただいていたことから、激励の気持ちだけでもお伝えをと手筒浄化センターに向かいました。
 
小雪の降る朝でしたが、ちょうどセンターに着くと、派遣される職員さん1名が災害派遣車両のところにおられ、出発準備と並行しながら暫し歓談。
 
用いる車両が旧い型のランドクルーザーであることに触れると、道路の隆起などにより支援車両がスタックする例もあったと聞き、現地に迷惑は掛けられないことから自走力で一番強い車両を選んだとの考え、さらに型は旧くてもメンテナンスはバッチリであるとの自信に納得した次第。
 
「型は旧いがシケには強い」の兄弟船を思い出しましたが、災害ボランティア同様、支援も自己完結型との覚悟を感じた次第です。
 

【「災害支援車両」と表示されたランドクルーザー】
 
出発前にお話しを伺うに、今回の支援は中能登町での下水道管渠被害1次調査であり、一旦金沢でミーティングを行った後、現地に向かうとのこと。
 
出発式では、水道部長からの激励の言葉がありましたが、車に乗り込む際には改めて「安全第一で頑張ってきてください」と声を掛け、お見送りした次第です。
 

【山田水道部長(右)から派遣職員へ激励の言葉】
 
今回派遣のお二方は、過去に給水支援などのご経験のあるベテランと初体験の若手ホープの組合せ。
 
余震の続く環境のなか、4日間の調査をとにかく安全に被災地の復旧に貢献いただけるよう祈念するとともに、貴重なご経験を持ち帰っていただくことをお願いする次第です。
 
なお、昨日もご紹介したよう、敦賀市からは今後、罹災証明書発行業務や応急給水活動(給水車1台含む)の派遣が決定しているほか、廃棄物の受入れや(建築物の)応急危険度判定支援などについても調整中とのこと。
 
長期化が予想される今回の被災地復旧。
 
2次、3次とバトンを渡しながら支援にあたる全国の自治体の皆様に敬意を表するとともに、重ね重ね安全第一での業務遂行をお願いする次第です。