台・日一起加油!

ブログ 政治 防犯/防災

元旦を思い出すかの「津波、逃げろ」。
 
台湾の気象当局によると3日7時58分(日本時間同8時58分)に台湾東部沖を震源とする地震が発生。
 
日本の気象庁が推定した地震の規模はマグニチュード(M)7.7(台湾ではM7.2)。
 
東部・花蓮県で9人が死亡、負傷者は各地で計900人を超えており、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたすべての皆様にお見舞い申し上げます。
 

【地震により倒壊した台湾東部の建物(AP通信より)】
 
一方、日本では沖縄県与那国島で震度4となり、津波警報が発報。
 
避難を呼び掛ける冒頭のテロップがテレビに映し出されたほか、番組を中断し、津波の最新情報が流れ続けました。
 
沖縄本島地域などでは一時、津波警報を受けての避難で混乱したものの、結果して、沖縄県与那国島と宮古島で最大30cm、石垣島で20cmの津波であり、大事に至らなかったことに安堵した次第です。
 
なお、台湾当局によれば、地震の規模では2千人以上の死者を出した1999年9月の台湾中部大地震(M7.3)に次ぐとのことで、地震発生のメカニズムは1月の能登半島地震と同じ「逆断層型」で、今後の地震活動への警戒を呼び掛けています。
 
振り返れば、令和6年能登半島地震のあった3ヶ月前、台湾は内政部消防署(消防庁に相当)が発生した1月1日の夜に、国際人道救援に当たる医師を含む160人規模の救助隊の準備を完了。
 
日本側の支援要請があり次第、チャーター機で派遣する方針を決めた(結果して、日本側からの支援ニーズがなく3日に解除)ほか、台湾当局から6000万円(日本円にして)、民間への支援の呼掛けではなんと25億円もの義援金が集まり、全額日本に送られた経過があります。
 
さらに、2011年の東日本大震災まで遡れば、200億円を超える義援金が台湾から寄せられています。
 
こうして日本がピンチに陥った際、いつも支えてくれたのが台湾。
 
今度は台湾がピンチを迎えており、日本としては大陸の目を気にすることなく、物心両面でしっかり支える番だと思う次第です。
 
奇しくも地震による被害を受けた両国。
 
「台・日一起加油!」(台湾と日本、一緒に頑張ろう!)の気持ちであります。