今日から「春の交通安全県民運動」

ブログ 防犯/防災

少し前のことになりますが、3月29日(金)16時25分頃、敦賀市白銀町にある量販店駐車場において単独で軽自動車が壁に衝突し、運転手の77歳女性が死亡するという事故がありました。
 
お亡くなりになられた方は、ちょうど私の両親と同世代。
 
心よりご冥福をお祈りいたします。
 
なお、現場は地下の駐車場に向かう下り坂のスロープと聞き、市民の方であれば「あの場所か」とお察しがつくかと存じますが、事故はどんな場所でいつ起こるか分からぬものと、改めて注意の念を強めたところです。
 
交通事故に関しては、プッシュ型で福井県内の犯罪・事故発生情報や防犯対策情報等が届く防犯アプリ(福井県警察防犯アプリ)「ふくいポリス 」によれば、過去5年間における3月の交通事故の特徴をみると、死亡事故12件のうち9件(75%)が月後半に発生しています。
 
また、同じく過去5年間において、4月は死亡事故率が年間で2番目に高く、死亡事故生の多くは週末に発生し、周囲や相手の動きをよく見ず運転していたことが原因とあります。
 
アプリでは、4月は新生活が始まる慌ただしい月だとし、運転中は、運転に集中しゆとりをもって安全運転を心がけましょうと呼びかけられていました。
 
※自分やご家族の防犯・安全のために大変役に立つ「ふくいポリス」。ぜひ以下リンクよりインストールのうえ、ご活用いただければと思います。
 
 →福井県警察HP「ふくいポリス」はこちらから
 
さて、そうした統計上のデータも踏まえつつ、4月6日(土)から4月15日(月)までの10日間は「春の交通安全県民運動」が行われます。
 

【「春の交通安全県民運動」の啓蒙ポスター】
 
この運動は、主唱が福井県交通対策協議会。
 
福井県、福井県警察、福井県教育委員会、各市町および福井県交通対策協議会の構成機関・団体において、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた取組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的とするとしています。
 
今回の運動の重点と取組みは以下3点。
 
 1. こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
 2. 歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
 3. 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守

 
実施機関・団体が、交差点等の街頭において一斉に交通安全啓発活動および交通安全指導を行う「統一行動日」を4月8日(月)、4月10日(水)を「交通事故死ゼロを目指す日」とし、効果的に取組むとしています。
 
敦賀市においては、北陸新幹線開業以降、車で市内を訪れる県外の方が増えています。
 
そうした環境の変化も念頭に置きつつ、昨年、信号機のない横断歩道で発生した二度と繰り返してはならない悲惨な事故を思い返し、まずは自分自身、そして周りの方へと「安全運転の徹底」を呼びかけていきましょう。