今季一番の寒波襲来

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懸命のライフライン復旧が進む能登半島。
 
停電に関しては、今朝時点で約5,200戸まで減少。
 
また、水道については、輪島市の水道復旧に取り組む東京都水道局が昨日、作業の様子を報道陣に公開。
 
発生から3週間ぶりに自宅の蛇口から水が流れたことを目にした住民は、涙を流して喜んだとのニュース。
 
ご高齢夫妻が住むこのお宅では、断水中、ご主人が山水を汲みに行っていたといい、奥さんは「お父さんに苦労ばかりかけた。顔が洗える」と涙したうえ、「寒い中ありがとうございました」と職員らに何度も頭を下げたとの記事に、私も目頭が熱くなった次第です。
 
なお、石川県は21日、能登半島地震で被害が大きかった6自治体の水道復旧時期の見通しを公表しており、ニュースにあった輪島市や穴水町、能登町は2月末~3月末に仮復旧する見込みと発表。
 
また、珠洲市の一部地域は2月末以降としており、浄水施設や水道管の修繕を急ぐものの、天候などの影響で遅れる可能性があるとしています。
 
道路や電気も然り、早期の復旧に向け、天候の影響がないことを願うばかりですが、奇しくも襲来するのが約1ヶ月ぶりの寒波。
 
昨夜以降は西日本から強い寒気が流れ込み、25日(木)頃にかけて冬型の気圧配置が続く見込みとの予報であり、今日からは日本海にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雲の帯が形成され、この雲が北陸地方に伸びるため断続的に雪が降る見通しとなっています。
 

【北陸地方に伸びるJPCZ(ウェザーニュースより引用)】
 
局地的には1時間に5〜10cmの強い雪となって積雪が急増するともあり、路面状況の悪化などにより、物資の輸送が滞るなど被災地への影響を心配するところ。
 
一旦積もれば、さらにワンステップ、「除雪」という作業が増えるため、ここは何とか最小限で済むよう祈るばかりです。
 
なお、このJPCZ。
 
過去にも経験したよう、帯にかかれば大雪になる可能性が高いことから、交通機能への影響なども含め、ここ敦賀ももちろん、充分な警戒が必要と認識する次第です。