ワクチン接種体制確保事業費ほか2件について専決処分される

ブログ 敦賀市議会

毎定例会後、開催してきている活動報告会ですが、今回も12月定例会の内容を中心に先週末から開始しました。
 
昨日は、日本原電敦賀発電所の協力企業等の一室をお借りし、お昼休みの約30分間でしたが、働く仲間の皆さんにお伝えさせていただきました。
 

 
毎度のPRとなり恐縮ですが、市議会議員は特定の地域や職域のために存在している訳ではない(当たり前ですが)との考えから、この報告会に関しましても市内一円を対象に行っていきたいと考えておりますので、皆さまにおかれましては少人数であっても構いませんので、是非お気軽にお声掛けいただければ嬉しく思います。
 
さて、話しを変えまして、ここ最近のブログを振り返りますと、電力需給逼迫や大学入学共通テスト、震災に国会とやや広義なものが続いていました。
 
私の場合、FacebookやLINEのタイムラインなどでもシェアという形で発信している訳ですが、蓮舫議員の呆れた行為をシェアした昨日のFacebookに、「蓮舫議員の件ではないのですが、今日の新聞にコロナワクチンの接種準備の予算が専決処分、3月下旬から接種が始まるのかな?」とのコメントがあり、はたと反省。
 
広義な視点ももちろん大切にしないといけませんが、本来の役割としてまず行うべきは敦賀市政や議会のことであり、新聞情報のほうが早いのではいけませんね。
 
改めて、気づかせてくれたOさんには感謝申し上げます。
 
そのうえで、一昨日、敦賀市で予算の専決処分されたのは以下3件であり、概要とともにお伝えいたします。
※ちなみに「専決処分」とは、急を要するもの等で、議会の議決を通さず市長の判断により事業実施の決定がされることを言います。
 
【令和3年1月18日専決】
 
(1)新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費:837万5千円
 ワクチン接種の実施に係る予防接種の管理システム改修及び早期に実施する65歳以上の方への個別通知の準備、予診票の作成等を計上
 
(2)ふるさと納税事業費:14億9851万8千円
 寄附金の見込みが8.5億円から32.5億円にアップしたことに伴う返礼品等不足額を計上
 
(3)道路除雪費:1億5074万7千円
 年末年始における除排雪委託料及び今後の支出見込み額等の除雪経費不足額を計上
 
これら専決処分された事項については、直近にある議会(臨時議会がなければ、今回の場合は3月定例会)にて確認を経ることとなります。
 
とりわけ、Facebookでもコメントのありました(1)に関しては、「市のほうはワクチン接種体制確保事業費ということで、予防接種に関わるシステムの改修や早期に実施する65歳以上の方への個別通知の準備などがこれから進められることになります。時期については、昨日菅首相が2月末からの医療関係者への接種を目指すとありましたが、まだ明確には示されていないため情報収集に努めていきます。」と返信させていただいています。
 
こうした形で行うのは、もちろん経験したことがないことでありますので、接種場所の選定や方法などについても追って確認していきます。
 
また、(2)のふるさと納税に関しては、11月末時点でも約11億8千万円の寄附額の見込みとありましたが、現時点において何と32.5億円まで増額見込みとなっており、まずは敦賀市に寄附いただいた方に感謝申し上げたいと存じます。
 
令和元年度決算における、昨年の寄附額(歳入)約6億3千万円に対し、既に5倍になっていることは驚きの上昇率な訳ですが、以前に要因を確認したところ、ふるさと納税サイトの中でも「楽天」サイトに掲載した効果が非常に大きく、特に敦賀の海産品は人気があり、売上が上がれば掲載順位が上がるという「プラススパイラル」により急上昇につながっていることは以前に確認した通り。
 
とはいえ、今回、補正で増額計上したように当然、入りがアップすれば出るほう、つまり返礼品やこれに係る経費もアップする訳であり、今回専決された分はそれらに充てられることになります。
 
昨年実績では、この返礼品に係る経費分は約3億6千万円ということで、寄附額の約半分は一般財源(市のお財布)からの歳出となる訳ですが、ここは財政への影響と市内経済への効果などトータル的に評価していくことが必要と考えるところです。
 
とは言え、県内でもダントツトップの寄附額であり、敦賀市の返礼品に魅力があるということに加え、敦賀出身の方が故郷のためにと納税してくれているとすれば、それは大変ありがたいことであり、「嬉しい悩み」として捉えておきたいと思います。
 
(3)の除雪費についてはご覧の通りですが、思い浮かべるのは3年前の大雪で除雪費増で財政破綻(と言っても良いかと)に陥った福井市の例。
 
ここ2年、まとまった雪はなかったため、こうした財政出動もなかったと思いますが、この年末年始分を見てもこれだけの経費を要することについては、詳細を確認しておくとともに、肝心の除雪対応の点についても自分の中でのシュミレートをしておきたいと考えます。
 
以上が専決処分された事項についてのご紹介となります。
 
国会も開会し、特にコロナに関しては今後も様々な動き、各種施策の展開があろうかと思いますが、私の立場でも情報収集に努め、迅速且つ正確に皆さんにお伝えしていけるよう、しかと対応にあたっていきます。