「20名」による一般質問が始まる

ブログ 敦賀市議会

原子力規制委員会は12月6日、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所で2021年1月以降に発覚した核物質防護事案に対する追加検査の結果、および同社の「原子炉設置者としての適格性」に係る再確認について、原子力規制庁より報告を受け、それぞれ、今後、現地視察、社長との意見交換を行ったうえで、最終的に判断することを了承しました。
 
追加検査は延べ4,268時間に及び、2023年5月以降に実施された追加検査のフェーズⅢで改善が見られず継続検査となっていた4項目すべてについて是正が図られていると判断されたとあり、ひとまず安堵したところ。
 
6,7号建設工事中の平成7年には、4月から約5ヶ月間に亘り研修でお世話になった柏崎刈羽原子力発電所。
 
私にとっていわば「セカンドマイプラント」でありますので、こうしたハードルをクリアし、何としてでも再稼働を果たされることを敦賀の地から応援する次第です。
 
さて、昨日から始まった一般質問には7名が登壇。
 
敦賀市議会の一般質問は「一問一答式」、自分の質問持ち時間「30分」で行われるため、同じ時間分、理事者の答弁を見込むと大凡一人当たり約1時間を要する計算となります。
 
多少の長い短いはあるものの、昨日はほぼこのペースで進み、終わったのが19時過ぎ。
 
質問では、とりわけ関心の高い金ケ崎周辺整備について、①憩いの場を観光客のために使うのかとの市民感情に対する説明の必要性、②全体の投資額や市が投じる総額、③誰が事業主体(責任者)なのか、④金ケ崎岸壁との関係(障害にならないのか)など、懸念事項が挙げられました。
 
これに対し理事者からは、①企業誘致的発想の部分は民間で、公の部分はパブコメなど行い、市民が誇れるエリアにしていきたい、②民間の資金計画、テナント入居候補なども踏まえ、次の基本設計に進む考えだが、投資総額は今後、手法(SPCなど)も差し控える。市としてはJR貨物用地の購入含め明らかにする、③今後の協議の中で明確にする、④民間とも共有し検討する。
 
質問者からは、①の答弁後、「民間の裁量じゃ上手くいかない。然るべき時期に市がしっかり説明を。」と再度求めがありましたが、私も全く同感と聞き入った次第です。
 
(注)質問のやり取りは、私のメモに基づき記載しています。ついては、聞き漏らしや若干ニュアンスが違うところがありましたらご容赦ください。
 
その他にも、氣比神宮周辺整備に対しても懸念事項を確認されていましたが、「心配ごと」を明確にし、確認していく質問スタイルも勉強になったところです。
 
金ケ崎周辺整備に関しては、残る13名の質問においても複数の通告がされており、昨日の議論を踏まえ、さらに深掘り、理解を深める機会になることを期待いたします。
 
なお、初日の質問では、玄蕃尾城や手筒山城、金ケ崎城など歴史を生かしたまちづくり、今後の介護福祉のあり方、一次産業の現在と未来、北陸新幹線工事に伴う沿線への影響、デジタル地域通貨「ふくいはぴコイン」、市役所におけるカスハラ(カスタマーハラスメント)などなど、多種多様な質問があり、自身としても勉強になりました。
 
本日もおそらく、7名(進み具合によっては8名)の登壇になろうかと思いますが、どこまでのトーンで質問するのか、注視している項目質問もあることから、気を引き締めて臨みたいと思います。
 

【本会議の再開は10時となります(写真はRCN議会チャンネルの待機画面)】