進む東海第二発電所の安全性向上対策工事

ブログ 働く仲間とともに

敦賀市議会は、今日から金曜日に掛けて一般質問。
 
昨日の福井新聞にも掲載されていたとおり、正副議長を除く全議員が質問するのは5年ぶりとのこと。
 
6名が質問に挙げているよう、関心の高い金ケ崎周辺整備関連を始め、多種多様な視点からの質問がされますので、お時間の許す方はぜひ議場での傍聴や敦賀市議会インターネット中継などにてご覧いただければと存じます。
 
参考まで、全議員の質問通告内容を以下にリンクしておきます。
 
 →発言通告一覧はこちら
 
さて、議会が休会中の合間を縫って、一昨日は茨城県東海村に行ってきました。
 
目的は、原電グループで働く皆さんを対象とした、寺門さだのり東海村議会議員との合同活動報告会。
 
これまで、敦賀、本店と開催してきており、最後は東海地区ということで、1年ぶりに東海第二発電所(以下、東海第二)に。
 
現在、安全性向上対策工事を進める東海第二ですが、東海駅に到着し、発電所に向かう途中に見た、大型クレーンが立ち並ぶ風景から想像を上回る大規模な工事であることが分かった次第です。
 

【大型クレーンが並ぶ東海第二発電所。左手の排気筒横の建物が原子炉建屋(写真はPPの関係上、敷地外からのみ)】
 
到着後は、安全性向上対策工事の概要について説明いただきましたが、東海第二は2014年5月20日に原子力規制委員会に新規制基準適合性確認審査の申請を行い、2018年9月26日に原子炉設置変更許可、10月18日に工事計画認可を受けた後、現在、一連の工事を進めているところ。
 
地震・津波対策、竜巻による飛来物への対策や火山による降灰、森林火災から発電所を守るなど自然現象への対策、新たな電源設備の配備、様々な原子炉冷却設備の設置、環境への放射性物質の拡散抑制など、あらゆるリスクを想定した対策工事を並行して実施しており、それが先ほどのクレーンが立ち並ぶ状況になっていることを理解することができました。
 
 →東海第二の安全性向上対策工事の詳細はこちら
 
そうした発電所の状況を知ることができただけでも来た甲斐がありましたが、報告会の場では、敦賀で机を並べて仕事した同僚や労組役員としてともに活動した先輩など、旧知の方々にお会いできたうえ、再稼働に向けご尽力されている皆さんに対し、直接エールを送ることができ、私にとって本当に良い機会となりました。
 
なお、工事の規模が小さかろうが大きかろうが、何をおいても優先すべきは「安全」。
 
安全を第一義に、今後着実に工事の完遂に進むことを祈念いたします。
 
また、来年1月には、寺門さだのり議員が3期目の挑戦をされる東海村議会議員選挙が予定されています。
 
争点になるであろう東海第二の再稼働を始め、東海村の将来を左右するといっても過言でない選挙であると認識するところ。
 
組織の総力を挙げて戦うことは既に確認済みでありますが、私自身、同じ組織内議員の先輩のため、できることに精一杯取り組む所存です。