8月8日 長崎原爆の日

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立秋の昨日、9時には南鳥島近海で発達中の熱帯低気圧が「台風7号(ラン)」になりました。
 
8月に入り初めての台風発生ということに加え、今後は発達しながら北上し、ちょうどお盆期間中に日本列島に影響を及ぼす可能性があります。
 
我が家もそうですが、帰省する子らを待つ皆様にとっては、計画運休など交通機関への影響が心配なところですが、何をおいても「安全第一」の考えで対応していきたいと思います。
 
そして、「台風6号」については、今日、九州の西の海上を北上することから、大雨による土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水などのおそれがあるとされています。
 
そうしたなか迎えるのが、長崎原爆の日。
 
長崎市は既に、この日に行われる平和祈念式典について、台風の接近に伴い参列者の安全確保を優先するためとして、会場を平和公園から市内の屋内施設に変更したうえで、被爆者のほか岸田総理大臣や各国大使といった来賓の参列を見送るなど大幅に縮小する方針を決定。
 
式典に被爆者が参列しないのは、昭和31年に市主催の式典が始まって以来、初めてとのことですが、長崎市の鈴木市長は記者会見で、「大変残念だが、安全確保が第一なのでご理解をいただきたい。8月9日にかける思いは例年と変わるものではなく、市民一体となって祈りたい」と述べています。
 

【大幅な縮小開催を決めた平和祈念式典(NHK NEWS WEBより)】
 
また、長崎県では、8月9日を「県民祈りの日」と定め、原爆犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、恒久平和への誓いを新たにするため、原爆が投下された8月9日の午前11時2分に全県民が一斉に1分間の黙祷を捧げることとしております。
 
私も同様、この趣旨に則り、同時刻には心より哀悼の意を込め、黙祷を捧げたいと思います。
 
原爆の悲惨さを世界に伝えることは日本の責務であることは言うまでもありませんが、犠牲者を悼み、核の脅威から国民を守る取り組みへの決意を新たにする。
 
8月6日と9日は、日本国民にとってそういう日であらねばならないと、台風接近の今日、改めて思う次第です。