当時に思いを馳せる「SL公園」

ブログ 敦賀の歴史・文化

「鉄道のまち」敦賀には、それを感じることのできる様々な鉄道遺産がありますが、本町第3公園に保存されている蒸気機関車「C58-212」(昭和15年製造)もそのひとつ。
 
市民からは「SL公園」と呼ばれるほどでありますが、昨日は、「敦賀・鉄道と港まちづくり実行委員会」が主催する「SLを磨こう!(SL清掃活動)」に参加してきました。
 
きっかけは、私が所属する気比史学会が同実行委員会の会員になっていることから、ご案内いただいたことにありますが、願ってもないチャンスとばかりにSL公園に向かった次第。
 
この機関車は昭和46年9月まで、実際に小浜線で活躍していた機関車ですが、小浜線の無煙化に伴い引退になったことを機に、国鉄当局のご厚意により敦賀市に貸与され、子ども達の生きた教材として展示されることになったもの。
 
清掃活動には、会に所属する各団体やスポーツ少年団の子どもたち、JR西日本の現役社員さんらが集い、約1時間半、高圧洗浄機を用いて埃を洗い流し、細かな部分は雑巾で拭きあげるなど、それぞれが汗を流しました。
 


【清掃活動の様子。取材の方も多く来られていました。】
 
また、活動に参加されていた国鉄OBの方とお話しすると何と、その方はSL(C57とD51)を運転していたという経歴の持ち主。
 
曰く、「SLを運転してたもんは、もう敦賀でワシしかおらんやろ」とのことでしたが、蒸気機関車の構造や仕組み、さらには機関室にまで同行いただき、当時の情景さながら、前が見にくい恐ろしさやスピードコントロールの難しさなど、大変貴重なお話しも伺うことができました。
 
最後に、機関士の士は、武士の「士」だと仰っていたことに、70℃にも上る機関室内で、まさに命懸けで運転に臨んでいた心意気を感じた次第です。
 


【当時を懐かしみながら、機関室内を説明いただいた国鉄OBの方と機関室内全景】
 
OBの方とはまた再会を誓いましたが、こうして皆さんとともに磨いた「C58」は敦賀の「宝」。
 
これからも大切に保存しつつ、さらなる活用方法は無いものかと考える、まさに「鉄道のまち敦賀」に思いを馳せるひと時となりました。
 
皆様におかれましてはぜひ、お時間があれば「SL公園」に足を運んでいただければ嬉しく思います。
 

【久しぶりに行きましたが、何ともタイムスリップしたような、素敵な「SL公園」でした】

寄り添うのは自民党ではなく「国民」だ

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昨日、令和5年第4回敦賀市議会定例会が開会。
 
北陸新幹線開業に向けた駅東口の駅前広場、駐車場に係る設置及び管理に関する条例案や駅西側の駐車場が現状でも非常に混み合っていることの緩和策として、白銀駐車場の効率的な運用を図ることを目的とした条例改正案を始め、12議案が提出されました。
 
また、議案の提案にあたっては市長から、補正予算案に関し、結婚を希望する方の様々な出会いを支援するための経費、パートナーシップ宣誓制度の導入に向けて市民理解を深めるための経費、市内中小事業者に対し、省エネルギー設備の導入に係る経費の一部支援など、多岐に亘る事業を計上した旨、説明がありました。
 
補正予算の審査に関しては、週明けの11日に予算決算常任委員会が開催されますが、昨日ご紹介した会期日程に従い、議会全体で丁寧に審査していければと思います。
 
さて、政治は政治でも、国政においては「自公国」、いわゆる国民民主党が自公連立政権に加わるのではないかとの報道がされているところ。
 
国民民主党を支援する連合の芳野友子会長は同党の玉木雄一郎代表に「あり得ない」と伝えたと報じられましたが、榛葉賀津也幹事長は党両院議員総会後の記者会見で「連立」を否定。
 
「我々からは連立の『れ』の字も発信していない」と強調しました。
 

【8日、記者会見で語る国民民主党 榛葉賀津也幹事長】
 
また、8日には新たな党役員体制が発表されましたが、先の代表選において「非自民・非共産」の枠組みでの野党共闘を強化すべきだと強く反発した前原誠司氏は代表代行として留任。
 
前原氏は、X(旧Twitter)で「引き続き、代表代行として、党勢拡大に力を入れてまいります」と投稿しています。
 
つまりは、連立入りの可能性については、党としてそうした発信は全くしておらず、玉木代表が重ね重ね考えを述べている通り、あくまで政策の合致を原則にあらゆる政党と等距離で協議していくとの方向性に変わりないということを申し上げておきたいと思います。
 
様々な思惑の中で「政局」に持ち込もうとする思惑が透けて見える訳ですが、いずれにせよ、代表選挙が終わって玉木新体制が始まったばかりであり、しっかりと腰を据えて、この党をこの党らしく大きくしていくこと。
 
従来通り、基本的な考え方、つまりはエネルギー政策、安全保障政策、憲法に対する考え、こうしたものを共有する党とは与野党問わず等距離でしっかりと連携して政策実現を図っていくとの考えを実直に貫くのが、今の国民民主党の考えであることを、皆様にお伝えしておきたいと思います。
 
寄り添うのは自民党ではなく「国民」だ。
 
玉木代表が常々仰っているこの言葉が国民民主党の立ち位置を表すもの。
 
掲げた綱領のもと、「対決より解決」、「政策主導型の改革中道政党」を進む国民民主党の存在感が増せば、この国の政治は必ず良くなるとの思いをもって引き続き、所属議員の一人として党勢拡大に汗をかいていく所存です。

本日より令和5年第4回(9月)定例会

ブログ 敦賀市議会

二十四節気では、今日から「白露」(はくろ)。
 
「白露」とは、秋が深まり、草花に朝露がつき始める頃という意味だそうですが、確かに昨日見た景色は、空高く、澄んだ青空に黄金色の田園が広がる風景。
 

【昨朝、通勤途中に見た景色(沓見地区にて)】
 
暦通り、本格的な秋の到来を感じるとともに、台風襲来前に実りの収穫をと、垂れる稲穂を心配した次第です。
 
さて、そんな情緒に浸りつつ、今日から始まるのが敦賀市議会令和5年第4回(9月)定例会。
 
開会1週間前の9月1日に議案が配布されて以降、条例案や補正予算案をまずチェック、修繕や改修が行われる事業に関しては、その必要性を確認するため現場に足を運ぶなど、事前調査を行ってきました。
 
また、今定例会では、令和4年度の各会計決算の審査も行われる訳ですが、こちらはボリュームが大変大きいため、監査資料から大枠を掴んだうえで、徐々に決算書類に目を通しているところです。
 
4月の改選後、2回目となる定例会ですが、先の6月定例会では、米澤市長の真摯に議会と向き合う姿勢を充分に感じましたし、二元代表制としての緊張感を持ちながら、良き議論ができればと思う次第です。
 
本日は、9時より議会運営員会、9時30分より全員協議会、10時から本会議(定例会開会)となります。
 
会期は10月11日までの34日間。
 
やや長丁場となりますが、初心を忘れず、丁寧に審査・審議してまいる所存です。
 
会期日程を以下に添付しますので、皆様方におかれましても注視いただければ幸いです。
 

敦賀発電所2号機「審査再開」

ブログ 原子力

先日は、敦賀まつりの「民謡の夕べ」に参加したことを紹介しましたが、昨晩はそのメンバーによる打ち上げ。
 
ひばりケ丘町会館にて、小学生から中堅、お年寄りの方まで、まさに老若男女が集合し、ささやかながらオードブルと缶ビールにて懇談。
 
何と最後には「踊って締めよう」とのことで、会館内で輪になり、民謡2曲を踊って楽しいひと時を終えました。
 
帰り際には、来年も参加する意気込みはもちろんのこと、より多くの方に参加してもらおうと盛り上がり、解散。
 
まつりの効果は、地域コミュニティとともに「来年も楽しもう」と、1年先に目標ができることにもあるのかなとも感じた次第です。
 
さて、同じく以前にご紹介した、敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)の原子炉設置変更許可申請の補正に係る審査の件について。
 
8月31日には、敦賀2号の原子炉設置変更許可申請について、敷地内のD-1トレンチ内に認められるK断層の活動性及び原子炉建屋直下を通過する破砕帯との連続性に関係する部分の補正書を原子力規制委員会に提出しましたが、昨日は、原子力規制委員会の定例会合において、敦賀2号の新規制基準への適合性確認審査の今後の対応方針が示され、補正内容に係る審査の再開が了承されました。
 
規制委員会(YouTube)の全てを視聴できていないため、詳細な議論までは記載できませんが、ひとまず「審査再開」の了承が得られたことに安堵したところです。
 

【昨日開催された原子力規制委員会の様子(YouTubeより)】
 
日本原電は、ホームページに掲載したコメントにて、「今後、原子力規制委員会の対応方針に沿って、補正書に反映した最新知見・技術を活用した新たな評価方法を含め、品質を確保した資料にて丁寧にご説明してまいります。」、「当社は、引き続き、原子力規制委員会の審査に真摯かつ迅速に対応するとともに、敦賀発電所2号機の安全性、信頼性の向上と地域の皆様への積極的な情報提供に努めてまいります。」と述べており、今後は審査の中で、客観性と透明性をもって、科学的な議論がされることを切に望む次第です。
 
実質的な「審査再開」を意味する、次の審査会合がいつになるかは今後調整とのことですが、地元の皆様に期待いただいている「再稼働」に一歩づつ近づくため、万難を排して進むのみであります。

高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する「対話型全国説明会」in敦賀

ブログ 原子力

「秋の訪れ」を告げたはずの敦賀まつりでしたが、昨日は夏に逆戻りしたかの暑さ。
 
と思えば今日は雨予報ということで、夏の疲れもあってか体調管理が難しいところですが、栄養と睡眠をしっかり採って、季節の変わり目を乗り越えましょう。
 
さて、敦賀まつりの話題が続いたこのブログですが、本日は原子力のことを。
 
原子力発電環境整備機構(NUMO)では、高レベル放射性廃棄物の最終処分について全国の皆様にご理解いただくため、全国的な対話活動を実施しており、この取組みのひとつとして、経済産業省資源エネルギー庁とともに、対話型説明会を全国で順次開催しています。
 
昨晩は、この説明会が敦賀(会場はプラザ萬象)で開催されるということで、私は傍聴者として参加してまいりました。
 

【説明会の開催案内チラシ】
 
この説明会では、高レベル放射性廃棄物の最終処分の方法である「地層処分」の仕組みや、処分地の選定プロセス、地層処分の実現に向けた取組みなどについて、少人数での対話形式で説明するとしており、昨日は30名弱の参加がありました。
 
参加者を4つの会議室に分け、前半50分はビデオや主催者側からの説明、その後約1時間をグループ質疑に充て進められましたが、グループ質疑では、長期間に亘る保管の安全性や40,000本としている施設の容量に関することなど、技術的な質問があったほか、文献調査を実施している寿都町や神恵内村に応援の気持ちを届けるにはどうしたらいいかなどの声もあり、どこか嬉しい気持ちになった次第です。
 
なお、「応援の気持ち」に関しては、NUMOとしてそうした仕組みは持ち合わせていないものの、両町村では、文献調査を受け入れて以降、ふるさと納税の寄付額が増えており、そうした形で国民の皆さんが後押しの思いを届けられているのではとの説明がありました。
 
私は、他の部屋も移動して良いとの立場でしたので、隣の会議室を覗かせていただくと、がらりと雰囲気が変わり、こちらでは4人の参加者のうち2人の高齢男性が大きな声で自論(慎重姿勢)を述べていました。
 
開会時にはルールとして、参加者が均等に質疑できるよう、発言時間は極力短くとありましたが、お構いなしの態度に、他の参加者から「他でやってください」と言われる始末。
 
推進・慎重、それぞれのお考えの方が同じテーブルについて話すことが目的なところ、こちらは大変残念に感じました。
 
20時頃には順次、各会場ごとに解散となり、NUMOの方ともお話しをさせていただいたうえでプラザ萬象を後にしましたが、全体的に見れば、地層処分のことを冷静にご理解いただいている方がほとんどだったのではと感じたところです。
 
原子力発電所が立地する敦賀だからそうなのかもしれませんが、やはりこうして地道に理解活動を展開することが肝要であり、一人でも多くの国民に、この問題を「自分ごと」として捉えていただければと思う次第です。
 
なお、この説明会は、今後も全国各地で開催されますので、お近くにお住まいの方はぜひ、参加いただけますようお願いいたします。
 

【今後の説明会開催スケジュール(NUMOホームページより)】

まつりのフィナーレは「民謡踊りの夕べ」

ブログ 敦賀の歴史・文化

昨日は茨城県内の各地で激しい降雨に見舞われ、筑西市や東海村では計7軒が床下浸水したほか、県内JR各線の一部区間では、一時運転見合わせや徐行運転となったとのこと。
 
東海村は日本原電が事業所を置かせていただいている関係で多くの知人が住んでおり、茨城県と聞くとより心配な訳ですが、幸いけが人はいなかったとのことで安堵。
 
いずれにしましても、被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
 
一方、こちらは何とか天気がもった「敦賀まつり」。
 
3日目の昨日は、勇壮な敦賀の山車(やま)6基が登場。
 
氣比神宮前に集結したほか、神楽・相生通りを巡行し、多くの方がこの壮観な姿をご覧になられたようです。
 

【私は観に行けませんでしたので写真だけでも(敦賀市長の活動日誌Facebookより拝借)】
 
また、敦賀まつりのフィナーレは「民謡踊りの夕べ」。
 
市内各地から本町通りに集結した人数は、何と約2,000人。
 
私の住むひばりケ丘町からも25名が参加。
 
もちろん私も踊ってきました。
 
敦賀とてもすきすき、すてな踊り、大敦賀行進曲と敦賀の代表的な曲に合わせて進む、市民約2,000人の隊列は圧巻であるとともに、対向する列で踊る多くの知人と手を振り合ったりと、自然と一体感が生まれるもの。
 

【本町通りを進む踊りの隊列】
 
踊りは約1時間20分でしたが、私自身、大いに楽しませていただきました。
 
やはりまつりは「踊らにゃ損、損」ですね(笑)。
 
こうして3日間を通し、老若男女を問わず、市民総ぐるみで盛り上がった「敦賀まつり」。
 
この雰囲気こそ「敦賀っ子」の原点と感じた次第です。
 
最後に、4年ぶりのお祭りが大成功となったのは、企画から準備、運営に携わられた全ての関係者の皆様のご尽力あってのことであり、この場を借りて、心より感謝申し上げます。
 
(おまけ)これはポーズですが、私の踊り姿を披露いたします。

カーニバル大行進に参加

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敦賀まつり2日目の昨日は、御鳳輦巡幸に神輿渡御のメイン行事に加え、神楽広場では北陸新幹線沿線市町等の戦国武将隊の演舞「大谷吉継 出陣」が行われるなど、賑わいとともに敦賀の歴史を感じることができたのではないかと思います。
 
また、夕刻からのカーニバル大行進では、小中高生のマーチング、企業や各団体によるパレード、仮装・電飾パレードへと続きました。
 
私のほうは、パレードに出場する日本原電チームの一員として参加。
 
原電では、これまでのダンスから大きく趣向を変え、選択した出し物は「ひょっとこ踊り」。
 
ひょっとこ踊り敦賀福笑会さんのご指導を仰ぎつつ、計4回の練習を経て、この日は隊列やセンター会場での陣形を最終確認したうえでお祭り会場へ。
 
ひょっとこのお面自体、同じく敦賀福笑会さん手作りのものお借りしてということでしたが、私は獅子舞役として楽しませていただきました(獅子舞も手作り)。
 
近づく獅子舞に泣いてしまう子や、逆に露店で買った剣で戦いを挑んで来る子どもまで様々でしたが、少しでも思い出になればと思った次第です。
 

【知人が撮ってくれたひょっとこ踊りの一コマ(獅子舞が私)】
 
また、カーニバルを終えて生まれるのは、達成感と一体感。
 
各企業、団体に関わらず、お祭りを契機により一層の団結力で、今後のお仕事や活動にプラスになるものと感じた次第です。
 
今晩は、3日間のフィナーレを飾る「民謡踊りの夕べ」が行われますが、今度は町内の一員として参加する予定です。
 
ぐっと涼しくなった月夜の下、踊りの輪の中で風情を味わえればと思います。
 

国民民主党臨時党大会にて新代表を選出

ブログ 政治

以前にお伝えした「国民民主党代表選2023」。
 
昨日は、東京都内で代表選出のための臨時党大会が開催され、その模様をYouTubeにて拝聴しました。
 
大会ではまず、玉木雄一郎ならびに前原誠司各候補から最後の決意表明が行われ、続いて地方自治体議員および党員・サポーターによる郵便投票・電子投票の開票結果報告、公認候補予定者および国会議員による直接投票が行われ、即日開票。
 
開票の結果、玉木候補が80ポイント、前原候補が31ポイントを獲得し、玉木雄一郎衆議院議員が新代表に選出されました。
 
代表選出後の挨拶に立った玉木新代表は「国民民主党を強く大きくしていきたい」と意気込みを述べ、また、選出後に投稿したX(旧Twitter)では、「国民民主党の代表に再選されました。お支えいただいた皆様、そして前原候補と陣営の皆様にも感謝申し上げます。真剣勝負の論戦は、まるで『磨ぎ石』のように国民民主党を磨いてくれたと思います。これまでの党運営の問題点も浮き彫りになったので、改めるべきは改め、国民民主党をさらに強く大きくしていきます。ありがとうございました。」と述べています。
 
一方、敗れた前原氏は、同じくXで、「今回の代表選挙を玉木さんと戦い、激論を交わす中で理解し合えた部分も多くありました。このことは国民民主党の将来に必ず良い影響をもたらすと信じています。また、そうしなければならないと改めて感じているところです。(中略)これからも党員・サポーターの皆様をはじめ、お支えいただく全ての皆様のご期待に応えるべく、ノーサイドで党勢拡大に取り組んで参りますので、引き続き、ご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願いいたします。」と綴られました。
 
ご両名の投稿からも、考えが違う中においても互いをリスペクトし、真剣の論戦を繰り広げられてきたことがわかります。
 
また、心配の声もあった「分裂」などの声に対しては、前原氏のほうから「ノーサイド」との言葉があったことで完全に打ち消されたばかりか、党を代表するお二人がより理解を深め合ったことは、今後の党運営にも大いにプラスになるものと受け止める次第です。
 

【新代表選出後、お二方の握手の表情に、この選挙戦の意義が表れていたと感じました(写真は国民民主党HPより引用)】
 
なお、私自身は金沢での街頭演説会に参加したり、SNSなどで全国各地での選挙運動の様子を拝見してきましたが、選挙戦が進むにつれ感じたのは、党員・サポーターの皆さん、そして所属議員の一体感でした。
 
それは、「つくろう新しい答え」のスローガンのもと、同じ理念をもって集う仲間だからこそ生まれたものと思う次第ですが、玉木新代表が仰った「国民民主党を強く大きくしていく」の言葉通り、今後も全国の同志とともに、福井県連も私自身も党勢拡大に励む所存です。

今日から「敦賀まつり」

ブログ 敦賀の歴史・文化

9月8日開会の敦賀市議会令和5年第4回(9月)定例会。
 
昨日は、開会1週間前の告示日ということで、議案が配布されるとともに、議会運営委員会が開催され、会議日程や運営等について確認しました。
 
敦賀市議会の場合は、9月定例会で決算審査を行うことから会期はやや長丁場。
 
10月11日までの34日間となりますが、従前同様、ひとつ一つ丁寧に審査・審議していきたいと思います。
 
さて、その前に開催されるのが、今日から始まる「敦賀まつり」(氣比神宮例祭)。
 
敦賀まつり振興協議会ホームページでは、この「敦賀まつり」を「敦賀に秋の訪れを告げる北陸随一の長まつり」と題し、9月2日宵宮祭、3日神幸祭、4日例大祭、5日より10日まで後祭、15日の月次祭をもって終わる「氣比の長まつり」として有名と紹介しています。
 

【令和5年度敦賀まつりのポスター】
 
2日宵山祭の宵山巡行では、「宵山」という山車(やま)の上で、子ども達が踊りを奉納し、笛や太鼓などの賑やかなお囃子と共に市内を巡行。
 
3日の御鳳輦(ごほうれん)は、氣比神宮の御神体である仲哀天皇を祀ったお神輿巡行、4日の例大祭では、まつりのシンボルとして長い歴史を持つ6基の山車が揃います。
 
また、まつり期間中は、各商店街によるお祭り広場や、カーニバル大行進、民謡踊りの夕べなどが行われるなど、まさに市民総参加の盛り上がりとなります。
 
私も3日のカーニバル、4日の民謡の夕べに参加を予定しておりますが、自身も輪の中に入ることで、まつりの雰囲気を楽しんできたいと思います。
 
なお、2日から4日のイベント内容など詳細を以下に掲載しますので、敦賀市内の方はもとより、市外にお住まいの方もぜひ、まつりの賑わいを楽しんでいただければ幸いです。
 

【まつりのプログラム】

敦賀発電所2号機の原子炉設置変更許可申請の補正書が提出される

ブログ 原子力

月日が過ぎるのは早く、今日から9月。
 
2日から4日にかけては、4年ぶりの「敦賀まつり」が開催されますが、まつりが終わった8日からは9月定例会。
 
1週間前の今日は告示日ということで、午前中には議会運営委員会が開催されることとなっておりますが、まつりはまつりで楽しみつつ、それと並行して、定例会に向けた準備もしっかり進めたいと思います。
 
さて、8月も終わりましたが、この月末までを期限として提出を求められていたのは、日本原子力発電(以下、日本原電)敦賀発電所2号機の原子炉設置変更許可申請の補正。
 
これは、2023年4月18日に原子力規制委員会から、敦賀発電所2号機の原子炉設置変更許可申請(2015年11月5日申請)について、これまでの審査資料の誤りを巡る経緯を踏まえ、今後の審査を進めるため、敷地内のD-1トレンチ内に認められるK断層の活動性及び原子炉建屋直下を通過する破砕帯との連続性に関係する部分を、本年8月31日までに補正を行うよう指導を受けたものでしたが、日本原電は昨日、これを踏まえた補正書を原子力規制委員会に提出しました。
 
期限までに提出された補正にあたっては、ボーリング柱状図記事欄の記載変更の是正として改善した業務プロセス及び強化した社内体制のもと、補正書の品質管理を行ったほか、最新知見・技術を活用し、新たな評価方法を追加して、補正書に反映したと、同社のプレスリリースにあります。
 
また、補正書の作成においては、審査が先行している電力会社やプラントメーカーに専門的、客観的な視点から確認、助言のもと、同社として補正書の品質を確保したとあり、より科学的信頼性と品質を高めた補正書になったものと認識するところです。
 
今後は、本補正書を原子力規制庁で確認のうえ、正式には原子力規制委員会にて審査再開の判断がされるものと思いますが、指摘のあった点が改善されていると認められ、本題の地盤関係の審査に進むことを強く願う次第です。
 

【今も保存されている重要な証拠「D-1トレンチ」】
 
※1 OSL分析
断層近傍の地層中の石英や長石に光を当て、そこから発する微弱な光の強度により、当該地層が堆積した年代を測定する方法のこと。
 
※2 鉱物脈法
断層を横断する鉱物にズレや変形が生じているかどうかを見ることで、断層の活動時期を確認する方法のこと。
 
なお、地盤審査の最大のポイントである「K断層の活動性」と「K断層と原子炉建屋直下を通過する破砕帯(D-1)との連続性」に関しては、新たに、「OSL(光ルミネッセンス)分析(※1)」や「鉱物脈法」(※2)による評価を実施したことにより、K断層が将来活動する可能性のある断層等ではないこと、K断層と原子炉建屋直下を通過する破砕帯とは連続しないことが、より科学的根拠をもって立証されています。
 
いわゆる敦賀2号の「敷地内破砕帯問題」については、忘れもしない平成24年12月10日、原子力規制委員会が法的根拠なく設置した「有識者会合」が、敦賀2号原子炉建屋直下を走る破砕帯(D-1)を「活断層の可能性があることは否定できない」と結論づけたことから始まっています。
 
「可能性を否定できない」ことを覆すことは「悪魔の証明」とも呼ばれ、非常に困難であることを意味しますが、審査が再開されれば、科学的データと根拠をもってこの証明がされるものと、従前から本件に関わってきた一人として確信する次第です。
 
ALPS処理水の海洋放出と同様、「科学が風評に負けてはならない」との信念をもってこのハードルを何としてでもクリアするとともに、時間が掛かろうとも、マイプラントである「敦賀発電所2号機」が再び、原子の灯をもって社会に貢献することを切に期待いたします。

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