街頭活動に「出会い」と「気付き」あり

ブログ 活動報告

「公職選挙法」における「事前運動」とは、有権者に対し、①特定の選挙、②特定の候補者(予定者)への③投票を依頼する行為を言います。
 
今は既に、統一地方選挙という一括りの選挙期間に入っていることから、文書図画(ポスターや情報・配布物など)の規制を含め、「事前運動」と誤解を招くような行為は厳に慎んでいるところ。
 
一方、この時期においても、個人が行う政治活動は「実施可能」な行為であり、そうした認識のもと、昨夕は個人ののぼり旗のみを立てての街頭活動を行いました。
 
街頭活動には出会いと気付きがあると、以前にも書きましたが、いつもの粟野交番前の交差点に立ち話していると、自転車の女子高生が近づいてこられ、ふと見ると何と、知り合いの娘さん。
 
小学校時分から見ていなかったため、すっかりお姉さんになった姿を嬉しく思いましたが、こうして声掛けしてくれたことに元気をもらいました。
 
その他にも、車窓を開けてのお手振り、お声掛けなどいただきありがたい限り。
 
街頭演説はパフォーマンスという方もおられますが、私の思いは「熱伝導」。
 
少しでも自分の考えや政策を知っていただくこと、そして何より、政治に関心を持ってもらうことを目的に立ち、話していますので、その点ご理解いただければ幸いです。
 
なお、通り掛かった知人が、街頭活動の様子を撮影し(助手席の方が)、私に届けてくれたものを以下ご紹介いたします(写真下のFullSizeRenderをクリック)。
 

FullSizeRender
【粟野交番前での街頭活動の様子】
 
※長くこのブログを続けていますが、動画投稿できることを今まで知りませんでした…。
 
なお、昨日は後援会事務所で作業いただいていたお二人にお手伝いいただきました。
 
こうしてそばで支えてくれる、仲間の存在があって自分があることを忘るることなく、今日も歩みを進めてまいります。

統一地方選挙(前半戦)を終える

ブログ 政治

2週間前に開催した後援会事務所開き式以降、連日、役員の皆さんには精力的に作業を進めていただいているほか、多くの支援者の方に訪れていただいており、そのお気持ちに感謝するところ。
 
昨日も早朝より、当番の方など数名が事務所に来られ作業にあたっていただくなか、お昼前には何と、石川県からの来訪がありました。
 
実は先週の土曜日にもお越しいただいた、元々、Twitterで知り合ったその方は、4歳になるかわいいお子さんを連れて来られるとともに、こちらも何と、自作された、支持政党の国民民主党キャラクター「こくみんうさぎ」のパペットまでお持ちいただくなど、正直、その思いに感激してしまいました。
 
しばし事務所内で歓談した後、大したお構いもできずお別れしましたが、二度も遠方より足を運んでいただいたことだけでも感謝のところ、パペットに込められたお気持ちを思えば俄然、力が湧いてくるものであり、こうした激励を胸に、しっかり戦っていく所存です。
 

【いただいたパペット。あまりの嬉しさに、この笑顔になってしまいました。】
 
さて、このように嬉しいことがあった昨日ですが、メインイベントは福井県知事選挙、福井県連議員選挙の投開票。
 
開票が始まった20時過ぎには、杉本達治候補の「当確」が出、2期目の福井県知事が確定した訳ですが、激戦となった福井県議会議員選挙(敦賀市選挙区)においても、10時30分過ぎに結果が確定しました。
 
投票率に関しては、県議選では県内で「51.75%」、敦賀市選挙区では「53.41%」とおそらく過去最低と、こちらは残念でしたが、結果、連合福井推薦の「北川ひろき」候補は7,265票を獲得し、見事「当選」を果たしました。
 
私も北川候補の事務所にて開票を見守りましたが、当選の報を受け、事務所で挨拶された候補からは、選挙戦を振り返り、支えていただいたすべての皆様への感謝、そして当選した今からがスタートであり、掲げた政策の実現に向け邁進するとの決意の言葉が述べられました。
 

【当選後、集まった支援者に感謝の辞を述べる「北川ひろき」候補】
 
北川候補、そしてご支援いただいた皆様、本当におめでとうございました。
 
また、勝敗は決したものの、敦賀市、福井県の発展をと、懸命に政策を訴え戦い抜かれた各陣営の皆さんのご健闘に心より敬意を表します。
 
こうして統一地方選挙の前半が終わり、16日(日)からはいよいよ自分の出番。
 
4年間の思いのすべてを懸け、全力で走り抜く所存です。

「棄権」は「危険」!投票に行こう!

ブログ 政治

激しい雨が降ったかと思えば一転、青空が広がったり、さらに転じてアラレが降ったりと、まさに冬に逆戻りしたかの天気となった昨日。
 
そうしたなか、福井県議会議員選挙は最終日を迎え、懸命な戦いを続ける各陣営に最後の試練を与えるかに思えた次第ですが、そんな試練も何のその。
 
私は、連合福井嶺南地域協議会が中心となって支持する「北川ひろき」候補の必勝に向け、午後は白銀交差点でのお手振り、夕方からはプラザ萬象から候補の地元である津内に掛けてのお練り街宣まで、声を挙げての運動に参加しましたが、この間、北川候補以外の3陣営も悪天気をもろともせず、街宣カー、あるいは商店街を歩いての必死の呼び掛けを行う姿に遭遇しました。
 
熾烈な争いの中にも、各陣営が互いにエールを送り合うシーン、さらには、遭遇した他陣営の中にいた同級生からは、「厳しい選挙戦ですが、最後まで頑張りましょう」とのメッセージが届くなど、ある種清々しさを感じた次第です。
 
街宣活動ができる20時ギリギリまで車を走らせた北川陣営においては、マイク納め式で候補からも「最後までやり切った」との言葉がありました。
 
定数3に4候補が立候補した敦賀市選挙区においては、言わずもがな「一人だけ」落選するという非情な戦いでもありますが、今晩、その行方を見届けたいと思います。
 
県知事選挙を含めた、今回の選挙に関しては既に、期日前投票を終えた方も多いかと思いますが、本日は投票日。
 
福井県選挙管理委員会のホームページにある、県議会議員選挙の投票率推移を見ますと、平成31年の前回は59.40%であったものの、その前(平成27年)は54.40%と年々低下傾向にあることが分かります。
 
過去を遡ると、最高は昭和26年の90.79%と、驚くべき高さの投票率でありますが、国政選挙と同様、国民の政治に対する関心の低さに愕然とするところです。
 

【福井県議会議員選挙の投票率推移。細かくて恐縮ですが、グラフの傾きだけでもご覧ください。】
 
選挙で「信任を得る」と言いますが、その「信任」は有権者の半分なのか、9割なのかでは大きな違いがあると思います。
 
このブログをご覧の皆様には釈迦に説法な話しでありますが、この統一地方選挙におきましても、国民ひとり一人が持つ権利を無駄にすることなきよう、投票に行っていただくとともに、ご家族や知人にも呼び掛けていただけますよう、私の立場からもお願い申し上げます。
 
投票の「棄権」は「危険」。
 
今日の晴れ渡る青空に、政治に対する期待を込め、何卒宜しくお願いいたします。

初の「緊急事態宣言」発令から3年

ブログ 新型コロナウイルス

昨日は80名と、ここ最近は100人を切る新規感染者数で推移する県内の新型コロナウイルス。
 
県内、全国の感染状況が一目で分かり、これまで幾度となく確認してきた「福井県 新型コロナウイルス情報(通称:コロナビ)にアクセスすると、既にサービス提供を終了しているとの画面。
 
いつ終了したのかさえ知らぬままではありますが、この間、迅速且つ正確なデータを提供いただいたことに感謝する次第です。
 

【アクセスした「コロナビ」の画面】
 
さて、その新型コロナウイルスですが、昨日7日は、政府が緊急事態宣言を初めて発令してから3年の日。
 
ほとんどの方が「早や3年か」とお感じかと思いますが、マスク着用は個人の判断に委ねられ、コロナ禍での行動制限は緩和にかじを切ったといえど、この3年間の感染症との戦いは、生涯忘れることなき出来事であるとともに、気付かされた「当たり前」に暮らせることの尊さを胸に生きなければと思うところです。
 
一方、足元では全国的に新規感染者数が下げ止まり、増加に転じた地域も出始めたともありますが、新聞記事によると名古屋工業大の研究チームが3月下旬までの感染者数などを基に人工知能(AI)で算出した試算では、マスク着用が2割だった場合、都内では5月9日、新規感染者が1日当たり約8300人(1週間平均)に上ると予測。
 
着用5割では約4600人(同月14日)、個人判断前までの従来の着用状況が続いた場合は約2600人(同月9日)に抑えられるとの試算とありました。
 
ワクチン接種の広がりなどを背景に、現状はそもそも、「感染が広がりにくい状態にある」との見方を示した上で、今回の試算結果から「これまで同様、リスク行動の回避やマスク着用には一定の効果が期待できる」とあり、やはり科学的データから推察されることをもって思考、対応することが重要と感じた次第です。
 
新型コロナウイルスへの対応を巡っては、5月8日に感染症法上の位置付けが「5類」へ引き下げられることとなりますが、その前に、私にとって「絶対に休めない」選挙があります。
 
これまで感染することなく過ごしてきましたが、これに甘んずることなく基本的対策を徹底し、ここまできたら「パーフェクト」で、選挙もコロナも乗り越えたいと思います。

働く仲間の熱気とパワーを感じる

ブログ 働く仲間とともに

3月に入ってから、平日は毎日行っている辻立ちですが、これまで2日ほど、パラつく程度の雨に降られた以外、ほとんど晴れ、もしくは曇りが続く天気。
 
昨朝も雨予報で、カッパ着用を覚悟しながら、辻立ち場所の北陸電力敦賀火力発電所前に到着すると、それまで降っていた小雨が不思議と止み、晴れ間が覗く空に。
 
自分では「晴れ男」に変身したと確信しているところですが、こうして天気回りに恵まれて活動できていることを嬉しく感じるところです。
 
また、北陸地方の電力安定供給を守る敦賀火力では、北陸電労敦賀分会の4名の皆さんにご協力いただきました。
 
活動を終え、銘板のある正門前にて写真を撮らせていただきましたが、早朝にも関わらずお集まりいただいたことに感謝。
 
後で写真を眺め、現場第一線で働く仲間と発電所はともに、私にとって大切な存在と感じた次第です。
 

【活動を終え、北陸電労敦賀分会の皆さんと記念撮影】
 
さて、働く仲間の存在といえば、昨晩開催された、福井県議会議員選挙「北川ひろき」候補の必勝決起集会。
 
18時30分より、あいあいプラザ1階ホールを会場に開催された集会は、並べた椅子があれよあれよという間に埋まり、立ち見が出るほどの盛況で、少なく見積もっても※450人は集まったのではないでしょうか。
 
※投稿後修正
並べた椅子の数から推定すると「350人」程度とのことでしたので修正いたします。
 
集会は、まず最初に、出陣以降の街宣の様子を綴ったビデオが上映された後、後援会長ご挨拶、続いて応援弁士として、元県議会議員の糀谷好晃氏、連合福井会長の矢野義和氏より激励とお願いの言葉がありました。
 
その後、満を辞して「北川ひろき」候補より、気持ちの込められた決意表明がされた後、会場に響き渡る「ガンバロウ三唱」で集会は締め括られました。
 
最前列に座ったため、会場全景の雰囲気までお伝えできないのが残念ですが、いずれにしても連合を中心とした、働く仲間の熱気とパワーを強く感じた次第です。
 

【必勝決起集会の様子】
 
3月31日から始まった選挙戦も早や、残すところ今日と明日の2日間となりました。
 
ここまでも力を振り絞って街宣を続ける「北川ひろき」候補と、候補を支える陣営でありますが、働く者、そして生活者の視点に立って意見してくれる議員が必ず必要です。
 
昨晩の会場の熱気さながら、各職場、各ご家庭からも支援の輪を広げていただき、「北川ひろき」を再び県政の場に送っていただけますよう、私の立場からも改めて、深くお願い申し上げます。

敦賀発電所2号機の審査の進め方に関する原子力規制委員会の方針について

ブログ 原子力

昨日のブログでご案内しました、福井県議会議員選挙(敦賀市選挙区)「北川ひろき」候補の個人演説会。
 
ひばりケ丘町会館を会場に、18時30分より開催され、後援会長ご挨拶、応援弁士として、地元市議の私から激励とお願いを、そして北川候補からは、パワーポイントを用い、2期目で取り組みたい政策などについて力強く語られました。
 
夕飯前のお忙しい時間に関わらずお集まりいただいた皆様に感謝するとともに、北川候補の必勝に向け、一層のお力添えいただけるようお願いする次第です。
 
なお、今晩18時30分からは、「総決起集会」(会場:あいあいプラザ)にて開催されますので、お時間ある方は奮ってご参加いただけますよう重ねてお願い申し上げます。
 
さて、選挙戦の争点ではないものの、敦賀市と深い関係にある原子力に関し、昨日は注視すべき事項がありました。
 
東日本大震災以降、長期に亘り停止している日本原電の敦賀発電所2号機(以下「敦賀2号」)に関し、昨日開催された原子力規制委員会(以下「規制委員会」)の定例会合において、以前に指摘された審査資料の誤り等を踏まえた今後の審査の進め方について委員間討議が行われました。
 
その結果、今後の審査の進め方として、「K断層の連続性等に関する申請内容について、相当の期限(令和5年8月31日)を定めて設置変更許可申請の一部補正を求める」ことが示され、日本原電の意思を確認するため、短時間のCEO会議(社長との会談)が開催されることになりました。
 
日本原電においては、昨夕発表したコメントにおいて、「当社としては、本日の規制委員会での議論を重く受け止め、真摯に対応してまいります。規制委員会にご負担をおかけしていること、地域の皆様、関係者の皆様にご心配をおかけしていることについて深くお詫び申し上げます。」と述べており、おそらく期間を置かず開催されるCEO会議の場で、規制委員会からの求めに対する回答がされるものと推察する次第です。
 
新聞やネットニュースでは、「またも審査中断」や「異例の行政指導」などの表現がされるところですが、趣旨は、山中伸介委員長が会合でも述べたよう「審査できる状況に早く持っていくのが大切だ」との考えにあることをご理解いただきたく存じます。
 
なお、会合では、審査資料の不備を理由にした審査打ち切りは、法的な根拠がなく、事業者に対する不利益処分になる可能性があることや、もう一つの案にあった「申請取り下げ」は、全ての審査をやり直すことになり、規制委員会側の負担が大きいとの意見も出たことをご紹介させていただきます。
 
いずれにしても、次のCEO会議の結果に注目するところですが、私は、そもそもの敦賀2号原子炉建屋直下を走る破砕帯が「活断層でない」ことを証明するに、十分な科学的根拠は揃っていると認識していることから、以降いかなる状況に置かれようとも、当事者である社員の皆様におかれては、「必ずや再稼働する」との強い意志のもと、一丸となって乗り越えていただくことをお願いする次第です。
 
何故なら、敦賀2号の「再稼働」には、応援いただいている敦賀市民の皆さまを始め、建設から運転まで、これまで発電所に携わっていただいたすべての方々の期待が込められており、必ずやこれを成し遂げ、再び原子力発電で社会に貢献するとの使命が、現役世代の我々にはあると考えて止まないからであります。
 

【愛するマイプラント「敦賀2号」。絶対にあきらめない。(写真は福井新聞ONLINEより)】

今晩、ひばりケ丘町会館にて「北川ひろき」個人演説会を開催します

ブログ 政治

県議選は中盤に入り、徐々に各陣営のボルテージが上がるなか、コツコツと自分の活動を続けるところ。
 
日々の辻立ちも、昨朝は、東洋紡では3箇所目となる敦賀事業所第二工場(旧ナイロン工場)の正門前にて、通勤される皆様へ元気に挨拶してまいりました。
 
一緒に立っていただいた東洋紡労組の役員さんに伺うに、数年前に発生した事業所内での火災以降、当該事業所に従事される方の数は減っているとのことでしたが、広大な敷地内に向かっていく社員さんの姿、さらには、青空に映えるコーポレートロゴを前に、地元地域に根ざす企業の歴史を感じた次第です。
 

【辻立ち後、正門前のコーポレートロゴ前にて撮影】
 
さて、冒頭に述べた福井県議会選挙(敦賀市選挙区)ですが、定数3に対し、現職2、新人2の計4名が議席を争う、熾烈な戦いとなっています。
 
これまでも各陣営がそれぞれの手法により、有権者に必死の呼び掛けを行ってきているところですが、中盤から終盤に切り替わる今日以降は、さらにヒートアップするものと思われます。
 
そうしたなか、連合福井嶺南地域協議会が支援する「北川ひろき」候補は、車内からも自らマイクを持ち語り掛けるほか、細かなスポット街宣にて、ご自身の実績や政策を主張し続けているところです。
 
その「北川ひろき」候補。
 
本日18時30分からは、私の地元「ひばりケ丘町会館」にて個人演説会を開催することとなっています。
 
役不足ながら、私は地元の市議であり、北川候補を支援する者として応援弁士の任を仰せつかっているところですが、貴重な一票を投じるうえで大事なのは、候補者ご本人の考えや政策を直接お聞きいただくこと。
 
お仕事上がり、また夕食の準場などで大変お忙しい時間帯とはなりますが、「北川ひろき」候補の考えを知っていただきたく。
 
お近くにお住まいの皆様におかれましては、会館までぜひお越しいただけますよう宜しくお願いいたします。

「水素基本戦略」改定と「ハーモニアスポリス構想」         

エネルギー ブログ まちづくり

新たな年度を迎え、初の出勤日となった昨日、多くの企業や省庁で行われた「対面」や「マスクを外しての」入社式や入庁式のニュースを拝見し、フレッシュで若い皆さんの門出を祝うとともに今後の活躍を祈念する次第です。
 
また、政府の子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」の発足式も行われましたが、こちらは縦割り行政を打破し、各省庁間が連携のもと、真に「異次元」の少子化対策に進むことを期待いたします。
 
さて、桜咲く4月の雰囲気と相まって、こうした明るいニュースに触れるなかではありますが、やはり気になるのはエネルギー関連の話題。
 
同じく昨日は、脱炭素化を加速させるため、政府は水素のエネルギー化に向けた「水素基本戦略」を改定する方針の骨子を固めたとの報道がありました。
 
これによれば、2040年の水素供給量の目標を、現在の約6倍となる「年1200万トン程度」に設定し、官民で今後15兆円を投資する計画を示すことが柱。
 
2030年頃に水素の商用化を実現させるため、大規模なサプライチェーン(供給網)やコンビナートの拠点を構築する必要性も指摘し、財政的な支援や官民の投資で後押しすることも明記したとのこと。
 
さらには、企業の負担を軽減して供給網を構築するため、石炭や天然ガスの市場価格との差額を補助する制度を創設する方向で調整を進めているともありました。
 
以前に聴講した有識者のセミナーで、「水素は今後20兆円規模の市場になる」とありましたが、まさにその通りとなったことに加え、政府が本腰を入れて技術開発や市場の整備に取組む意思の表れと理解したところです。
 
さて、こうした国の動きを踏まえ、頭に浮かぶのは、従前から水素の取り組みを進める敦賀市のこと。
 
敦賀市においては、産業構造の複軸化とエネルギーの多元化を目的とした「ハーモニアスポリス構想」とその基本計画である「産業間連携推進計画」、「調和型水素社会形成計画」、「道路網整備計画」を策定のうえ、それぞれ取り組むところですが、今般の基本戦略改定を受け、戦略を見直す必要は無いのか。
 

【「ハーモニアスポリス構想」概要版の表紙】
 
とりわけ「調和型水素社会形成計画」に関しては、水素エネルギーの活用とサプライチェーンの構築を目指すものであり、渕上市長が掲げた目玉政策であったと認識しますが、市議選と同時に行われる市長選で誕生する新市長におかれては、これをどう取り扱うのか、大変高い関心を持つところであります。
 
昨年度は、全国初となる「原子力由来水素」の実証試験を行なった敦賀ですが、集積する原子力関連施設や火力などと合わせ、水素の利用拡大で、あらゆる電源を活用する真の「エネルギー都市」を目指せる。
 
そんなポテンシャルがあるまちは、全国、いや世界広しといえど、ここ敦賀にしか出来ないことと考えるため、この点に関しては、私自身も思考を重ね、今後もその任を与えていただけるのであれば引き続き、建設的に意見していく所存です。

3年ぶりに「通常形式」で区の総会を開催

ブログ 地域コミュニティ

コロナ禍の影響を受けたものは様々あれど、大きなひとつが「地域コミュニティ」であったかと思います。
 
各地域で行う総会やお祭り、子ども会や老人会が主催する行事などでご近所顔見知りになったり、町内住民の結びつきが強まるところ、ここ3年間、ほぼ開催できておらず、その影響が危惧される状況にあったところ。
 
そうしたなか、私の住む「ひばりケ丘町」では、昨年まで出席者を役員、班長に限定していた区の総会を3年ぶりに「通常形式」に戻し、昨晩開催しました。
 
久々の通常開催に、皆さんの反応は?との心配をよそに、会場の会館に来られた数は、役員を含め総勢70名。
 
委任状310名分を合わせた380名は、開催要件の「過半数」を裕に超えるものであり、安堵した次第です。
 

【並べた座布団、椅子がほぼ埋まった総会会場】
 
総会においては、令和4年度の活動実績や決算、令和5年度事業計画、予算など、例年通りの議題について承認いただきました。
 
また、これとは別に、前年度の総会にて「検討を進める」ことについて承認された「町名地番整理事業」について、「市に要望書を提出する」旨提案、審議を行いました。
 
この「町名地番整理事業」とは、現在「砂流○号○番地○(ひばりケ丘町)」あるいは「櫛林○号○番地○(ひばりケ丘町)」となっている住所表記のカッコを取り除き、「ひばりケ丘町○○○番地」へと、町名を明確にし、新たに地番を振り直すというもの。
※市内では、市野々や衣掛町で実施済み
 
平たく言えば、住所表記上、正式には存在しない「ひばりケ丘町」を堂々と名乗れるようにしようという、区にとってのある種「悲願」。
 
私はこの事業の担当副区長として携わり、とにかく丁寧に説明し、理解を得ていこうとの役員一同の思いのもと、これまで6回の住民説明会、1回の企業説明会を始め、全戸に本事業に関するQA集を配布のうえ、意向調査を行うなど対応してきたもの。
 
質疑、意見の場では、賛成・反対双方の意見が挙がるなか、議論が尽きるまで発言いただき、挙手による採決の結果、成立条件である「2/3以上」(採決対象63人のうち、賛成50、反対10、棄権3)の賛成を得ることができました。
 
民主的な運営のもと決定したことであり、今後は企業の賛同も得つつ、本事業の実施について市に要望していくことになりますが、反対の意見にあった内容についても真摯に耳を傾け、少しでも理解が得られるよう努めたいと思います。
 
また、最後には、私も市議会議員という立場でご挨拶の機会をいただき感謝。
 
引き続き、「活動の原点は地域の声にあり」の考えのもと頑張る所存です。
 
19時に始めた総会は、気づけば21時を過ぎていましたが、やはり対面で開催することの大切さを感じる場となりました。
 
区では今後、この総会を皮切りに、各種行事を再開することとなりますので、コロナ禍の3年を取り戻すべく、町内の皆さんと心合わせ、「地域コミュニティ」の維持・向上に向け、私自身もしっかり汗をかいていきたいと思います。

「あらゆる世代が住み続けたいと思えるまちづくり」の根幹にあるものとは

ブログ まちづくり 敦賀の自然

山梨学院の優勝で幕を閉じた選抜高校野球ですが、地元では昨日、美浜・若狭町長杯が行われ、出場した高校球児を持つ親御さんに会うと、勝ち負けはともかく、「歓声OK」になったことを素直に喜んでおられた姿が印象に残りました。
 
福井県では1日、新たに73人が新型コロナウイルスに感染したと発表されており、依然として感染者は無くなっていないものの、3月13日のマスク着用ルール見直しに続き、次はゴールデンウィーク明けの5類へと、徐々に「通常」を取り戻す過程にあることを実感する次第です。
 
さて、コロナといえば、以前には県境を跨ぐことさえままならない時期があったことを思い出しますが、一昨日の茨城県に続き、昨日は石川県より後援会事務所への来訪がありました。
 
ちょうど私は外出していたため、ご本人と会えなかったのが大変残念でしたが、元々はTwitterでお知り合いになった国民民主党支持者のその方は、いつもあたたかいエールを送ってくれる心強い仲間。
 
貴重なお休みに敦賀までお越しいただき、本当にありがとうございました。
 
そうした遠方からの激励を胸に、夕方は所用のため東浦地区の大比田へ。
 
田んぼで耕運機を運転する手を止めていただき、用件をお話ししている中で、ここ大比田には既に茨城県、新潟県から2世帯の移住があり、今日も他県の方がお越しになられるとのこと。
 
県外からの移住があった件は以前に伺っておりましたが、お話しした方曰く、「この土地に魅力があるから住んでくれる」と自信あふれる表情で話される姿に、「仰るとおり」と頷いた次第です。
 
その「魅力」とは、海や山が近い、素晴らしきロケーションに加え、人情味あふれる近所付き合いなど、要は「都会には無いもの」であり、人間本来の営みや幸せを感じられることにあるのではないかと。
 
父の出身地であり、幼少期から通う大比田は確かに両方を兼ね備えた集落と思う訳ですが、この日も最高の景色と出会いました。
 

【敦賀半島に沈む夕日と大比田海岸】

【招魂碑を覆うように咲く桜】

【集落の路地から見える若狭湾】

【先祖代々守り続けている、見事な石垣で組まれた棚田】
 
私が公約に掲げる「3つのまちづくり宣言」の一番は、「あらゆる世代が住み続けたいと思えるまちづくり」。
 
その根幹にあるのは、「自分が住んでいるまちへの愛着や誇り」、いわゆる「郷土愛」を育むことであり、裏を返せば、これ無くして進める施策は、結果して上辺のものにしかならないというのが私の信念であり、「まちづくり」に対する考えの軸となっているところ。
 
棚田の畦に立ち、夕日に照らされる海を眺めながら、その思いをますます強めた次第ですが、そのためには歴史や文化など、その土地土地の「今ある資源」をしっかり見つめ直し、継承し活かしていくことに他ならないと思う訳であり、今後も引き続き、確信したその考えを市民の皆さんにご理解いただけるよう取り組む所存です。

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