敦賀発電所2号機の審査の進め方に関する原子力規制委員会の方針について

ブログ 原子力

昨日のブログでご案内しました、福井県議会議員選挙(敦賀市選挙区)「北川ひろき」候補の個人演説会。
 
ひばりケ丘町会館を会場に、18時30分より開催され、後援会長ご挨拶、応援弁士として、地元市議の私から激励とお願いを、そして北川候補からは、パワーポイントを用い、2期目で取り組みたい政策などについて力強く語られました。
 
夕飯前のお忙しい時間に関わらずお集まりいただいた皆様に感謝するとともに、北川候補の必勝に向け、一層のお力添えいただけるようお願いする次第です。
 
なお、今晩18時30分からは、「総決起集会」(会場:あいあいプラザ)にて開催されますので、お時間ある方は奮ってご参加いただけますよう重ねてお願い申し上げます。
 
さて、選挙戦の争点ではないものの、敦賀市と深い関係にある原子力に関し、昨日は注視すべき事項がありました。
 
東日本大震災以降、長期に亘り停止している日本原電の敦賀発電所2号機(以下「敦賀2号」)に関し、昨日開催された原子力規制委員会(以下「規制委員会」)の定例会合において、以前に指摘された審査資料の誤り等を踏まえた今後の審査の進め方について委員間討議が行われました。
 
その結果、今後の審査の進め方として、「K断層の連続性等に関する申請内容について、相当の期限(令和5年8月31日)を定めて設置変更許可申請の一部補正を求める」ことが示され、日本原電の意思を確認するため、短時間のCEO会議(社長との会談)が開催されることになりました。
 
日本原電においては、昨夕発表したコメントにおいて、「当社としては、本日の規制委員会での議論を重く受け止め、真摯に対応してまいります。規制委員会にご負担をおかけしていること、地域の皆様、関係者の皆様にご心配をおかけしていることについて深くお詫び申し上げます。」と述べており、おそらく期間を置かず開催されるCEO会議の場で、規制委員会からの求めに対する回答がされるものと推察する次第です。
 
新聞やネットニュースでは、「またも審査中断」や「異例の行政指導」などの表現がされるところですが、趣旨は、山中伸介委員長が会合でも述べたよう「審査できる状況に早く持っていくのが大切だ」との考えにあることをご理解いただきたく存じます。
 
なお、会合では、審査資料の不備を理由にした審査打ち切りは、法的な根拠がなく、事業者に対する不利益処分になる可能性があることや、もう一つの案にあった「申請取り下げ」は、全ての審査をやり直すことになり、規制委員会側の負担が大きいとの意見も出たことをご紹介させていただきます。
 
いずれにしても、次のCEO会議の結果に注目するところですが、私は、そもそもの敦賀2号原子炉建屋直下を走る破砕帯が「活断層でない」ことを証明するに、十分な科学的根拠は揃っていると認識していることから、以降いかなる状況に置かれようとも、当事者である社員の皆様におかれては、「必ずや再稼働する」との強い意志のもと、一丸となって乗り越えていただくことをお願いする次第です。
 
何故なら、敦賀2号の「再稼働」には、応援いただいている敦賀市民の皆さまを始め、建設から運転まで、これまで発電所に携わっていただいたすべての方々の期待が込められており、必ずやこれを成し遂げ、再び原子力発電で社会に貢献するとの使命が、現役世代の我々にはあると考えて止まないからであります。
 

【愛するマイプラント「敦賀2号」。絶対にあきらめない。(写真は福井新聞ONLINEより)】