松坂大輔選手、23年間お疲れ様でした!

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第49回衆院選が昨日日公示され、31日の投開票に向けて選挙戦の火蓋が切られました。
 
289の選挙区、全国11ブロックの比例代表176の計465議席を争うこの選挙に、選挙区と比例代表を合わせた立候補者は計1051人とのことですが、候補者数は、衆院選に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、最少となったそう。
 
立憲民主党や共産党などでの候補者1本化の影響によるものと思いますが、いずれにしても昨日も述べた通り、この選挙は「政権選択選挙」であることを肝に銘じ、各党の政策をしっかり確認したうえで投票行為に臨まれることをお願いしたいと思います。
 
もうひとつお願いは、私は無所属で活動しているものの、母体の電力総連の支持政党は「国民民主党」。
 
ここ北信越では、新潟2区に「高倉栄」候補(新人)が立候補しているほか、日本原電の東海第二発電所が立地する茨城5区では「浅野哲」候補(前)が立候補しており、全国の国民民主党候補へのご支援をお願いするとともに、比例代表は「国民民主党」とお書きいただくよう重ねてお願いいたします。
 
さて、政治の場ではこうして戦いが始まる一方、プロ野球の世界では、ペナントレースも最終盤となり、先日は「ハンカチ王子」で甲子園を沸かせた斎藤佑樹投手など、今シーズン限りで戦いの場から去るシーンが多く見られる時期となりました。
 
スポーツ界に数多くの「怪物」は存在すれど、私にとって「○○の怪物」と言えば、日米通算170勝を挙げた「平成の怪物」の「松坂大輔」投手。
 
その松坂投手ですが、以前に今シーズン限りでの引退を表明をしていましたが、昨日19日の日本ハム戦で引退試合に臨み、23年間の現役生活にピリオドを打ちました。
 
プロ入りした時と同じ西武ライオンズのユニフォーム、背番号「18」をつけて先発し、デビュー当時と同様、大きく振りかぶるワインドアップで投げる姿はどこか感慨深いものがありましたが、打者一人、横浜高の後輩、近藤健介外野手に四球を与えて降板、最後のマウンドを終えました。
 
5球を投げ、剛腕、豪速球で鳴らしたストレートは最速118キロ。
 
本人が「正直、プロのマウンドに立っていい状態ではなかった。ファンの方々に感謝している」と述べたよう、ボロボロになっても現役にこだわり投げ抜いた姿は、「歴史に残る死闘」と称される、延長17回を戦い、9-7で逆転勝利した1998夏の甲子園準決勝のPL学園戦を思い出させてくれました。
 

【最後のマウンドに立ち、デビュー当時と変わらぬワインドアップを見せる松坂投手(日刊スポーツ掲載写真を引用)】
 
栄光と挫折、光と陰の全てを経験し、終盤は批判や揶揄をされながらの選手生活を見るのは正直辛いところがありましたが、これだけは胸を張って言えると語ったのが、「野球が好きなまま、終われてよかった」。
 
この言葉を聞き、胸を撫で下ろしました。
 
現役生活は終えましたが、苦しみを知るスーパースターの第二の人生はこれから。
 
後進の選手やチビっ子の指導などにあたられ、新たな「怪物」と呼ばれる選手が生まれることを期待したいと思います。
 
高校時代から数々のドラマを呼んだ熱投からは「何があってもあきらめない」精神を、プロに入ってからの数々の名勝負、海を渡っての活躍には「変化とチャレンジ」を学ばせてくれた松坂大輔投手。
 
23年間のプロ野球生活、本当にお疲れ様でした。
 
まずはゆっくりと身体を休めてください。