夏季の電力需給を支える発電所。美浜発電所3号機は本日、営業運転再開予定。

エネルギー ブログ

閉会中の敦賀市議会ですが、昨日は広報広聴委員会を開催。
 
この委員会は、私が委員長を務めさせていただいている訳ですが、広報活動に前向きな他の委員の皆さんや議会事務局担当のご協力のお陰で、毎回有意義な議論をさせていただいているところ。
 
昨日は、先に行われた6月定例会に関する「議会だより」について、各常任委員会・特別委員会からの報告や各議員の一般質問内容など、原稿の一字一句を皆で確認し合いました。
 
この議会だよりに関しては、他議会を参考に見てみると、カラー刷りで写真を多用したタウン情報誌のようなスタイルのものがあったりもしますが、敦賀市議会の場合は、至ってシンプルな二色刷り、文字メインとしているもの。
 
これは、審議、審査の内容をなるべく詳細に有権者の皆さんへお伝えするとの意が込められたものと考えるため、先輩方の思いを尊重、継承しつつ、引き続き、少しでも読みやすい誌面に改善していくことが役割と認識のもと取り組んでいきたいと思います。
 
また、敦賀市議会にて検討が進められる議員定数検討にも関連しますが、やはり一層必要なのは、議会活動の「見える化」かと思います。
 
これに関しても広報広聴委員会の中で、さらなる広報活動の充実の観点で、SNSの活用や委員会の録画放映などの意見が挙がっていることから、慎重を期すのは当然のこととして、目的と効果を明確にしたうえで「どうしたら出来るか」のスタンスで検討していきたいと考えます。
 
さて、東京オリンピックのほうは、昨日も日本人選手が大奮闘。
 
13歳と思えない堂々と技術を披露した女子スケートボード(ストリート)、柔道男子73キロ級の息詰まる死闘、そして見事な逆転劇の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得。
 
とりわけ、卓球の混合ダブルスでは、水谷選手が「五輪ですべてをリベンジできた」と語ったよう、五輪では1988年ソウル大会から実施されている卓球で、計32個の金メダルのうち28個を獲得してきた、途方もなく高く厚い壁、中国を破っての金メダルは本当に嬉しく、その戦いぶりに感激しました。
 
その壁を破った2人は、ともに静岡県磐田市出身で実家も近く、交流は15年以上で、混合ダブルスが初採用された自国開催の五輪に同郷ペアで挑むストーリーに、水谷選手は「後にも先にもこんな奇跡的な巡り合わせはない」と感慨を込めたそう。
 
一昨日の阿部きょうだいの同日同時金メダルなど、どこかこの東京五輪のメダルには、それぞれの人間模様、ドラマがあり、単に競技の強さだけではない部分に心動かされるというもの。
 
毎日、こう感動、感激ばかりしていたらどうなるのだろうと思いつつ、本日も日本人選手の大活躍を期待したいと思います。
 
話しは変わり、奮闘していると言えば、この猛暑、五輪需要を支える電力。
 
ここ若狭管内では、7月4日に定格熱出力一定運転を開始した関西電力美浜発電所3号機が、本日総合負荷検査を実施し、合格すれば本格営業運転に入る予定となっています。
 
新規制基準下では国内初となる40年超運転というプレッシャーに負けず、ここまで工程を進められてきたことに心から敬意を表しつつ、無事の検査合格と夏場の電力供給体制に戦線復帰する姿を応援したいと思います。
 
現時点での全国の電力需給予備率は、やや裕度があるとはいえ、ひとたびどこかの発電所でトラブルが発生すれば、安定供給への影響が生じるリスクを抱えていることは紛れもない事実であり、そうした今の電力供給環境も念頭に、美浜発電所3号機を始め、全国各地で奮闘する発電所、それを支える電力関連産業に勤める皆さんにも、五輪と同様、感謝とエールを送りたいと思います。
 

【本日の電力使用状況(でんき予報):電力広域的運営推進機関(OCCTO)ホームページより)