地域連携の第一歩は、人と人をつなぎ互いの良さを知ること

ブログ まちづくり

秋晴れの昨日、金ヶ崎緑地を通り掛かると芝生エリアでは多くの園児たちが駆け回る姿が。
 
青空の下、子どもが元気に遊ぶ姿は、見ているだけでほのぼのとした気分になるもの。
 
今後、金ヶ崎周辺整備基本構想に基づき整備が進められるこのエリアですが、同じ賑わいでも、こうしてここ来ると何か心が和むような場所にしていければなと感じた次第。
 
さて、その金ヶ崎エリアですが、リニューアルした「人道の港 敦賀ムゼウム」のオープンが、いよいよ11月3日に迫ってきました。
 

 
市の直営で運営を行う新ムゼウムは、現行ムウゼウムからの資料移転などの準備を終え、先週12日(土)、今週17日(土)、18日(日)と市民向けの内覧会(無料)開催の運びとなっています。
 
本来であれば、来場人数を気にせず、可能な限り多くの方に見ていただきたい訳ですが、このコロナ禍。
 
感染対策のため、事前申込み制、1回につき20名のご案内としていることは誠に残念でありますが、ご容赦願いたいと思います。
(敦賀市ホームページの開催案内はこちらから)
→→→「人道の港 敦賀ムゼウムの市民向け内覧会」参加者募集
 
このムゼウムに関しては、参加している嶺南未来構想会議の取り組みの中で得た若狭町職員さんとのつながりを通じ、以前に前川和治議員のお声掛けにより、ムゼウム職員、敦賀観光協会の方とともに若狭町縄文博物館にお伺いし、運営にあたってのアドバイスや連携のヒントなどを頂戴したところ。
 
今度は逆に、その時のつながりを通じ、縄文博物館、隣接する県立年縞博物館の両館長、学芸員さんなど5名の皆さんが新ムゼウムにお越しいただくこととなり、昨日は前川議員とともにその場に同行させていただきました。
 
到着後は早速、ムゼウムの若手職員さんのガイドで館内を一周、その後は、展示をご覧になっての感想や実績ある両博物館からの運営に関するアドバイス、さらには今後の相互連携についてなど大変貴重な意見交換がされました。
 
縄文博物館と年縞博物館は若狭町・福井県と運営主体は異なるものの、隣接している立地環境と古代ロマンという共通テーマから、以前より連携を強めた運営をしており相乗効果を高めているところ。
 
夏以降は、コロナ禍の影響もあり修学旅行の学校団体客が急増、過去最高に近い来場者数も記録したということで、縄文の歴史、年縞の環境、これにムゼウムの人道を加えたそれぞれ教育要素をもって、修学旅行受け入れとして相互連携出来るのではないかなど発展的な方向ともなりました。
 
こうして思えば、行政や観光協会などが「嶺南一体となって各市町で連携」との思いはあっても、実現に向けてはそれぞれ独自に進めていくことは難しかったのかもしれませんが、まずは人と人をつなぎ、お互いを知ることで一歩づつ実現につながっていくのであろうと、この日の姿と雰囲気を見て確信した次第。
 
逆説的に言えば、連携したい先の人も知らず、その地域や施設の良さを知らねば、それは独り善がりで何も生み出さないとも言えます。
 
そして、その「つなぐ」ということを出来るのは、もしかすると議員の立場なのかもしれないとも感じました。
 
もちろん、その考えも「独り善がり」であってはいけませんが、鉄道・道路、そして今後は新幹線でつながる嶺南地方が広域的に発展するためにも、私自身、微力ながら尽力していきたいと思います。