北方四島を返せ

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今日は「福井県」の誕生日。
 
越前国と若狭国からなる福井県ですが、その変遷はめまぐるしく、明治4(1871)年の廃藩置県の後、福井県(のち足羽県)と敦賀県が誕生。
 
明治6年には、足羽県と敦賀県が統合され、敦賀県が誕生しましたが、明治9年に石川県と滋賀県に統合され、敦賀県は消滅。
 
そしてようやく明治14(1881)年に、石川県・滋賀県より、坂井・吉田・足羽・大野・丹生・今立・南条・敦賀・三方・遠敷・大飯郡が統合し、現在の福井県が誕生しました。
 
それから143年。
 
福井県の「ふるさとの日」である今日は、郷土の枠を「敦賀市」から「福井県」に広げ、新幹線時代の幕開けとともに、今後のさらなる発展を期する次第です。
 
また、さらに郷土から視野を広げれば、今日は「※北方領土の日」であります。
 
※2月7日は1855年に日露間の国境を択捉島とウルップ島の間に定めた「日魯通好条約」が調印された日であることから、政府が1981(昭和56)年に「北方領土の日」と制定。
 
東京での単身時代には毎年、北方領土返還要求の全国大会にも参加をしてきたところですが、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島からなる北方四島は日本固有の領土。
 
昭和20年夏の終戦時、当時のソ連が日ソ中立条約を破って侵攻し、火事場泥棒的に占領したうえ、今もロシアが不法占拠していることを忘れてはなりません。
 
そのロシア。
 
先月には、メドベージェフ露国家安全保障会議副議長は岸田首相の施政方針演説を受け、SNSへの投稿で「我々にとって日本国民の北方領土への感情などどうでもよい。それを悲しむサムライは日本の伝統的な方法で自決すればよい。そう、切腹だ」と言い放ちました。
 
火事場泥棒をしておきながら、日本、そして日本人を愚弄する発言は許されまじであり、我々は怒りの感情を持つべきと考える次第です。
 
一方、北方領土に関する内閣府の直近の世論調査では、ロシアが不法占拠している現状について「知らない」と答えた若者(18~29歳)が47%もいたとのこと。
 
すなわち、日本の主権が侵害された問題が風化しつつあることを表すものであり、今日の「北方領土の日」を機に、この問題を思い返し、四島返還を実現するとの国民総意を確認する日にせねばと考えます。
 

【平成29年に参加した「北方領土返還要求全国大会」の様子。演壇に立っているのは故安倍晋三元総理大臣。】
 
日本人がこれをなし崩し的に許せば、南方の尖閣も、同じように奪われかねません。
 
最後になりますが、2月7日は私の誕生日でもあります。
 
誕生日と重なることもあり、自分に出来ることは、こうした現実や思いを一人でも多くの方に広げることと、毎年この日のブログに書いています。
 
お読みいただいた方には是非、そうした点をご理解いただき、さらに多くの方にお伝えいただれば幸いに存じます。