今日は「竹島の日」

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四大大会で4勝目という、大阪なおみ選手の全豪オープン優勝。
 
この国際舞台での快挙には敵わないものの、国内の水泳界では21日の東京都オープン女子50mバタフライで池江璃花子選手が復帰後初優勝という嬉しいニュース。
 
2位に1秒以上の差をつけての圧勝、決勝で出した25秒77は今季日本ランク1位で五輪種目ではないものの2019年世界選手権なら8位相当とのこと。
 
復帰5戦目で解禁した得意のバタフライ種目で早くも世界レベルに戻し、「どんな試合でも1位を取れたのはうれしい。タイムもついてきて、今後に向けていい自信になった」と笑みをこぼしながら話す姿は、白血病との闘いを忘れさせるほど。
 
こうして病との壮絶な闘いを経て、再び世界を目指す池江選手には勇気と感動をいつももらう訳ですが、そのお返しは応援で後押しすること。
 
東京五輪代表の切符が懸かる日本選手権まで1ヶ月とのことですが、まずは代表の座を掴み、その先は大阪なおみ選手同様、さらに世界の舞台で活躍されることを願うところです。
 
さて、話しは変わり、2が三つ続く今日22日は「竹島の日」です。
 
島根県沖にある日本の固有領土であるこの竹島が不法占拠されたのは昭和27年にまでさかのぼります。
 
つまりは70年近くに亘り韓国に不法に占拠されていることに対し、島根県や県議会などは本日、返還を求める式典を開きます。
 
領土問題といえば、2月7日の「北方領土の日」でありますが、こちらは以前のブログでもお伝えしました通り、返還に向けた全国大会に政府も主体的に関与し、今年は菅首相始め、茂木外相、河野北方領土担当相らが揃い踏みでビデオメッセージを出されています。
 
実は私も最近まで知らなかったのですが、2月7日の北方領土の日は閣議決定された日なのに対し、竹島の日は島根県の条例によるものとのことで、その違いからか、北方領土は政府が臨席しての全国大会なのに対し、竹島の日は県民大会とのこと。
 
聞くところによれば、今年も県民大会への閣僚の出席は見送り、内閣府政務官の派遣に留めるとのことですが、同じ国家の領土に通ずる問題に対し、このトーンの違いには何か理由があるのでしょうか。
 
勿論、この問題で非難されるべきは、地図の名称を書き換えてまで実効支配しようとする韓国ですが、日本政府はどういう立ち位置にいるのか。
 
そう思い、内閣官房の領土・主権対策企画調整室ホームページを見てみると、
 
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竹島が日本固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も明らかです。
韓国は、一方的に竹島を取り込み、不法占拠しています。
戦後一貫して平和国家として歩んできた日本は、この問題の平和的解決を目指します。
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とトップページに記載したうえで、以降のページでは竹島が日本固有の領土であったことの正当性を証明する資料を年代別に示し、一貫した主張をしていることが良く分かります。
 

 →→→内閣官房 領土・主権対策調整室HP「竹島」ページはこちら
 
主権国家は、自らの意思で国民と領域を統治しなければならないことは言わずもがなの当たり前のことですが、竹島の占拠に関し、主権侵害の観点からすれば、ロシアに不法占拠されている北方領土と同じであり、であれば2月7日と同じように国民の意思を示す日として格上げしても然りではと考えるところです。
 
いずれにしても、こうして毎年、毅然とした行動を取り続ける島根県には敬意を表するところであり、同じ思いを持つところでありますが、やはり領土を守るのは国。
 
先に述べたホームページなどでの情報発信はもとより、国際世論を日本側に引き寄せるためにも、次なる行動(大会への閣僚出席や竹島の日の制定など)が必要なのではと考えます。
 
そこには高度な政治判断があり、そんな簡単なことではないことは承知ですが、海警法制定後、武装化した中国公船が領海侵入を繰り返す尖閣諸島を見るに、この竹島で繰り返すことはあってはならない。
 
少なくとも私は、主権国家たる日本国民の一人として、本日はそうしたことを強く肝に銘じる「竹島の日」にしたいと考えます。