レールと原子力でつながる嶺南地域

ブログ 原子力 敦賀の歴史・文化

敦賀から東舞鶴までを結ぶJR小浜線。
 
その歴史を振り返ると、大正6年12月15日に敦賀〜十村間が開業して以降、小浜、若狭高浜と順次西へとレールをつなぎ、新舞鶴(現東舞鶴)まで全線開業したのは大正11年12月20日。
 
全線開業からちょうど100周年にあたる今年は、様々なイベントが開催されてきているところですが、12月20日に向け、いよいよカウントダウンの時期に入ったところ。
 
一昨日からご一緒した若狭原電紀行の皆さんと別れ、昨朝は高浜和田駅から敦賀まで小浜線を利用することとなり、100年の歴史を思いながら、ゆったり1時間半、若狭の海や田園風景、うっすら雪化粧の山々と車窓からの眺めを楽しんだ次第。
 

【乗車したJR小浜線の若狭和田駅。青葉山も美しく見えました。】
 
青空広がる土曜日とあってか、車内は高校生からお年寄りの方まで、車内は各年代層で賑わいがあった訳ですが、終着駅の敦賀で一気に降りる姿を見るに、改めてここ敦賀は交通の結節点であることを認識するとともに、1年4ヶ月後には、乗り換える電車も特急から新幹線へと、同じ時間でも移動範囲が広がることはやはり、期待や可能性が広がるものと感じたところです。
 

【敦賀駅前立体駐車場からの眺め。北陸新幹線敦賀駅の外壁工事の足場はほぼ取り外されていました。】
 
そんな昨日は夕刻、サンピア敦賀にて開催された「関電労組若狭地区本部支部役員セミナー」に、北川博規・福井県議会議員、小幡憲仁・高浜町議会議員(現議長)とともに活動報告の機会をいただきました。
 
私からは、日頃のご支援に加え、電力安定供給を担う若狭の各原子力職場の皆さんに対し感謝の気持ちをお伝えしたうえで、引き続き、現場の思いを胸に取り組むことをお約束しました。
 
その後の質疑の場においては、3名の議員に対し、積極的にご質問もいただき、それぞれより考えをお返しした次第です。
 


【支部役員セミナーでの活動報告の様子】
 
ちょうど朝は鉄道で、夕方は原子力の両インフラ産業でつながる嶺南地域を感じ、どこか感慨深い気持ちとなりましたが、一世紀のJR、約半世紀の原子力発電、それぞれの歴史は極めて重いもの。
 
私たち世代は、レールと電力供給を守ってこられた先人の気概と努力のうえに立って今があるとの認識を強く持って、感謝と敬意を忘るることなく、これから先も、この歴史をつないでいかねばなりません。