コロナと熱中症。二つの「警報」にご留意を。

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杉本福井県知事が会見で「爆発的感染拡大」相当だと述べたよう、福井県は昨日、県内で過去最多となる43人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表。
 
これまでの最多、4月22日の38人を上回り、初めて40人を超えたとのことですが、発表された資料を見ると、感染者の所在地は福井市、坂井市、あわら市、越前市、敦賀市、小浜市、永平寺町、越前町、南越前町、京都府(高浜町滞在)となっており、従前のように、ある程度エリアが特定できる状況ではなく、県内全域に亘っていることが分かります。
 
この感染拡大を受け、県独自の基準に基づく「感染拡大特別警報」が発令されましたが、先般、敦賀市で行われたコロナ対策本部会議で病院事業管理者が危機感を募らせたよう、県内一円での感染者増は医療機関の負担増、とりわけ嶺南の緊急医療を一手に受け入れる敦賀病院にとっては、普通医療にも影響を及ぼし兼ねないことから、そうした意識のもと行動いただくよう、自身の行動に注意を払うとともに、市民の皆さんにもご協力をお願いするところです。
 

 
【福井県の啓蒙チラシ。しっかりご協力いただいている皆様におかれましても、今一度ご確認を。】
 
加えて、敦賀市防災メール(トンボメール)に登録されている方はご承知かと思いますが、ここ最近は「その他の災害速報」として、救急活動による消防車出動メール件数が増加していると感じています。
 
本格的な暑さや海難事故などで災害リスクが高まることの表れとも思いますが、コロナ感染対応とも併せて、こうして対応いただいている関係者の皆さんへの感謝も忘れてはならないと強く思うところです。
 
さて、もう一方の「警報」は、この猛暑。
 
気象庁は同じく昨日、福井県で本日4日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されるとして、「熱中症警戒アラート」を発表しました。
 
「熱中症警戒アラート」の趣旨や内容に関しては、以前のブログに記載したため割愛しますが、本日予想される「暑さ指数(WBGT)」の日最高は、ここ敦賀では「32」で危険(31以上)となっています。
 
※暑さ指数(WBGT:Wet Buld Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数
 
また、県内各地の予想最高気温は、敦賀35度、福井では36度となっていて、本日も「溶ける暑さ」になりそうです。
 
徹底したコロナ感染対策に取り組んでいる方におかれましては、人との離隔距離が十分に取れている状態においては、マスクを外しても良いとの認識も持っていただきながら、コロナと熱中症の二つのリスクに対応いただければと思います。
 
私もこの後、恒例の辻立ちをしてまいりますが、朝の比較的涼しい時間帯とはいえ油断することなく、ペットボトルを傍に置き、十分注意して行ってまいります。