つるがの環境をみんなで守ろう!

ブログ 敦賀市議会

昨日は、福井市にある福井県自治会館で開催された「令和6年第1回 福井県後期高齢者医療広域連合議会定例会」に出席。
 
この議会は、県内各市町議会から選出された議員で構成されており、敦賀市議会からは中道副議長と文教厚生委員長の私が出席しているもの。
 
全員協議会に続いて行われた定例会では、令和5年度一般・特別会計補正予算や令和6年度一般・特別会計予算、会計年度任用職員の勤務条件、給与等に関する条例の一部改正などの議案を審議し、結果、全件可決しました。
 
なお、令和6年度見込みの後期高齢者医療の被保険者数は134,000人(前年プラス3.4%)、総医療費は1,244億1千万円。
 
これを踏まえた令和6年度の一般会計予算(歳出)は6億1954万円、特別会計予算は1,154億9552万円となっており、合わせた金額は敦賀市一般会計予算の約3倍となる規模。
 
一方、令和6・7年度の保険料率は、所得割率及び均等割率のいずれも据え置いたうえで、保険料の賦課限度額は、現在の66万円から、激変緩和措置として令和6年度は73万円、令和7年度には80万円に引き上げるとしています。
 
また、報告事業として、令和6年度から令和11年度の6年間を期間とする「第3期保健事業実施計画」(データヘルス計画)が提示され、「できる限り長く在宅で自立した生活を送ることができる高齢者を増やす」との目的のもと、各種取組みが策定されました。
 
私の両親も後期高齢者の域に入り、幸にして、年を感じさせない健康生活を送っているものの、改めて「健康寿命」を延ばす取組みの重要性を認識した次第です。
 
さて、話しを変え、昨晩帰宅すると「広報つるが」が届いており、早速中身を拝見。
 
すると何と、令和5年第5回(12月)定例会の一般質問で提案したことを反映された記事が。
 
12月定例会では「企業参入と市民生活の安全について」の1点に絞り質問し、開発行為や新規事業による環境への影響や市民生活の安全が脅かされることがあってはならないとした上で、同定例会において提案された「敦賀市環境保全条例の一部改正」も踏まえながら、実効的な対策が講じられるよう意見。
 
以下、敦賀市議会の議事録より、当該質疑を抜粋掲載いたします。
 
◉やまたけ質問
ここまで現状の把握とデータセンターの実例についてお伺いしてまいりましたけれども、こうしたことを踏まえて、冒頭ありましたように、これからの敦賀に参入してくるであろう、拡大するであろう、そういう企業参入に対してどう実効的に対策していくのかということについて、私なりに考えた6点を提案させていただきます。
まず1点目は、市全体の取組としまして、環境保全に関しましては、市環境保全条例の定めにあるよう市及び事業者、市民それぞれが責務を有し、基本理念に沿った行動が伴って、初めて達成、維持できるものと考えます。ついては、この条例の趣旨、それから市の取組などについて関係各所並びに市民に周知すべく、今定例会での条例改正を機に積極的な広報を実施してはと考えますが、市のお考えをお伺いします。
 
◉市民生活部長答弁
環境に関わる様々な課題に対応するためには、市民、市民団体、事業者、市といった各主体が連携して取組を行っていくことが必要だと考えております。
環境保全条例では、この連携の取組の礎となる各主体の責務や環境保全に関する施策を定めており、さらに今回の条例改正では、地域における情報共有とコミュニケーションに関する事業者の責務を追加させていただいたところです。こうしたことから、改めて市民、市民団体、事業者の皆様にも条例について御理解いただくことが必要だと認識しております。
そのため、今後とも市のホームページ、広報つるがや区の回覧チラシ、また関係機関との連携などにより、条例の趣旨や市の取組などについて積極的に啓発を行い、環境保全に対する意識醸成を図ってまいります。
 
こうした議論経過のもと、広報つるが(3月号)に掲載された記事はこちら。
 

【9ページの上段をご覧ください】
 
部長答弁そのまままに、半ページを割いて掲載されていました。
 
これは単に、私の意見を採用いただいたことを言うのでなく、こうして市としての考えを文字化、見える化され、まち全体で取り組んでいこうとの思いを市民の皆様に伝えようとする姿勢を嬉しく感じた次第です。
 
「つるがの環境をみんなで守る!」
 
敦賀にお住まいの皆様におかれましては、ぜひタイトルに表される思いや趣旨をご理解いただき、今後ともご協力いただけますようお願いいたします。
 
なお、敦賀市議会は今日から令和6年第1回(3月)定例会。
 
今定例会も是々非々で、建設的な議論に努めてまいります。