#こころをひとつに能登

ブログ 防犯/防災

天皇誕生日の昨日。
 
皇居では一般参賀に早朝から多くの方が並び、約13,000人が訪れたことや陛下のお姿をご覧になって感激される姿などをニュースで拝見し、こうして皆でお祝いできたことを嬉しく感じたところです。
 
改めまして、陛下のご健勝と皇室の弥栄をお祈りいたします。
 
さて、天皇皇后両陛下におかれては、能登半島地震の被災地を3月下旬にも訪問と報じられていますが、能登半島地震からの復興に向けては、政府の観光支援策「北陸応援割」が発表され、北陸4県(石川、富山、福井、新潟)を対象にした応援割の予算額は94億4千万円。
 
応援割は、1人1泊2万円を上限に、4県への旅行代金の50%を補助する仕組みで、同一県内に2泊以上するパックツアーを購入する場合は、1人当たり3万円が割引の上限。
 
2県以上で宿泊する周遊型は、上限を3万5千円にするとあり、北陸地方を元気づける意味でもぜひご利用いただければと思います。
 
一方、当然のことながら、復興に進む前に「復旧」がありますが、道路啓開やインフラ設備の復旧に各関係省庁を始め行政、事業者、地元企業などが一体となって、今こうしている間も作業に当たっていただいていることに感謝しかありません。
 
生活や事業を再開する上で、欠かせないのは何といっても「水と電気」。
 
水に関しては、今も2万2000戸以上で断水が続いている石川県では、22日に県が管理する水道管がすべての区間で復旧したとありましたが、能登半島の市町を調べてみると、七尾市が約8割、能登町が約5割、輪島市は約3割(飲料水として)が復旧。
 
珠洲市では4,700戸で断水が続くものの、2月末には復旧させたいとしています。
 
ただし、珠洲市の下水道に関しては、液状化により、市内のいたるところでマンホールが浮き上がるなど約94%に損壊被害が出ており、復旧の見通しは立っていないとありました。
 
また、電気に関しては、北陸電力送配電ホームページによれば、石川県全体では99%以上の送電率に達し、甚大な被害が生じた輪島市・珠洲市においても約9割の送電率となり、全体として概ね停電が復旧した状況となっています。
 
昨日12時では800戸とあった停電戸数が、今朝現在では約780戸となっており、この間も1分1秒でも早く電気を届けるため復旧にあたる現場の思いが伝わってきた次第です。 
 
なお、北陸電力送配電のX(旧Twitter)には、次のようなポスト(投稿)がありました。
 
(以下、ポストを引用)
地震により損傷した電柱や電線などの復旧工事が完了した地域では、お客さま宅の設備状況によって、すぐに送電できない場合があり、1軒1軒のご都合を伺い、お客さまと一緒に安全を確認して再送電を行っています。
早く電気をお使いいただけるよう引き続き取り組んでまいります。
 

【1軒1軒慎重に通電する様子(北陸電力送配電のXより引用)】
 
途方に暮れる最大4万軒あった停電に対し、お客様の安全最優先で、こうして1軒1軒丁寧に対応されていることに、さらに頭の下がる思いであり、重ね重ね敬意を表する次第です。
 
同社のXポストの最後に付けられているハッシュタグは「#こころをひとつに能登」。
 
一丸となって復旧にあたる現場の皆さんを応援する。
 
現地に行けずとも、この気持ちだけは持ち続けたいと思います。