山陽新幹線全線開業から今日で「49年」

ブログ 北陸新幹線

昨日ご紹介した防衛省 航空自衛隊「ブルーインパルス」の展示飛行ですが、同隊のホームページでは飛行予定を更新。
 
北陸新幹線敦賀開業の翌日3月17日は、能登半島を展示飛行するとのこと。
 
同隊のXポストによれば「能登半島地震で被災され、未だ不自由な生活を余儀なくされている方々や復興に尽力されている方々に、少しでも笑顔をお届けできる展示飛行をお見せします」としており、新型コロナウイルス禍、医療従事者らに敬意と感謝の気持ちを示すため東京の空を飛んだ時のよう、皆の思いをひとつにする展示飛行になればと祈念するところです。
 
併せて、2日間に亘り、北陸の空と気持ちをつなぐ飛行に心から感謝する次第です。
 
さて、49年前の今日は、山陽新幹線の新大阪〜博多間が全線開業した日。
 
1972(昭和47)年3月15日に新大阪~岡山駅間を先行開業した山陽新幹線は、「ひかりは西へ」のキャンペーンとともに延伸。
 
3年後の1975年3月10日には、博多駅まで全線開業となり、東京~博多間を最速6時間56分で結ぶ本州の大動脈が完成しました。
 
JR西日本では、来年(2025年)3月に全線開業から50年を迎えるということで、多くのお客様にご利用いただいたことへの感謝を込めて、今日から「山陽新幹線 全線開業50周年キャンペーン」を開催し、期間中は1年間にわたり、沿線各地の魅力発信につながる様々な企画を展開していくとしています。
 

【JR西日本の山陽新幹線 全線開業50周年記念ポスター】
 
部分開業した1972年は、私が生まれた年ですので、それから約半世紀。
 
この頃に北陸新幹線の整備計画が決定したことを思うと、国土交通軸形成における大動脈と地方のスピード差を改めて感じるところです。
 
新幹線に関しては、山陽新幹線全線開業から9年さかのぼり、1964(昭和39)年10月1日に東海道新幹線 東京~新大阪間が開通したことは有名ですが、東海道新幹線の工事は1959(昭和34)年に始まり、なんと5年3カ月という短い工期で東京・新大阪間の515.4kmを全線開通。
 
昭和10年代にあった東京〜下関間を結ぶ「弾丸列車計画」(第二次世界大戦により中止)で使う予定だったトンネルなどを利用できたから成し得たこととはいえ、「超」短後期での完成には「超」驚くばかりです。
 
こうして、人々が「夢の超特急」と呼んだ世界的な高速鉄道の運行が始まったとあります。
 
なお、超特急・特急の列車名を「ひかり」「こだま」に決定したのは、1964(昭和39)年7月7日。
 
そう「七夕」の日です。
 
年に一度だけ出会う織姫様と彦星様と掛け、新幹線を使って、恋人や大切な人と確実に、早く出会えるようにとの思いを込め、敢えて「七夕」の日を選んだのではと、勝手にロマンチックな気分に浸った次第です(根拠はどこにもありませんが)。
 
そんな新幹線時代の幕開けから、今年でちょうど60年。
 
敦賀に訪れる「歴史の転換点」まで、いよいよあと「6日」です。