「敦賀駅東口駅前広場/東口駐車場」が完成

ブログ 北陸新幹線

「持続的な賃上げ」となるかが大きな焦点となっている今年の春季生活闘争。
 
賃上げの流れを中小企業にも広げるためにも、大手が相場を引張ることが極めて重要ですが、本日3月13日には、主に大企業が回答する集中回答日を迎えます。
 
自動車や金属産業の労働組合では既に経営側から満額を含む高い水準の回答が示されるケースも出ており、「早期有利回答」を目指し、山場に向け懸命な交渉を続けている自身が所属する電力総連を始め、連合傘下の各産別労組の皆さんにエールを送る次第。
 
経営側におかれましては、「持続的な賃上げ」が真のデフレ脱却、さらには少子化対策の観点など、我が国の課題に直結することを強くご認識のうえ、目に見える成果として表していただきたく存じます。
 
さて、話しを変え、昨日の午後は完成した「敦賀駅東口駅前広場/東口駐車場」の行政視察に出席。
 
市議会議員ならびに報道機関各位が出席のもと、敦賀市都市整備部 新幹線整備課の方々に現地にてご説明をいただきました。
 
やまなみ口(東口)に整備された広場・駐車場は整備面積が約10,900m、総事業費約23億円、平成28年度から令和5年度までの8年の歳月を経て、この度完成したもの。
 

【完成した東口駅前広場】
 
市の説明資料によれば、駐車場施設駐車台数 124台(うち障害者用3台)、バス乗降場2台、バス待機場9台、タクシー待機場8台、一般車乗降場5台などを有するほか、キャノピー(通路屋根)約1,500m2、公衆トイレ、喫煙所の施設内訳。
 
また、同じく市の説明資料にある「特徵」を引用しますと、
 
●東口駅前広場は、国道8号バイパスや27号バイパス、敦賀インター、敦賀新港など広域交通のアクセスが良いことから、広域観光の出発点として大型観光バスが発着できる乗降場や待機場を整備しました。
●ロータリー中央には、敦賀湾の沖にある北陸のハワイ「水島」をイメージした交通島を整備した。
交通島は、敦賀市の木である「松」、周囲に水面をイメージした玉砂利と砂浜をイメージした芝生を配置し、防波堤をイメージした石積みには、疋田石を使用しました。(※明治の敦賀長浜間の鉄道開業時に鉄橋や線路敷きにも使われていました。)
●ロータリーと木ノ芽川の間は、周辺を散策していただけるよう、散策路橋や緑地広場を整備しました。
緑地広場は、河川堤防と一体的に市民や観光客など駅利用煮が憩えるスペースとして、芝生の斜め広場やベンチを整備し「やまなみ口」という通称にふさわしい空間としました。
●キャノピーのデザインは、駅西側の広場と統一感を持たせつつ、新幹線敦賀駅舎や東口からの風景と一体感が感じられるようなデザインとしました。
 
とありました。
 
全国の新幹線駅の中でも、川辺と散策路でつないでいるのは珍しいと思いますし、実際、芝や樹々の緑が映える季節には、自然と新幹線駅が調和した広場になるものと認識した次第です。
 
百聞は一見に如かずということで、市民の皆さんを始め、敦賀を訪れた方々にはぜひ「やまなみ口」で癒しや憩いを感じていただければ幸いです。
 
なお、この東口駅前広場の完成により、すべての新幹線工事が完了したこととなります。
 
北陸新幹線金沢ー敦賀間で最大の難所と言われた敦賀駅工区を、一年遅れたとはいえ見事に完成。
 
新幹線駅工事とのエリア調整などから、超タイトな工程となった敦賀市管轄の駅前広場工事が開業までにしっかり間に合ったのも、新幹線整備課の皆さんを始め行政関係者、そして何をおいてもヒーローは現場で汗してご尽力いただいた工事関係会社の方々だと思います。
 
ここに改めて、関係者各位に御礼申し上げるとともに、心より感謝いたします。
 
(以下、東口周辺の写真を参考掲載します)