福井市長に西行氏が当選

ブログ 政治

12月中旬とは思えない暖かさとなった昨日。
 
茨城県東海村では、原電総連組織内議員の「寺門定範(さだのり)」議員の事務所開きが行われました。
 
私は出席まではしませんでしたが、必勝の思いを込めて檄文(為書きとも言う)をお届けしたところです。
 
着々と準備を整え、活動を進める寺門さだのり後援会。
 
今回の事務所開きは身近な関係者のみで行われたとのことですが、核となる皆さんで固めた拳はさぞかし熱く、固いものと推察いたします。
 
来年1月に予定されている東海村議会議員選挙では、私も足を運ぶこととしていますが、3期目の必勝に向け、組織の総力を挙げて戦い抜きたいと思います。
 
さて、選挙といえば、同じく昨日は、任期満了に伴う注目の福井市長選挙が行われ、無所属新人の前副市長西行茂氏(69)=自民、立民、公明、国民推薦=が、同じく無所属新人の元県議鈴木宏治氏(50)を破り、初当選を果たしました。
 
最終得票は、西行氏44,218票、鈴木氏41,895票と、2,323票の僅差であったものの、私の所属する国民民主党福井県連、日頃から連携する連合福井も推薦した西行候補の当選を心からお祝いする次第です。
 

【初当選を果たした西行氏(福井新聞号外より引用)】
 
なお、気になる投票率は「41.16%」だったとのこと。
 
今期限りで退任する東村新一市長の4期16年にわたる市政運営への評価が主な争点となり、東村氏の下で副市長を務めた西行氏は市政の継続を掲げ、鈴木氏は刷新を訴える一騎打ち、さらには来年3月の北陸新幹線金沢-敦賀間の延伸開業後の県都をどうしていくのかなど、福井市民にとって極めて関心の高い選挙と思われたものの、投票率はこの数字。
 
前回を3.73ポイント上回ったとはいうものの、有権者の半数以下しか投票に行かないことの意味を考えてしまった次第です。
 
それはさて置き、初当選後、福井市内の事務所で支援者を前に「皆さんに一生懸命応援していただいた。福井を楽しい、元気で安心の町にしたい」と語った西行氏。
 
今後の西行新市長のご活躍を祈念するとともに、敦賀市とも連携を密にした取り組みの展開を期待する次第です。

【お知らせ】一般質問の模様を再放送(RCN議会チャンネル)

ブログ 敦賀市議会

お知らせ1件です。
 
昨晩からは、嶺南ケーブルネットワーク(RCN)議会チャンネル(CH093)にて、一般質問の模様が再放送されています。
 
以下に放送スケジュールを掲載しますので、ご覧いただければ幸いです。
 

横断歩道での「歩行者優先」はマナーでなく、ルール!

ブログ 防犯/防災

昨日朝刊の訃報欄に悲報あり。
 
12月4日 7時35分頃、若葉町3丁目の県道(さかな街〜粟野交番までの岡山松陵線)で交通事故に遭った中学生がお亡くなりになりました。
 
事故の際、中学生は重傷とあり、容態が回復することを祈っておりましたが、このような結果となり本当に残念でなりません。
 
これからの人生を突然絶たれたご本人、さらにはご家族の悲しみを思うと胸が締め付けられる思いであり、心からお悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈りいたします。
 
なお、この事故は、中学生が信号のない横断歩道を渡っていた際に軽乗用車にはねられるというものでした。
 
横断歩道に関する事故に関しては、警察庁調べによれば、平成30年から令和4年までの過去5年間で、自動車と歩行者が衝突した交通死亡事故4,678件のうち、約7割の3,295件は歩行者が横断中の事故とのこと。
 
また、横断中の事故のうち、約7割の2,150件が横断歩道以外の場所を横断している時に発生しており、その中の約7割は、走行中の自動車の直前直後を横断したりするなどの法令違反との結果となっています。
 
 →警察庁HP「横断歩道は歩行者優先です」はこちら
 
そして、ここ福井県を見てみますと、令和3年度に福井県が県内の交通死亡事故を調査分析した結果では、当県は全国と比較して「横断中の事故」が多く(全国6位)、発生場所は、特に「無信号交差点」が多くなっている(全国2位)ことが分かっています。
 
さらに、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況(JAF調査)」において、2022年調査で福井県は全国ワースト13位で約7割のドライバーが一時停止しない結果となっています。
 
いわゆる「交通マナーが悪い県」という不名誉な状態にあると認識するところであり、横断歩道での事故が起こる可能性が高いことを裏付けるものでもあります。
 
ここで改めて、横断歩道付近等における「運転者のルール」を確認すると、以下6項目。
 
①横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。
②歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければならない。
③横断歩道や自転車横断帯やその手前で止まっている車があるときは、そのそばを通って前方に出る前に一時停止をしなければならない。
④横断歩道や自転車横断帯とその手前から30メートル以内の場所では、ほかの車を追い越したり、追い抜いたりしてはいけない。
⑤横断歩道のない交差点やその近くを歩行者が横断しているときは、その通行を妨げてはいけない。
⑥横断歩道、自転車横断帯とその端から前後に5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはいけない。ただし、赤信号や危険防止のために一時停止する場合などは別。
 
当たり前のことですが、これらを頭に叩き込んで、考えずとも守れるようにせねばなりません。
 
なお、福井県では、このような状況を踏まえ、ドライバーへの注意喚起を主眼として、横断歩道での歩行者優先意識の徹底を進めるキャンペーンを県内事業者の賛同を得ながら展開しています。
 
注意喚起ポスターは以下のとおりですので、皆様方におかれましても「STOP横断歩道」を合言葉にルール遵守いただけますうよう切にお願い申し上げます。
 

【福井県の啓蒙ポスター】
 
また、明日11日(月)から20日(水)までの10日間は、「年末の交通安全県民運動」期間となります。
 
降雪や路面凍結、交通混雑などの道路交通環境の悪化や飲酒する機会の増加等に伴い、交通事故の増加が懸念される年末を迎えるにあたり、県民一人ひとりが交通ルールの遵守や正しい交通マナーを励行することにより、交通事故を防止することを目的としています。
 

【福井県「年末の交通安全県民運動」ポスター】
 
ひとたび事故が起これば、犠牲になられた方、そのご家族はもちろんのこと、加害者が追う悔いは「一生」残ります。
 
自身に言い聞かせる意味でも、車に乗る際も歩行者の場合も改めて、「注意1秒 ケガ一生」、「STOP横断歩道」を強く意識して行動していきましょう。

「企業参入と市民生活の安全について」一般質問する

ブログ 敦賀市議会

12月6日から3日間に亘り行われた一般質問。
 
最終日の昨日は残る6人が登壇し、私もラストバッターとして質問を終えました。
 
今回、正直非常に難しいテーマであるが故、1項目に絞って取り上げた訳ですが、「批判ではなく解決」の念を強く持って、これまでと同様、是々非々かつ建設的に議論すべく臨みました。
 
その1項目とは以下。
 
1 企業参入と市民生活の安全について
 ⑴ 現状把握
 ⑵ データセンターの事例
 ⑶ 実効的な対策に向けて

 
敦賀市においては、原子力発電施設等周辺地域企業立地支援事業(いわゆる「F補助金」)による安価な電気料金、福井県・市の助成制度に加え、拡張する敦賀港の利用、北陸新幹線開業を見据えた交通利便性、さらには災害リスクの低さなどから、近年企業参入の意向、引き合いが増加しているなか、今定例会においてまさに、そうした趣旨を汲んだ第83号議案「『敦賀市環境保全条例』の一部改正」が提案されたところでありますが、私自身、約1年半に亘り関係してきた騒音問題の実事例なども踏まえ、本市において二度と発生させてはならないとの思いをもとに、今後より実効的な対策が講じられるよう質問した次第です。
 

【嶺南ケーブルネットワーク 議会チャンネル放送より】
 
「現状把握」では、今定例会にて「敦賀市環境保全条例」の一部改正を行うとした背景、土地利用調整条例や都市計画区域における用途地域を遵守するとの観点から、今現在までに問題は発生していないのか、さらには、実態として本市への参入希望企業は増加傾向にあるのか実績と傾向を伺いました。
 
答弁では、用途地域の使用に関し、例えば建築確認の要らない賃借物件の場合においては一部不適合案件を把握していることや、参入希望に関しては、ここ5年で増加傾向にあり、事業者と面談した件数は、平成30年の89件から直近では116件となっていること、その業種割合では情報技術分野が32%、次いで物流、製造と続くことを確認。
 
続いて、「データセンターの事例」に関しては、先ほど述べた自身が関与した実例として、令和4年5月にデータセンターとして市内で事業を開始した事業者については、同社建物に設置した排気ファンからの騒音に対し、周辺住民からの苦情の声が挙がり、事態の改善に向けた対応を続けたものの、総合的判断の中で、本年夏頃には事業撤退したものと認識していることを説明。
 
その上で、同社は、県・市の補助金なども見込み、本市に進出したものですが、最終的に、地域住民、行政、参入企業、物件を提供した関係者など、すべてにマイナスの影響を与えたものであり、とりわけ生活環境が一変した住民への影響は計り知れないものがあると受け止めており、こうした経験を踏まえ、一連の対応をした市として今回の件をどのように総括しているか伺いました。
 
総括に関しては、市民生活部長からあった、以下の答弁がすべてを物語っていることから、文字起こししたものを記載します。
 
(市民生活部長答弁)「騒音等の生活環境上の問題は、住民の方が大きな騒音だと思ったとしても、事業者が法令の規制基準値を満たしていることがあるため、規制の対象とならない場合には、法的根拠がない中で事業者への対応の働き掛けや住民の方にご理解いただくことが非常に困難であると認識しています。また、この事案を含め、環境上の問題が大きく発展するケースとしては、事業者の住民とのコミュニケーションの欠如に起因するものが多いことから、事業者の自主的な取り組みにより、住民とのコミュニケーションを図れるような仕組みづくりが必要であると感じました。さらに、市の対応として、法令の規制で対応できない場合であっても、民間と民間同士の問題とするのではなく、当事者の声に耳を傾け、一緒に解決に向けた方法を当事者に寄り添った対応をしていくことが必要と感じたところです。
市が間に入っても困難な事案でございましたが、こういう時にこそ、解決の糸口を探す努力を怠らず、住民の方とお約束した内容については実施することや、その都度連絡を行うことなど、丁寧な対応により、信頼関係を築くことが大切であり、こうした認識に立ち、今後の苦情対応や環境公害に対する取り組みに生かしていきたいと考えております。」
 
また、この事例に対する原因について、自身が考える3点(①補助金対象(予定)事業に対する市の関与度合いの不透明さ、②適地選定にあたってのリスクアセスメント不足、③地域住民とのコミュニケーション不足)を伝えたところ、市からも同様の考えある(リンクしている)との回答がありました。
 
最後は、ここまで確認した状況を踏まえた「実効的な対策に向けて」
 
これについても自身が考える6項目を意見。
 
「市全体の取組み」としては、条例改正の趣旨や取り組みに関する積極的な広報を、「組織的観点」からは、問い合わせを受け付けてくれる窓口の明確化や関係する部署が連携をして、解決に向けて取組む体制構築、併せて、今後懸念される外国人経営企業の参入に対しても、文化の違いや言語などに留意した対応を。
 
「企業参入に対する市の関与を強める観点」からは、「敦賀市サテライトオフィス誘致補助金交付要綱」を例に挙げ、第5条(補助金の指定申請)に追加した「3 事業者は、隣接する住民等に対して事業計画の説明を行い、意見を聴くとともに協議し、事業説明実施報告書を市長に提出しなければならない。」との定めを、少なくとも、市の補助金対象事業に関してはすべて、この項目を科すべきと意見したところ、これに関しては反映済みとのことでした。
 
「企業参入」に対しては、市から敦賀不動産業会に物件情報紹介の協力依頼をする際に、より周辺地域への影響も念頭に置いた適地(物件含む)を選定いただくための方策、さらにはバックアップ的な対策として、万が一、トラブルが発生した際に、事業所から発生する騒音・振動・悪臭等を改善するために事業者が実施する対策に対して、「操業環境対策補助金」(仮称:大阪府豊中市で例あり)を交付する制度を構築してはなどと提案。
 
6項目の提案に対しては、「実施する」や「徹底する」あるいは「他自治体を参考に検討する」とすべて前向きな回答をいただけたものと受け止めたところです。
 
こうして、一通りの質問を終えたところで、米澤市長が挙手の後、一連の対応に関するご自身の考えを述べられた上で、「これが100点ではない。今後も善処する。」旨の言葉がありました。
 
事例に挙げたデータセンターの件も市長に就任される以前から把握、住民の方と意見交換されていたことを私も知っていましたが、市長になられた後もまったくブレることなく対応された米澤市長には、心から敬意を表する次第です。
 
これを受け、私も結びの言葉でお返ししましたが、この時すでに残り1分を切っており、すべてを述べることができませんでした。
 
この場をお借りし、用意していた言葉を全文掲載させていただきます(太字の部分が言えなかったところ)。
 
結びになりますが、法規制の値を上回るか否かに関わらず、いわゆる「公害」(今回の場合は騒音)により、これまでの平穏な生活が一夜にして一変し、24時間悩まされるという事態に直面しました。
事業者が撤退したことにより、現在は終息したとありましたが、当事者の方は今でも幻聴が続くなど、決して終息した訳ではないということをご認識いただきたいと思います。
今回、こうして経験したことを主な事例に挙げ、意見しましたが、自由な経済活動と住民の安全を守るための規制は、相反するものであり、その両立を図ることは、ゴールなき永遠のテーマだと思います。
また、世の中に「ゼロリスク」はありませんが、リスクを可能な限り低減することはできます。
先ほど述べた通り、その「公害」が自分がお住まいのエリアで発生し、自分自身あるいは家族がその目にあったらとの「当事者意識」を忘るることなく、あらゆる知恵を絞り、米澤市長のリーダーシップのもと市民に「寄り添う」姿勢をもって、今後対応いただけますよう、切に切にお願い申し上げ、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
 
敦賀市が将来に向け、持続的に経済発展するためにも重要なことと、今回1点に絞り質問しましたが、その背景には、騒音問題で苦しむ近隣住民、対応した市、そして私にとっても、ひとつの「けじめ」にせねばと強い思いがあったところ。
 
市も認識されているよう、これで決して終わりではありません。
 
敦賀では「二度と起こさない」との思いのもと、リスクを可能な限り低減する方策を、私も考え、今後も意見していく所存です。

本日最終、一般質問に登壇

ブログ 敦賀市議会

昨日12月7日は、北陸新幹線敦賀開業までちょうどあと「100日」ということで、福井新聞にも特集記事が掲載されていたほか、市役所に行くと、敦賀高校商業科の生徒たちが作成したカウントダウンボードがお披露目となるなど、各所で開業ムードを高める取り組みが進められていました。
 

【市役所入口に設置されたカウントダウンボード。中央のモニターには動画が流れます。】
 
カウントダウンボードは、市役所のほかアルプラザ敦賀店入口にも設置されたことに加え、市内100ヶ所以上の公共施設と店舗には、同じく高校生作成の卓上「日めくりタイプ」のカウントダウンボードも設置されたとのこと。
 
なお、市役所1階受付カウンター横に設置された「日めくりタイプ」を見せてただくと、差し替えていく100枚の敦賀の紹介スポット(ポストカード型)が準備されていて、数枚見ただけで、高校生たちの敦賀への愛情を感じ、嬉しくなった次第です。
 

【日めくりタイプはこのような感じ。左は差し替え用のカード。】
 
こうして、次代を担う皆さんが一生懸命盛り上げようと取り組んでいますので、大人の皆さんも「新幹線なんか来ても」と冷めてる場合じゃないですよ。
 
さて、昨日は「あと100日」に加え、二十四節気の「大雪(たいせつ)」を迎えるなど、移りゆく暦に月日の経つ早さを実感するところですが、私にとっていま集中すべきは12月定例会。
 
その定例会は昨日、一般質問の2日目が行われ、初日と同じく7名の議員が登壇。
 
連日、会議時間(17時まで)を延長しての対応となるなか、これで計14名が質問を終えたことになります。
 
本日最終日は残る6人となり、私もラストバッターで質問します。
 
再掲となりますが、私が質問する項目は以下。
 
1 企業参入と市民生活の安全について
 ⑴ 現状把握
 ⑵ データセンターの事例
 ⑶ 実効的な対策に向けて

 
自身が関与した実事例も踏まえ、開発行為や新規事業参入によって、環境への影響や市民生活の安全が脅かされることがあってはならないとの思いのもと、今後より実効的な対策が講じられるよう質問するものです。
 
敢えて1項目に絞った意味は、時間を掛けて議場で議論すべきことと考えたから。
 
私の出番は、順調に進めば16時半頃になろうかと思いますので、これまた繰り返しになりますが、議場での傍聴、嶺南ケーブルネットワーク(ch093:議会チャンネル)や市議会インターネット中継などにてご視聴いただけますようお願いいたします。
 

【議場での傍聴は、市役所入口のデジタルサイネージでもご案内しています。】

「20名」による一般質問が始まる

ブログ 敦賀市議会

原子力規制委員会は12月6日、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所で2021年1月以降に発覚した核物質防護事案に対する追加検査の結果、および同社の「原子炉設置者としての適格性」に係る再確認について、原子力規制庁より報告を受け、それぞれ、今後、現地視察、社長との意見交換を行ったうえで、最終的に判断することを了承しました。
 
追加検査は延べ4,268時間に及び、2023年5月以降に実施された追加検査のフェーズⅢで改善が見られず継続検査となっていた4項目すべてについて是正が図られていると判断されたとあり、ひとまず安堵したところ。
 
6,7号建設工事中の平成7年には、4月から約5ヶ月間に亘り研修でお世話になった柏崎刈羽原子力発電所。
 
私にとっていわば「セカンドマイプラント」でありますので、こうしたハードルをクリアし、何としてでも再稼働を果たされることを敦賀の地から応援する次第です。
 
さて、昨日から始まった一般質問には7名が登壇。
 
敦賀市議会の一般質問は「一問一答式」、自分の質問持ち時間「30分」で行われるため、同じ時間分、理事者の答弁を見込むと大凡一人当たり約1時間を要する計算となります。
 
多少の長い短いはあるものの、昨日はほぼこのペースで進み、終わったのが19時過ぎ。
 
質問では、とりわけ関心の高い金ケ崎周辺整備について、①憩いの場を観光客のために使うのかとの市民感情に対する説明の必要性、②全体の投資額や市が投じる総額、③誰が事業主体(責任者)なのか、④金ケ崎岸壁との関係(障害にならないのか)など、懸念事項が挙げられました。
 
これに対し理事者からは、①企業誘致的発想の部分は民間で、公の部分はパブコメなど行い、市民が誇れるエリアにしていきたい、②民間の資金計画、テナント入居候補なども踏まえ、次の基本設計に進む考えだが、投資総額は今後、手法(SPCなど)も差し控える。市としてはJR貨物用地の購入含め明らかにする、③今後の協議の中で明確にする、④民間とも共有し検討する。
 
質問者からは、①の答弁後、「民間の裁量じゃ上手くいかない。然るべき時期に市がしっかり説明を。」と再度求めがありましたが、私も全く同感と聞き入った次第です。
 
(注)質問のやり取りは、私のメモに基づき記載しています。ついては、聞き漏らしや若干ニュアンスが違うところがありましたらご容赦ください。
 
その他にも、氣比神宮周辺整備に対しても懸念事項を確認されていましたが、「心配ごと」を明確にし、確認していく質問スタイルも勉強になったところです。
 
金ケ崎周辺整備に関しては、残る13名の質問においても複数の通告がされており、昨日の議論を踏まえ、さらに深掘り、理解を深める機会になることを期待いたします。
 
なお、初日の質問では、玄蕃尾城や手筒山城、金ケ崎城など歴史を生かしたまちづくり、今後の介護福祉のあり方、一次産業の現在と未来、北陸新幹線工事に伴う沿線への影響、デジタル地域通貨「ふくいはぴコイン」、市役所におけるカスハラ(カスタマーハラスメント)などなど、多種多様な質問があり、自身としても勉強になりました。
 
本日もおそらく、7名(進み具合によっては8名)の登壇になろうかと思いますが、どこまでのトーンで質問するのか、注視している項目質問もあることから、気を引き締めて臨みたいと思います。
 

【本会議の再開は10時となります(写真はRCN議会チャンネルの待機画面)】

進む東海第二発電所の安全性向上対策工事

ブログ 働く仲間とともに

敦賀市議会は、今日から金曜日に掛けて一般質問。
 
昨日の福井新聞にも掲載されていたとおり、正副議長を除く全議員が質問するのは5年ぶりとのこと。
 
6名が質問に挙げているよう、関心の高い金ケ崎周辺整備関連を始め、多種多様な視点からの質問がされますので、お時間の許す方はぜひ議場での傍聴や敦賀市議会インターネット中継などにてご覧いただければと存じます。
 
参考まで、全議員の質問通告内容を以下にリンクしておきます。
 
 →発言通告一覧はこちら
 
さて、議会が休会中の合間を縫って、一昨日は茨城県東海村に行ってきました。
 
目的は、原電グループで働く皆さんを対象とした、寺門さだのり東海村議会議員との合同活動報告会。
 
これまで、敦賀、本店と開催してきており、最後は東海地区ということで、1年ぶりに東海第二発電所(以下、東海第二)に。
 
現在、安全性向上対策工事を進める東海第二ですが、東海駅に到着し、発電所に向かう途中に見た、大型クレーンが立ち並ぶ風景から想像を上回る大規模な工事であることが分かった次第です。
 

【大型クレーンが並ぶ東海第二発電所。左手の排気筒横の建物が原子炉建屋(写真はPPの関係上、敷地外からのみ)】
 
到着後は、安全性向上対策工事の概要について説明いただきましたが、東海第二は2014年5月20日に原子力規制委員会に新規制基準適合性確認審査の申請を行い、2018年9月26日に原子炉設置変更許可、10月18日に工事計画認可を受けた後、現在、一連の工事を進めているところ。
 
地震・津波対策、竜巻による飛来物への対策や火山による降灰、森林火災から発電所を守るなど自然現象への対策、新たな電源設備の配備、様々な原子炉冷却設備の設置、環境への放射性物質の拡散抑制など、あらゆるリスクを想定した対策工事を並行して実施しており、それが先ほどのクレーンが立ち並ぶ状況になっていることを理解することができました。
 
 →東海第二の安全性向上対策工事の詳細はこちら
 
そうした発電所の状況を知ることができただけでも来た甲斐がありましたが、報告会の場では、敦賀で机を並べて仕事した同僚や労組役員としてともに活動した先輩など、旧知の方々にお会いできたうえ、再稼働に向けご尽力されている皆さんに対し、直接エールを送ることができ、私にとって本当に良い機会となりました。
 
なお、工事の規模が小さかろうが大きかろうが、何をおいても優先すべきは「安全」。
 
安全を第一義に、今後着実に工事の完遂に進むことを祈念いたします。
 
また、来年1月には、寺門さだのり議員が3期目の挑戦をされる東海村議会議員選挙が予定されています。
 
争点になるであろう東海第二の再稼働を始め、東海村の将来を左右するといっても過言でない選挙であると認識するところ。
 
組織の総力を挙げて戦うことは既に確認済みでありますが、私自身、同じ組織内議員の先輩のため、できることに精一杯取り組む所存です。

悔やまれる交通事故

ブログ 防犯/防災

青空が覗く月曜朝は、恒例の街頭活動からスタート。
 
いつも通り、駐車させていただく「ツルガ薬局」さんにご挨拶(7時半には開店している)し、拡声器のスイッチを入れようとしたところ、既に「ON」に。
 
1週間前に使用した後からスイッチが入りっぱなしだったようで完全に電池が切れており、「しまったなぁ」と呟きながら車に戻り、予備電池と交換していると「山本さん!」との声掛けあり。
 
何と、お知り合いの方がわざわざ駆けつけてくれました。
 
思わぬサプライズに驚くやら、感激するやら、力が湧いてくるやら。
 
丁重に御礼を述べた後は、感謝の気持ちを込めて街頭演説を行いました。
 
話している間も、交差点を渡り、各アングルから撮影いただくなど、これまた感謝しかありませんが、そうして撮っていただいたうちの1枚がこの写真。
 
次代を担う高校生にも届けばと話しているシーンを掲載させていただきます。
 

【自撮りでは撮れないワンシーン】
 
お仕事前にご協力いただき、本当にありがとうございました。
 
心より感謝申し上げます。
 
こうして朝から嬉しいことがあった一方、ほぼ時を同じくして聞こえてきたのは救急車の音。
 
後からの情報によれば、7時35分頃、若葉町3丁目の信号のない横断歩道を渡っていた女子中学生が、市内の会社員が運転する軽乗用車にはねられるという交通事故が発生。
 
女子中学生は頭を強く打つなどし重傷とありました。
 
何を置いても、今は生徒さんの容態が回復することを祈るばかりです。
 
近くで起きていたこのことを知らず、街宣を終えた後は、その道を通らず駅方向に向かったところですが、近所に住む同級生からメッセージで連絡があり、この事態を知った次第です。
 
なお、同級生曰く、事故があった県道岡山松陵線(さかな街〜粟野交番)には横断歩道はあるものの信号機がないということで、通学路にもなるため1箇所でも設置をと警察にも要望していたとのこと。
 
私もそのことを聞いていましたので、もしこの横断歩道に信号機があったならと悔やみましたが、後悔先に立たず。
 
事故の原因は調査中であるものの、状況把握のうえ何をすべきか対応したいと思います。
 
明るい時間、見通しの良い直線で起きた事故。
 
師走の気忙しさと相まって、車の運転に注意を欠くことのなきよう、まさに「注意一秒 ケガ一生」の思いのもと、皆様方におかれましては、細心の注意を払って交通安全に努めていただけますようお願いいたします。
 
私ももちろん気をつけます。

大比田の皆さんに活動報告

ブログ 活動報告

注目の福井市長選が昨日告示され、ともに無所属新人の前副市長 西行茂氏(69)と元県議の鈴木宏治氏(50)が立候補。
 
勇退する東村新一市長が初当選した2007年以来、16年ぶりの新人対決だそうですが、10日の投開票に向けた一騎打ちの選挙戦に突入しました。
 
来春の北陸新幹線県内開業を始め、人口減少社会を見据えた持続的な地域活性化策や産業振興、子育て施策などが争点になるとされていますが、国民民主党福井県連が推薦した西行候補の必勝に向け、ご支援賜りますようお願いいたします。
 
選挙といえば、自身も戦った4月の統一地方選挙ですが、それから早や7ヶ月。
 
月日が経つのが早いのは、日々が充実している証拠と言いますが、何を置いても限られた4年間の議員任期を全力で活動することが、票を投じてくれた皆様の期待に応えること。
 
その思いだけは常に胸の中にもって、引き続き活動にあたる所存です。
 
さて、その選挙の際に、あたたかい応援をいただいたのが、父の実家のある大比田区。
 
昨晩は、その大比田の役員研修会にお招きいただき活動報告の機会を頂戴しました。
 
コロナ禍前を合わせると、おそらく3回目になろうかと思いますが、大比田公会堂の集会場にて約30分、パワーポイントを用いて報告させていただきました。
 

【集会場での報告会の様子。100インチスクリーンは大き過ぎました(汗)】
 
また、意見交換の場では、敦賀防災(田結〜挙野間のバイパス化)や国道8号線バイパス化(挙野〜南越前町大谷間)、同じく国道8号の維持管理に関すること、公共交通のあり方や総合計画、少子高齢社会の課題についてなど、大変多くのご意見、ご質問をいただきました。
 
私からも知り得ること、自身の考えを率直に話しましたが、こうしてフランクに会話ができることを大変嬉しく思った次第です。
 
なお、会話の中であった不明な点は、市にも確認してお返ししたいと思います。
 
近年、県外から複数の移住者がある大比田ですが、昨日お伺いするに、その移住者のネットワークで訪れた方からまた移住希望の声があるとのこと。
 
「まちに魅力があれば人は来てくれる」と、以前に区の方からお話しを聞いたことがありますが、その魅力は何といっても人情味あふれる「人」と「ロケーション」にありと改めて感じた次第です。
 
実は私、敦賀で夕陽が綺麗に見える場所は東浦地区で、その中でも大比田海岸が一番だと思っています。
 
幼少期から見ているせいかも知れませんが、最後にその写真を掲載し、皆様とも共感できれば嬉しく思います。
 


【敦賀半島に沈む夕陽。心も落ち着きます。】

竹詰ひとし参議院議員、寺門さだのり東海村議とともに

ブログ 働く仲間とともに

昨日と続けて「国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議」(以下、COP28)の話題から入りますが、首脳級会合に合わせ、日米英、カナダ、韓国など約20の有志国は2050年までに世界の原子力発電能力を3倍に拡大することを目指す宣言を2日までにまとめたとのこと。
 
宣言では、気温上昇を1.5度に収める目標の達成に向け「原子力が重要な役割を果たす」と指摘したうえで、世界の原子力発電能力を2020年比で3倍に拡大するため協力し、国際金融機関を含め原子力への資金投入を進めることも確認するとあります。
 
日本の現行エネルギー基本計画では、2030年度の電源構成で20~22%を見込む(その達成すら既に危うい)とし、次世代革新炉の開発などにより原子力発電を推進するとしていますが、国際会議での宣言に名を連ねる以上、今後より具体的に、その道筋を示していっていただきたいと考える次第です。
 
さて、世界の潮流が原子力発電の存在価値を再確認するなか、昨日は、東京虎ノ門で開催された原電労組の組合員研修に出席。
 
朝に若狭原電紀行の皆さんとお別れした後、高浜町の若狭和田駅を出発。
 
敦賀駅で乗り換え約5時間の旅でしたが、久々に乗車したJR小浜線から見る嶺南の海と山の景色は風情があるもの。
 
北陸新幹線開業の一方で、地元のローカル線を大事にせねばと改めて認識したところです。
 
話しを元に戻し、入社13〜14年の組合員を対象とした研修には、約70名の皆さんが参加。
 
それまでのグループ討議などもあったせいか、会場に熱気を感じましたが、政治関連の研修ではまず、電力総連組織内議員の竹詰ひとし参議院議員(国民民主党)からご講演をいただきました。
 

【研修前の控室にて。左から寺門議員、竹詰議員、私。】
 
竹詰議員からは、党内情勢や国会での活動からエネルギー政策に至るまで、幅広い範囲について熱く語っていただき、まさに、現場の声を代弁する姿、熱量は参加者にも届いたものと思いました。
 
続いて、原電労組組織内議員として、寺門さだのり東海村議会議員、そして私からも活動報告。
 
それぞれより、東海村政、敦賀市政のトピックス紹介、自身の取り組みについて思いを述べた次第です。
 

【研修会場の様子。いつも通りのパワポスタイルで報告しました。】
 
入社13〜14年となれば、会社では屋台骨の中堅社員。
 
話していていも、組合員からのまっすぐ真剣な眼差しを感じたところですが、報告を終え感じたことは、職場の仲間の思いをしっかり受け止め、引き続き活動でお返しするのみということ。
 
研修会場を後に、暗くなり掛けた東京のビル群の中でネジを巻き直すとともに、こうして貴重な場を与えていただいたことに感謝した次第です。
 
そうした思いのもと、引き続き、同じ原電労組の組織内議員である寺門さだのり議員、そして国政では、電力総連組織内議員の竹詰ひとし議員、浜野よしふみ議員と連携を図りながら、地域の発展に貢献するとともに、エネルギー・原子力政策のみならず、現実的で真っ当な政治に向け、微力ながら尽力する所存です。

« 古い記事 新しい記事 »