走ることは我が心のふるさとだ

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すっかり正月の風物詩として定着した箱根駅伝。
 
2日、第99回を迎えた大会がスタートし、昨年10月の出雲全日本選抜と同11月の全日本を制し、大学3冠を目指す駒澤大学が19年ぶりに往路優勝を果たしました。
 
この日の駒澤大学は、区間賞こそいなかったものの、大黒柱の田沢選手を始め、5人全員が区間4位以内と抜群の安定感で、まさに総合力の勝利といったところ。
 
それを表すかのように、1年生で5区の山登りに抜擢された山川選手の「田沢さんに頼らずに自分たちでもカバーするようにしてきた」と強調した言葉が印象的でした。
 
この箱根駅伝の人気というのは、単にレース展開楽しむということのみならず、郷土出身の選手を応援したり、各大学、各選手それぞれの箱根に懸ける思いや、それを支える人達とのエピソードなど、懸命に走る姿に人間ドラマが重なることにあると感じるところ。
 
復路の今日、べったり観戦までとはいきませんが、無事にタスキがつながること、好レースとなることを期待したいと思います。
 
さて、箱根に感化された訳ではありませんが、昨夕は久々に5キロほどランニング。
 
箱根の剣ならぬ野坂の御岳を望みながら、気持ちの良い汗をかいた次第。
 
高校時代は陸上部で中長距離を専門種目としていた私ですが、卒業する際、恩師が私に贈ってくれた言葉は「走れ、走れ。走ることは我が心のふるさとだ。」。
 
正直、卒業の際はさっぱり意味が分かりませんでしたが、社会人になってからあった幾多の困難も、あの時の厳しい練習(と恩師の厳しさ)を乗り越えた経験が糧となり頑張れた自分がいて、ようやくこの言葉に込められた意味を理解できたもの。
 
昨日は走りながら、そんなことも振り返る時間になりましたが、いよいよ明日からは令和5年の活動が本格スタート。
 
恩師の言葉も胸に、前を向いて、我が人生をしっかり走り続けたいと思います。
 

【野坂の麓より。走ることと同じく、この野坂山も「我が心のふるさと」です。】