祝「敦賀市立角鹿小中学校」落成!

ブログ まちづくり

空は快晴なれどやや肌寒い敦賀。
 
土日の風と雨もあり、市内の桜も葉桜になりつつありますが、散った花びらはそれはそれで風情のあるもの。
 
桜のピンクから、次は新緑の緑へとまちの色合いも変化していきますが、こうした変わりを楽しむ気持ちの余裕を持って過ごしたいものです。
 
さて、明日、市内の学校で行われる入学式を前に、令和元年12月より建設工事が進められていた「敦賀市立角鹿小中学校」が完成し、昨日は落成式に出席してまいりました。
 
配布いただいた資料を拝見しますと、この学校建設の経緯に関しては、平成20年に角鹿中学校校舎が築50年を経過し、老朽化が課題となって以降、平成25年には北小学校、赤崎小学校、咸新小学校のある北・東浦・東郷地区区長会並びに保護者の方々から、この3校を統合する形での小中一貫校設置に関する要望が市に挙げられ、その後、平成26年には敦賀市小中一貫校教育検討会答申などを経て、平成29年6月定例会で渕上市長が設置を表明したものであります。
 
また、市長のご挨拶の中では、要望がされて以降、新校舎の整備にあたっては、児童生徒を始め、各区、PTA、学校、児童クラブなど各分野の皆さんが検討委員会で何度も議論を重ねられてきたことや約16ヶ月の工期を経て完成したことへの工事関係者の皆さんへの感謝の気持ちを述べられたほか、多くの方々の思いの詰まった校舎で、新たな小中一貫校というスタイルの中で児童生徒が学習をし、新しい友と手を取り合い、笑顔で楽しい学校生活を送ることを切に願うとの言葉がありました。
 
公立では県内初となるこの角鹿小中学校は「主体的な生き方を育む9年間を見通した教育」をテーマに掲げており、これまでの「小中連携教育」から「小中一貫教育」とすることで、「他との関わりの中で新たな課題を持ち、より良い自分へと向かう生徒」を目指す生徒像に置いているとのこと。
 
これは、学校の教職員だけで決めたのではなく、PTA、地域住民らで構成する研究会議が中心となり、共有された目標とのことであり、まさに地域全体で子ども達を育てていこうとの思いが込められたものと受け止めた次第です。
 
落成式では、木の温もりを感じる「角鹿ホール」に関係者が参集し、主催者を代表し市長からのご挨拶、福井県から豊北教育長からの祝辞、上野敦賀市教育長の謝辞が述べられた後、内覧会が行われ、工事施工者さんからの丁寧な説明とともに校内をぐるり一周。
 
多くの皆さんのご意見を採用したとあって、教室はもとよりトイレに至る細部にまで、子どもたちが楽しく学び、過ごすための目線が行き届いた校舎であるとお見受けしました。
 
校舎の特徴的なものについては、以下に写真を掲載しますのでご覧ください。
 

【新校舎全景】


【落成式が行われた「角鹿ホール」】


【小学校の教室】


【何とここはトイレ。壁面は3小学校の児童がタイルを貼り付けて製作した敦賀の花火絵。】

【メデイアセンター(図書館)は本屋さんのよう】

【時計の裏側も憩いのスペースに】

【角鹿広場、手筒広場と名付けられた中庭】
 
最後になりますが、この新たな学舎で明るく楽しく学んでいただくことは勿論ですが、玄関に飾られていた写真や校旗にあるよう、これを機に閉校となる北小学校、赤崎小学校、咸新小学校が果たしてきた役割とたくさん詰まった思い出を忘るることなく、この角鹿小中学校が今後発展されますよう心より祈念いたします。
 

【3校の思い出とともに発展を!】