9月定例会閉会

ブログ 敦賀市議会

「9月定例会閉会」
 
最終日を迎えた昨日は、9時より議会運営委員会、9時30分からは全員協議会にて、この日の議事日程等を確認。
 
10時に本会議を開いた後、追加提出された補正予算案審査のため一旦休憩し、その後開催された予算決算常任委員会(全体会)にて、国が進める物価高騰対策としての非課税世帯への5万円給付、オミクロン株や小児3回目ワクチン接種に係る事業について審査を行い、全会一致でこれを可決。
 
本会議を再開した後は、まず討論通告のない議案を一括して採決、以外の議案については順次討論を行ったうえで採決に進みました。
 
今定例会で最も注目となっている、「子育て生活応援事業費」を削除し、修正案とした「第61号議案 敦賀市一般会計補正予算(第7号)については、「修正案に反対、原案にも反対」(子育て応援生活事業費を削除することには賛成)に1名、「修正案に賛成」に私を含む5名の議員がそれぞれの視点で討論を行いました。
 
つまりは、全5会派プラス無所属1名が討論に臨んだということですが、このことは、結果、全議員が「子育て生活応援事業費」を認めないことを意味するものであり、民意やご自身の考えをもとに「議会が統一した意思」を示したということになります。
 
私も予算決算常任委員会の時とは組立てを変えて討論しましたが、最後に、財源を子育てに重点配分していくとの方向性には賛同していること、本事業を一旦リセットしたうえで、すべての子どもに届く「子育てにお金のかからないまち敦賀」、「真に子育て世代にやさしいまち敦賀」に向け、取り組んでいただくことに期待すると述べましたが、同志会の方からも同様の言葉があったところであり、理事者の皆様には、これをエールと受け取っていただければ幸いに存じます。
※私の討論全文については、投稿を別にし掲載しました。
 
そうしてすべての議案を可決し、特別委員会からの報告、さらには議会提出議案(B議案)3件の提案がされ、全件採択がされました。
 
このうち、B議案第6号「国道8号敦賀市田結ー南越前町大谷間バイパスの建設促進を求める意見書」については、実は、特に東浦地区にお住まいの方からの声を踏まえ、議会としても採択すべく、意見書作成から各会派、議員への説明、提案までを自身で対応してきたものであり、こうして「採択」された達成感を密かに喜んだ次第です。
 
今後は国、各行政庁に要請をし、一日も早い事業化に向け、微力ながら尽力する次第です。
 
こうして全ての日程を終え、閉会したのが16時32分。
 
最後、子育て生活応援事業費を認めてもらえなかったことは大変残念としつつ、「安心して子育てができ、次世代を担う子ども達が健やかに成長できるよう、支援の充実に向けて検討していく」と挨拶された渕上市長の言葉が印象に残りましたが、今回良かったことは、理事者、議会双方の子育て施策に対する考えをぶつけ合えたこと。
 
今後は、真に敦賀市が「子育て環境日本一」を“目指す”ではなく、“なるんだ”との強い意志のもと、建設的な議論に立って邁進するよう、改めて市の方々にはエールを送る次第です。
 
長くなりましたが、以上が最終日の経過報告となります。
 
これで、任期中残る定例会はあと「2回」となりましたが、今後も一日一日を大切に活動にあたってまいりますので、引き続き、叱咤激励賜りますようお願い申し上げます。
 

【閉会後の本会議場。静寂と余韻を噛み締め議場を後に。】