34日間の9月定例会が閉会

ブログ 敦賀市議会

昨日は、令和5年第4回(9月)敦賀市議会定例会の最終日。
 
10時より本会議を開会し、まず追加で提出された人事案件を可決した後、各委員会での審査報告から討論、採決までを行い、結果、全議案を可決し閉会。
 
34日間という長丁場の9月定例会でしたが、議案の作成から審査・審議に至るまで丁寧に対応いただいた理事者の皆さん、そして議会運営を裏方で支えていただいた議会事務局の皆さん、大変お疲れ様でした。
 
次回、第5回定例会の開会は、11月28日。
 
一ヶ月半後には開会ということで、大変短いインターバルとなりますが、日常活動や議会報告会などを通じ、ひとつでも多く市民の皆さんの声を伺っていきたいと思います。
 

【閉会後の議場。次、ここに来る時は冬間近。】
 
なお、本日のブログでは、採決にあたって私が討論した内容を全文掲載いたします。
 
補正予算案に対する賛成討論となりますが、参考までご覧いただければ幸いです。
 
<以下、討論全文>
 
市民クラブの山本武志です。
私は、会派を代表して、第54号議案 令和5年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)の件について、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。
 
まず、本補正予算に挙げられている事業のうち、庁内事務の一部をデジタル化し、庁内業務の効率化を図るとした「庁内事務デジタル化推進事業費」488万2千円、市の休日に係る日直業務を委託し、職員の業務負担軽減を図るとする「庁舎等維持管理費」133万7千円については、9月に策定した「働き方・仕事の進め方改革推進プログラム」と連動し、職員の働き方改革に資するものと評価いたします。今後もこうした取り組みを継続的に進め、例えば自身が一般質問で意見した保育士、あるいは学校教員、病院職員などにおいても、より園児や児童・生徒、患者さんたちと向き合う時間が取れる職場環境づくりに取り組まれますよう求めておきます。
 
また、北陸新幹線開業後の観光客の受け入れ態勢を整えること等を目的とした「観光協会事業費補助金」1149万1千円に関しては、目的にある駅西の観光案内所機能拡充はもとより、6月定例会で可決した「かぐ〜る」での観光案内機能との連動性、戦略的な配置・体制構築により、真の事業効果につながるよう求め、認めることといたします。
 
そのうえで、「結婚支援事業費」333万7千円は、人口減少対策の根幹にある「出会い」に焦点を充てた事業であること、「次世代タクシー車両導入支援事業費補助金」3780万円は、LPガスを供給する市内唯一のスタンドが廃止されることに起因した喫緊の支援策であること、「すみずみ子育てサポート事業費」397万7千円は、子育て家庭の経済的、精神的負担軽減に寄与すること、「西公民館建設事業費」217万8千円は、老朽化や耐震性を念頭に施設の移転新築の検討に資するものであることなど、事業目的や必要性が明確であると評価いたします。
 
なお、反対討論にあった「敦賀駅東口駅前広場等管理費」342万2千円を始め、「観光二次アクセス向上事業費」134万4千円、「駅前広場・交流施設運営事業費」500万円、「市営駐車場管理費」2989万6千円など、北陸新幹線開業に向けた複数の事業に関しては、待ったなしの開業を控え、「いま」的確に対応しなければ、期を逸するものとして事業化されたものと判断いたします。
 
以上、その他に計上された事業に関しても、物価高騰対策や将来に向けた調査検討など、その必要性と費用は妥当であると評価するものであり、よって「第54号議案 令和5年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)」の件について、委員長報告に賛成の討論といたします。
 
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。