令和5年度 敦賀市教育委員会表彰式

ブログ 人生観

今季、日本人初となるアメリカン・リーグ本塁打王を獲得した大谷翔平選手。
 
男から見てもカッコいい男、いわゆる「男前」の言葉がピッタリの大谷選手ですが、なんと日本国内の全小学校約2万校に3個ずつ、計約6万個のグラブを寄贈することを、自身のSNSで発表。
 
各学校に寄贈されるのは、ジュニア用野球グラブ(右利き用2個、左利き用1個、小学校の低学年用サイズ)の計3個。
 
12月から来年3月までを目処に全国の小学校への寄贈をスタートさせるとのことで、グラブ1個5,000円としても3億円を要する事業に、思わず「どこまで男前なんや」と声を挙げてしまいました。
 
その大谷選手はコメントで「私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。」と話しており、少年時代に掲げた「世界一の野球選手になる」との夢に向かって、飽くなき向上心と努力を続ける姿のみならず、既に次代に考えを馳せ、行動を起こしていることに感銘を受けた次第です。
 
こうして世界に誇る「男前」が育ったのは、大谷選手の資質によるものに加え、親御さんや指導者の方々など、これまた素晴らしい人物に巡り会えた、つまりは教育環境によるものと認識するところ。
 
そう思うなか、昨日は「令和5年度 敦賀市教育委員会表彰式」が市役所2階の消防講堂にて執り行われました。
 
教育の分野で、長年のご功績を讃え表彰するこの式では、以下4名の方が受賞。
 
<教育功労賞> 德本 達之 様
<教育功労賞> 堂田 展江 様
<教育奨励賞> 中村 英紀 様
<体育奨励賞>  林 啓之 様
 
私は文教厚生常任委員長としてお招きいただき、受賞された皆さまに対し、ひとことお祝いの言葉を掛けさせていただきましたが、德本様におかれては社会教育、堂田様は音楽文化、中村様は生徒指導、林様はスポーツ振興の各分野にて、本市の発展に貢献されましたこと、心より感謝申し上げる次第です。
 
今後も後輩へのご指導をいただくとともに、益々ご活躍されますことご祈念いたします。
 

【受賞された(右から)堂田様、德本様、中村様、林様】
 
受賞された皆様の取り組みに共通するのは、ひとり一人が夢や目標をもって努力し続けることの大切さではと、勝手に受け止めたところですが、大谷選手のような「スーパースター」は稀有な存在として、この敦賀の地で育つ子どもも大人も、それぞれが悔いなき豊かな人生を過ごすことにつながればと思った次第です。

航空自衛隊小松基地を訪問

ブログ 政治

岸田首相が年内の衆議院解散を見送る方針を固めたとのこと。
 
現在の内閣支持率などを踏まえれば、大方の予想通りといったところですが、解散延期の影響で注目されるのは憲法改正の行方。
 
首相は来年9月までの自民党総裁任期中の改憲を掲げており、解散がずれ込んだことで条文案作りなどをじっくり行うゆとりができたとの見方もあることから、首相が大義として改憲を掲げ、準備を加速させるかに焦点が集まるところです。
 
現憲法は施行76年を迎えていますが、日本は、核武装した専制国家の中国、ロシア、北朝鮮に囲まれており、ロシアによるウクライナ侵略も相まって、取り巻く情勢は一段と緊張感を増すなかにあって、現憲法の最大の欠陥は、国防の規定がないことにあります。
 
様々な脅威から国民の生命と財産を守るには、外交と防衛の両輪を確かなものとしなければならないことは言うまでもありませんが、世界の民主主義国と同様に、自衛隊の位置付けを明確にすることで、個別的・集団的自衛権に基づいて抑止力と対処力を強化し、平和を守ることができるのではと考えるところ。
 
そのためには、「戦力不保持」を定めた現憲法の第9条2項の議論は避けることができないことから、今後ピッチを挙げて、憲法審査会などの場で議論が進むことを期待する次第です。
 
そうしたなか、昨日はちょうど、敦賀防衛懇話会の一員として、航空自衛隊小松基地を表敬訪問してまいりました。
 
来年2月に開催予定の防衛懇話会での講演会に際し、小松基地のトップである、第六航空団司令兼小松基地司令空将補殿に面会、依頼するのが目的であり、短い時間ではあったものの司令殿とお話しすることができ、私にとって貴重な機会となりました。
 
なお、小松基地は1961年に開設された日本海側唯一の戦闘機部隊が所在する基地。
 
基地と日本海を隔てた諸外国との位置は近く、航空機では約1時間の距離にあることからも、小松基地の果たす役割の大きさが分かる訳ですが、対領空侵犯措置の任務を与えられ、主に日本海正面における国籍不明機の警戒に当たっていただいています。 
 
我が国の空の守りを固めるため、日夜訓練に励んでおられ、この日も轟音とともに自衛隊機が飛び立って行く姿を拝見しましたが、緊張感のなか、こうして対応いただいていることに心より感謝申し上げる次第です。
 
また、基地正門付近に展示されているF-4戦闘機(1976年から1997年まで、小松基地に所属していた機体)を、この日は若い隊員さん達が直営で補修塗装されていました。
 

【展示されていたF-4戦闘機】
 
暫し様子を眺めていると、ローラーで丁寧に、愛しむように作業されており、役務を終えた機体を大切にされていることが伝わってきました。
 
先に述べた「改憲」の最大の焦点ともいえる自衛隊の位置付けですが、こうして最前線で任務にあたる隊員各位の姿や思いを念頭におきながら、今後も「自分ごと」として考えていきたいと思います。

国民民主党が「消費税減税法案」を提出

ブログ 政治

昨日は、見事な秋晴れのもと、名子での辻立ち。
 
青い空、青い海を眺めながらのロケーションは、活動していても本当に気持ちの良いもの。
 
こういう日は気のせいか、発電所に向かう車の皆さんもどこか笑顔の方が多いように思った次第ですが、アイコンタクトではあるものの、互いに笑顔で交わす挨拶はこれまた気持ちの良いもの。
 
立冬を過ぎ、これからの季節は曇天の割合が多くなろうかと思いますが、心は明るく、表情は笑顔を心掛けて活動していきたいと思います。
 

【連日、自分の顔写真で恐縮ですが、この天気に、自撮りも自然と笑顔です。】
 
さて、衆参の各委員会が開催されている国会ですが、思わず「なんじゃそりゃ」と口にしたのは、8日の衆院財務金融委員会。
 
鈴木俊一財務相は、岸田首相が「減税で還元する」と説明してきた過去の税収増分は使用済みで「政策的経費や国債の償還に既に充てられてきた」と述べ、還元の原資はないことを認め、「(還元は)財源論ではなく、国民にどのような配慮をするかとの観点で講じるものだ」との苦しい答弁。
 
首相が「ある」と思っていた分は、「もう使っちゃいました」と聞いて、何故このような認識の不一致が生じるのか、正直呆れてしまいました。
 
また、自民党の宮沢洋一税制調査会長は同じく8日、産経新聞などのインタビューで、政府が来年6月からの実施を目指す所得税と住民税の減税の期間について「当然、1年の減税にならざるを得ない」との認識を示したとのこと。
 
なお、減税をめぐっては所得制限を設けるかも焦点で、自民党税務調査会内では富裕層を対象から外すべきだとの意見が多いが、公明党税調には否定的な声も根強いとのこと。
 
これにも「また所得制限か」と思ってしまいましたが、「理念や哲学」はどこにあるのか。
 
与党内でどう調整されるのか注視したいと思います。
 
一方、1日には「所得税減税法案」を提出した国民民主党においては、これまた8日、国民民主党議員立法「消費税減税法案」(持続的な賃金水準の上昇を伴う経済成長の実現に資するための当分の間の措置として消費税の税率を引き下げる等のために講ずべき措置に関する法律案)を参議院に提出しました。
 
 →消費税減税法案【要綱】はこちら
 →消費税減税法案【法案】はこちら
 
本法案は、持続的な賃上げを伴う経済成長の実現に向け、当分の間、消費税を一律5%とするために必要な特例を設置し、併せて、適格請求書等保存方式(インボイス制度)を廃止するために講ずべき措置について定めるもの。
※単一税率となれば、インボイスは不要との考え。
 

【法案を提出する国民民主党参議院議員団】
 
法案提出後、大塚耕平政務調査会長は記者団の取材に応じ、「消費税の税率を5%の単一税率に減税することで、国民生活の負担を軽減できるとともに、事実上インボイス制度を導入する必要もなくなる。安定的に賃金上昇率が物価上昇率より2%上回る状況の実現・維持に向けて、消費税減税は効果があると考えている」と語りました。
 
国民生活に寄り添い、「対決より解決」の姿勢で次々と法案を提出する国民民主党。
 
中々メディアに取り上げていただけないのが残念で仕方ありませんが、少しでもこうした考えへの支持が広がるよう、微力ではありますが尽力してまいります。

新しい総合計画に関する「市民ワークショップ」が開催されます

ブログ まちづくり

早いもので、昨日は「立冬」。
 
暖かい日が続いているため、例年と季節感がズレている感はあるものの、暦の上で冬が始まる日を迎え、ここ敦賀でも紅葉が進んでいくのではと。
 
そのようななか、昨朝は、強風のため一日スライドした週始めの街宣(本来月曜の朝に実施している)を行いましたが、風は弱まったとはいえ、ご覧の(生え際全開)のコンディション。
 
「風に負けじ」と元気に約30分間お話ししましたが、これからの季節は「寒さにも負けず」と、気合いを入れて活動していきたいと思います。
 

【お見苦しくて恐縮ですが、風の強さ加減はお分かりいただけるかと。】
 
さて、街頭演説の中でもご紹介したのは、市が今年度中に見直すとしている「総合計画」のこと。
 
以前のブログでもお伝えしたとおり、来春の北陸新幹線敦賀開業をはじめ、本市が大きな転換期を迎えようとしている中、市民生活の豊かさ向上や市の発展に向け、環境の変化に柔軟に対応できる機動性を持たせるとともに、市が何を目指しているのかを市民の皆様に分かりやすく示す計画として策定するのが「新しい総合計画」です。
 
特徴としては、これまでの「総合性重視」から、今回は「機動性重視」の計画にすること、検討体も従来の「審議会」方式から市民参加型の「ワークショップ」方式にするなど、米澤市長の考えや思いが反映された形になっていることは、9月定例会での自身の一般質問でも確認したところ。
 
一般質問では、「新しい総合計画」をこれまでと違う形で策定しようとするのであれば、そのことを広く市民の皆さんにも周知すべきだと意見しましたが、市においては、質問の後すぐにホームページに掲載されたうえ、11月6日には「新しい総合計画に関する市民ワークショップの開催について」のタイトルにて更新がされていました。
 
ワークショップ方式の「肝」は、あらゆる世代、より多くの市民の声をお聴きすることにあると思いますし、市民皆で作り上げようとするのが、今回の「新しい総合計画」ですので、敦賀市民の皆様におかれましては、ぜひとも積極的に参加いただけますようお願いいたします。
 
→ワークショップへのお申し込みはこちらから(敦賀市HP)
 
<参考:「新しい総合計画」の策定スケジュール(予定)>

「所得税減税」の理念や哲学はどこに

ブログ 政治

昨日の夜半から続いた強い風。
 
今朝になってようやく落ち着いたようですが、最大瞬間風速は24.6m/s(6日14時)で台風並みだったことが分かります。
 
これにより、一部交通機関に乱れが出たほか、解禁を迎えるはずだった「カニ漁」も出航を断念。
 
ちなみに私も、週初め朝の街頭活動を中止しましたが、何事も安全第一ですね。
 
天気のほうは、この後回復するものの、週末からはグッと気温が下がるよう。
 
今の暖かさが異常とも言えますが、寒暖差で体調など崩されませんよう、皆さまご留意くださいませ。
 
さて、グッと下がると言えば「内閣支持率」。
 
共同通信社が3~5日に実施した世論調査によると、内閣支持率は28.3%と過去最低を更新したとのこと。
 
同社の世論調査で自民党政権の内閣支持率が30%を割り込むのは、平成21年の麻生太郎政権末期以来だそうですが、所得税や住民税の減税などを盛り込んだ総合経済対策を決定したのに続落する要因は一体何なのでしょう。
 
本来、国民に支持されるはずの「減税」を掲げているのに関わらずという点がミソのような気がしますが、この点を捉え、国民民主党の玉木雄一郎代表がX(旧ツイッター)で以下のように述べてます。
 
少し長いですが、以下引用。
 
連日の世論調査で、多くの国民が減税に反対している結果が出ているが、若干ミスリードな気がする。
 
私としては、「岸田内閣の所得税増税」は嫌いでも、「インフレ時代の所得税減税」は嫌いにならないでと、前田敦子風に訴えたい。
 
そもそも今起こっているのは、ブラケット・クリープ現象と呼ばれる「ステルス増税」だ。物価高や賃上げによって、所得の上昇率以上に税負担が増えて、国民の手取りが実質的に減ってしまう現状だ。
 
こうした「ステルス増税」に対する対策の一つとして、国民民主党は「基礎控除」等の引き上げによる「所得税減税」を主張している。いわば、所得税のインフレ調整だ。
 
基礎控除とは「最低限の生活に必要な所得には課税しない」との理念により設けられた制度だが、長くデフレが続いたため、1995年を最後に基礎控除の額は約30年間引き上げられていない。それまでは、インフレに対応して基礎控除を引き上げていた。
 
今やデフレからインフレに経済が移行しつつある中、「生きるコスト」も上がっている以上、基礎控除の引き上げによる家計負担の軽減は不可欠なのである。
 
しかし残念なことに、岸田内閣の所得税減税については、減税の目的や理念が語られることがなく、「時限」にするのかどうか、あるいは、◯万円にするとかバナナの叩き売りみたいな話ばかりに終始している。だから支持を得られないのだ。
 
30年ぶりのインフレなのだから、デフレ時代の税制は改めないと国民生活は苦しくなる。一方の国には、まさにブラケット・クリープが一因となって税収の上振れが続いているし、インフレになれば、国の債務は実質的に減ることになる。減税の余地は十分あると言える。
 
デフレからインフレに経済が移行する中での経済政策として「所得税減税」は決して間違っていない。しかし、そこに理念や哲学が見えないから国民に評価されないのだ。今からでも遅くはない、岸田総理は、何のための減税なのか、その目的と理念を整理し直し、「筋の通った」所得税改革を断行すべきだ。(引用終わり)
 
なお、「対決より解決」の国民民主党は言うだけではなく、1日には国民民主党議員立法「所得税減税法案」(名目賃金の水準の上昇を上回る国民の所得税の負担の増加に対処するために所得税に関し講ずべき措置に関する法律案)を参議院に提出しています。
 
昨今の物価高騰に加え、賃金上昇を上回る所得税の負担増加が国民生活に多大な悪影響を与えており、こうした事態に対処するために、本法案は令和6年以後の所得税について物価上昇率、名目賃金上昇率等を考慮して、基礎控除、給与所得控除等の額を引き上げる等、所得税に関し講ずべき措置について定めるもの。
 

【法案を提出する大塚耕平政務調査会長(中央右)ら国民民主党参議院議員】
 
 →「所得税減税法案」の要綱・条文はこちらをご覧ください
 
法案提出後、大塚政務調査会長は記者団の取材に応じ、「国民負担が大きくなっている中、それに見合った恩恵が感じられない国になってしまった。あらゆる税に対し減税を含めた抜本的な見直しを行う局面になった」と語っており、そこには「理念や哲学」があると、私は考えます。
 
強風のため、今日にスライドした朝の街頭活動。
 
批判ではなく、そうした対案を提示していることをお話ししたいと思っています。

11月16日は「議会報告会」にお越しください

ブログ 敦賀市議会

死闘を制したのは阪神タイガース!
 
最終第7戦までもつれ込んだプロ野球日本シリーズは、7-1で阪神がオリックスを下し、見事日本一の座を掴み取りました。
 
阪神が球団史上初にして唯一の日本一を果たした38年前(1985年)といえば、伝説のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発を始め、チーム本塁打219本を放った猛虎打線の爆発がありましたが、今年のチームは「守り」、「つないで」勝つ野球。
 
38年ぶりの日本一を決め、阪神ナインの手で岡田監督が宙を舞う瞬間は感無量となりました。
 
それにしても、相手のオリックスは強かった。
 
特に、流れを変えるかの第6戦で完投勝利した山本由伸投手のピッチングは圧巻でしたが、昨夜、ポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦することをオリックスが承認したとのこと。
 
あの登板が日本で最後のマウンドになったかと思うと感慨深い訳ですが、メジャーでも「日本のエースここにあり」の活躍を期待するところです。
 
最後に、オリックスファンの皆さんには、阪神が第1戦を8-0で勝利した際、4勝0敗で日本一だと息巻きましたこと、この場を借りてお詫び申し上げるとともに、改めて、野球の面白さ、醍醐味を感じさせてくれた見事な戦いぶりを讃えたいと思います。
 
さて、ここまで野球のことを書いておきながら、今日の本題は敦賀市議会のこと。
 
11月16日に開催する議会報告会に向け、各常任委員会では、市内でのイベントなどに合わせて案内チラシの配布をしているところですが、私の所属する文教厚生常任委員会では昨日、バロー敦賀店(市野々)前にて実施しました。
 
左右の出入口に分かれ、お昼前の買い物に合わせて、11時から12時の間で活動しましたが、快く受け取っていただける方が多くありがたい限り。
 

【記念にお店の前で撮ってもらいました】
 
また、各議員の皆さんも知った方と談笑されるなど、「姿が見える活動」はやはり大事と感じた次第です。
 
予想した以上にお客さんの出入りが多く、持参したチラシを予定より早く配り終えたところですが、チラシを受け取っていただいた方が一人でも「参加してみよう」と思ってくれたなら幸いに存じます。
 
なお、報告会の詳細は、以下のチラシのとおりです。
 
今回は、集合形式での報告の後、グループに分かれての意見交換もありますので、皆さまぜひ、お誘い合わせのうえ参加いただけますようお願いいたします。
 
この後開催日までは、個人でも配布や声掛けをしていきますので。
 

【チラシも議会の手作り。一人でも多くの方に参加いただけますように。】

「ミライエ2023」が始まる

ブログ まちづくり

プロ野球日本シリーズ 59年ぶりの「関西ダービー」で盛り上がる大阪ですが、3日からは、大阪のシンボルストリートである御堂筋を、優しい光で包み込む大規模なイルミネーションが始まったとのニュース。
 
今年で11年目を迎える「大阪・光の饗宴2023」は、大阪・光の饗宴実行委員会(構成団体:大阪府、大阪市、公益財団法人大阪観光局、経済団体等)が主催し、大阪府内でまちづくりやエリア活性化に取り組む29団体が31の光のプログラムに参加しているとのこと。
 
2015年1月に世界記録に認定されるほどの規模で、御堂筋の美しさを感じられるイチョウ並木イルミネーションの光とともにランドマークレーザーやプロジェクションマッピングも楽しむ様子が映し出されていました。
 
こうして各地では、クリスマス、年末へ向けてまちをイルミネーションでまちを彩る催しが行われるところ、負けてはいないのがここ敦賀。
 
3日には、この時期の風物詩ともいえるイベントが始まりました。
 
そのイベントとは「ミライエ2023」
 
「鉄道と港のまち敦賀」をテーマとしたまちづくりを行ううえで重要な場所である金ケ崎緑地を舞台に、2014年から開催する「ミライエ」は今年で10周年。
 
「ミライエ」のホームページを拝見すると、2014年の第1回では約22万個のLED電球使用から年々増加。
 
2023年は過去最大、約65万個超のLED電球を使用し、北陸最大級のイルミネーション事業として開催するほか、目前に控えた北陸新幹線敦賀開業に向けたまちづくりの機運上昇やイベントによる集客効果を地域経済へ波及させることを目的に活動するとあります。
 
また、本事業を実施するにあたっては、主催する「『敦賀・鉄道と港』まちづくり実行委員会」の趣旨やミライエへの思いに賛同いただいたボランティアスタッフが、今では約130名にのぼるとのことであり、まさに市民有志の手作りで開催されていることに敬意を表する次第です。
 
点灯式が行われる11月3日18時には、私も会場に行き、その瞬間をカメラに収めました。
 
なお、点灯の瞬間を収めた動画は容量の関係で掲載できませんでしたので、私のFacebookもしくはX(旧ツイッター)をご覧ください。
 




【言葉は不要ですね】
 
こうして、金ケ崎緑地一面が海になったようなブルーで埋め尽くされ、神秘的且つ感動的な雰囲気を満喫しましたが、会場には続々とご家族やカップル、お年寄りのご夫婦までが訪れ、老若男女が楽しむ姿を嬉しく感じた次第です。
 
細かな開催スケジュールは、以下にリンクします「ミライエ」のホームページをご覧いただきたいと思いますが、皆さまぜひ、金ケ崎緑地に足を運んでいただければと。
 
 →「ミライエ2023」開催情報はこちら
 
最後に、「ミライエ2023」は12月25日まで開催されますが、この間、寒い日も欠かさず運営されるボランティアスタッフの皆さまに、改めて感謝申し上げます。

歴史ウォーキングにて「鉄道と港のまち敦賀」を改めて胸に刻む

ブログ 敦賀の歴史・文化

この3連休は、気持ちの良い秋晴れ予報。
 
初日の昨日は「文化の日」ということもあって、敦賀市内では様々な行事が行われました。
 
私もいくつかの行事にご案内いただいていましたが、春先から決まっていたことを優先したため、すべてに参加することができなかったことをご容赦願いたく。
 
さて、その「優先した」こととは、一昨日にもご紹介した歴史ウォーキング「鉄道と港がつながるまち 敦賀を歩く」。
 
敦賀市立博物館と気比史学会の共同事業として開催するもので、そのタイトルのとおり、「鉄道と港のまち敦賀」をより知ってもらおうと、午前中は敦賀駅から眼鏡橋、本町通りから氣比神宮(昔は鉄道が走っていた)を経て市立博物館、午後は敦賀倉庫群から赤レンガ倉庫、ランプ小屋を経て、人道の港敦賀ムゼウムへと、当時の古写真と照らし合わせながら「楽しく」まち歩きするという企画。
 
主には、市立博物館の学芸員の皆さんに準備いただき、気比史学会の我々は運営補助的な役割にて参加した次第です。
 
嬉しいことに、定員30名ほぼピッタリの参加をいただき、昨日は10時より、敦賀駅交流施設「オルパーク」にてオリエンテーションを行った後、早速出発。
 
安全に気をつけながら、順次工程を進めました。
 
「古写真を見ながら」というこのが本企画のコンセプトですので、このブログをご覧の皆さまにも、以下主な写真を紹介していきたいと思います。
 
まずは、敦賀駅前通り。
 

【1909(明治42)年に嘉仁親王(後の大正天皇)が行啓した際の写真。敦賀駅前でお見送りする様子と思われる。】

【1960〜1970年代の駅前通りの写真。電灯のデザインが変わり、中央分離帯の木々が伸びている。】

【昨日の白銀交差点付近からの眺め。正面は北陸新幹線敦賀駅。】
 
次は、駅周辺の深掘りスポット「眼鏡橋」
 

【1881(明治14)年に完成した水路橋。当時はこの上にレールがあり、1日3往復、イギリス製の蒸気機関車が、今の国道8号線を抜け、金ケ崎駅まで走っていた。】
 
続いて、本町商店街。
 

【1960(昭和35)年、白銀交差点から本町方向を見る。明治期にはここを機関車が走っていた。】

【1970年代の本町1丁目商店街。写真左手にマスヤ洋服店が見える。】

【上記写真と左右反対になりますが、昨日の本町1丁目商店街。氣比神宮方向を見る。】
 
なお、本町商店街の開発期(秋吉がある通り側)には、基礎工事で地面を掘ると「枕木」が沢山出てきたとの証言が複数、参加者からもあり、線路がここにあったことを感慨深く思いました。
 
午前の部の最後は市立博物館。滅多に入れない屋上に上がり、市内を一望できるその景観に、当時に思いを馳せました。
 
午後の部は、少し飛ばして桜・蓬莱岸壁周辺より。
 

【今の市民文化センターの位置に建っていた敦賀市役所(昭和8年に建設され、大和田荘七氏から寄贈された)。写真は、1974(昭和49)年の移転直前のもの。】
 

【1900年代初頭の金ケ崎から赤レンガ倉庫を見た写真。倉庫の際まで砂浜だったことが分かります。】

【昨日の赤レンガ倉庫前】
 
最後は、ゴールの「人道の港ムゼウム」周辺。
 

【1920〜1930年代頃の金ケ崎桟橋の写真。人道の港敦賀ムゼウムとして再現されている建物4棟がすべて完成しています。まさに「大陸につながる鉄道ここにあり」ですね。】

【1930年代頃、満蒙開拓移民団が敦賀港から出発していく様子。あまり知られていませんが、これも残された史実。】

【昨日のムゼウム前】
 
ウォーキングは、これにて終了。
 
スマホのアプリを見ると1万2千歩を歩いていましたが、参加いただいた皆さま、準備から説明まで、大変丁寧に対応いただきました学芸員の皆さま、大変お疲れ様でした。
 
敦賀駅から始まり、最後は大陸とつながる港まで。
 
自身にとっても「鉄道と港のまち敦賀」を改めて胸に刻む一日となりました。
 
最後に、昨日配布した資料には、当時の写真がまだまだ掲載されていますので、「見たい」という方はご遠慮なく、私までお声掛けください(ホームページのアドレスからメールいただければと)。

各党の経済対策の違いを分かりやすく解説

ブログ 政治

臨時国会冒頭の所信表明演説で「経済、経済、経済」と強調した岸田総理。
 
何よりも物価高対策、そして経済対策を重視していると決意を述べ、具体的な政策に注目が集まるなか、昨日、政府は「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を閣議決定されました。
 
首相官邸では岸田総理による記者会見が開かれましたが、閣議決定した総合経済対策は、最大の目玉を物価高対策とし、「国民への還元」として、所得税・住民税の定額減税と低所得者への給付を柱に、電気・ガス料金や燃料費の負担軽減などのメニューが並ぶものの、減税は来年6月に実施する想定でスピード感に欠け、電気・ガス料金の負担軽減は既存の対策の延長で、国民にとっては実感しにくい内容となったとも報じられています。
 
とりわけ、「肝入り」とされる今回の減税については、扶養家族を含めて所得税3万円と住民税1万円の1人計4万円を納税額から差し引くとしていますが、なぜ「額ありき」なのか、疑問があるところです。
 
では、与党以外の党の考えはどうなんだということですが、「対決より解決」の国民民主党 玉木雄一郎代表が、たびたびご紹介している「たまきチャンネル」(玉木代表のYouTubeチャンネル)にて、各党の政策を分かりやすく比較していましたので、本日はそのことをお伝えいたします。
 
なお、私の文字起しより、生の「たまきチャンネル」をご覧いただいた方が分かりやすいかと思いますので、「手っ取り早く」という方は以下のリンクよりアクセスいただければと。
 
 →「たまきチャンネル」はこちらから
 

【たまきチャンネルの画面切り抜き】
 
比較は、①GDPギャップ、②給付、③消費税減税、④所得税減税、⑤ガソリン税減税、⑥社会保険料減の6項目。
 
それぞれ解説された内容は以下のとおり。
 
①GDPギャップ
まず「経済情勢」の認識が違う。
「GDPギャップ」とは、一国の経済全体の総需要と潜在的な供給力の差のことで、需要不足になるとマイナス、需要超過になるとプラスになります。
自民・立憲・維新はギャップが「解消された」との認識のようだが、これはコロナによって供給力が下がったせいであり、本来コロナ前の水準と比べてどうだという議論をしないといけないので、国民民主としては、依然として「GDPギャップはある」との認識。
GDPの3%ぐらいはギャップがあるということで、15兆円程度の費用が必要と考えている。
 
②給付
自民が「住民非課税世帯に7万円」、立憲が「世帯の6割に3万円」、維新は「なし」としているのに対し、国民民主は地方独自の判断を生かし、地方交付金(予算積み増し)による給付金とし、例えば給食費の無償化や低所得層への給付など、できるだけ地方の裁量で対応ができる形が良いと考えている。
 
③消費税減税
自民・立憲は「やらない」、維新は「8%」、国民民主は賃上げが5%程度になるまでは次元的に5%に引き下げる(なお、単一税率になればインボイスは不要になる)。
 
④所得税減税
自民が「定額4万円」、立憲・維新は「なし」、国民民主はインフレに合わせて※基礎控除を拡大することによって減税。
生きるのに必要なコストが上がっているので、単なるバラマキではなく、インフレ時代に対応した所得税体系にしていくという「哲学と理念」に基づいてやっていくとの考え(暫定税率はちょっとだけと言いながら、もう50年も続けている)。
 
※基礎控除とは
所得税や住民税を計算する際にすべての納税者の年収から一律で差し引く金額のこと(所得税で38万円、住民税で43万円)課税対象から外れるので、これを拡大すれば結果的に減税になる。
 
⑤ガソリン税減税
自民は「減税なし」(補助金を継続)、立憲は「トリガー発動」、維新は「暫定税率廃止」、国民民主は、いま補助金で対応しているものをトリガーに振替え、恒久的に二重課税と暫定税率は廃止。
 
⑥社会保険料減
受益と負担が結びついているのが社会保険料。
自民は「なし」、立憲も「なし」(但し、※事業者に軽減)、維新は「3ヶ月間3割減(低所得者は5割減)」、国民民主は、低所得者を減免+※事業者に軽減。
 
※事業者に軽減
例えば、非正規を正規にしたり、新たに正規社員を雇用する場合に新たに生じる事業者の社会保険料負担については、半分国が負担することによって賃金を払いやすくしたり、正規社員を雇いやすくする。
 
以上が各項目ごとの比較となります。
 
なお、玉木代表曰く、最も大きな違いは、GDPギャップを内閣府が言うように「無くなった」と考えるのか、「弱ぶくんでいる」ので需要サイド、消費を下支えすることが必要と考えるのか。そのためには、給付であろうが減税であろうが「やるべきものは今はまだ全部やった方がいい」とのスタンス。
 
皆様におかれましては、こういった各党の政策の違いを把握いただき、以降の各党の主張に注視いただければ幸いです。

明日開催!歴史ウォーキング「「鉄道と港がつながるまち 敦賀を歩く」

ブログ 敦賀の歴史・文化

毎年11月1日に行われる「市政功労者表彰式」。
 
この式には来賓として、地元選出県議会議員、敦賀市議会議長以下、副議長、常任委員会委員長、特別委員会委員長もお招きいただいており、私も文教厚生常任委員長として出席。
 
今年度は、自治功労の安久彰氏を始め、産業功労では奥井隆氏、保健衛生功労では坂本義昭氏、福祉功労では出所敏美氏、教育功労では交野好子氏の5名が表彰され、それぞれの分野において、多大な貢献をいただいたことに敬意を表するとともに、市政発展に向けたご尽力に感謝した次第です。
 
表彰された5名の方々におかれましては、今後もますますお元気でご活躍されますこと祈念いたします。
 
さて、こうして表彰式に出席をさせていただき、改めて歴代、諸先輩方の脈々と続くご努力があって、今の敦賀の発展があると認識するところですが、明日はちょうど敦賀の歴史、まちの変化を振り返るイベントが開催されます。
 
そのイベントは、歴史ウォーキング「鉄道と港がつながるまち 敦賀を歩く」。
 
敦賀市立博物館と気比史学会の共同事業として開催するもので、午前中は敦賀駅から眼鏡橋、本町通りから氣比神宮(昔は鉄道が走っていた)を経て市立博物館、午後は敦賀倉庫群から赤レンガ倉庫、ランプ小屋を経て、人道の港敦賀ムゼウムへと、当時の古写真と照らし合わせながらまち歩きするという企画。
 

【歴史ウォーキングのチラシ】
 
古より海陸の交通の要衝として栄えてきた敦賀は、日本海側で最も早く鉄道敷設がされるなど、近代においても飛躍を遂げてきたまち。
 
そうした歴史を振り返ることは、先人達が果たしたご努力を思い返すことにもつながるものと考える次第です。
 
このイベントは、共同事業として気比史学会も協力しており、私はスタッフ側で参加いたしますが、今からワクワクしているところ。
 
定員30名としておりますが、まだあと少し枠があると伺っておりますので、ウォーキングも兼ねて参加してみようという方がいらっしゃいましたらぜひお申し込みいただければ幸いです。
 
※お申し込みは、チラシにある市立博物館の電話またはメールにてお願いします。
 
それでは、明日10時にオルパークでお待ちしています。

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