議員説明会にて角鹿小中学校校舎建設状況などを確認

ブログ 敦賀市議会

福井県は27日、新たに13人の新型コロナ感染を発表。
 
一日の感染者発表数としては、4月3日の12人を上回り過去最多、県内累計では190人となりました。
 
同日、杉本知事は緊急記者会見を開き「福井県感染拡大警報」を発令、特に昼のカラオケ喫茶(昼カラ)を利用された高齢者の感染者が多いことから、特定地域のカラオケを伴う飲食店の昼間(6時から17時)の休業を要請すると明らかにしました。
 
併せて、カラオケ喫茶での感染は「クラスター発生」との認識を示しており、引き続き調査にあたるとしています。
 
敦賀市を始め、嶺南の各市町は「昼カラ休業要請」特定地域に含まれていませんが、本市の医療体制を守るためにも、ここは最も警戒すべき「嶺北と嶺南のダブル感染波」を発生させないとの認識を強くもった行動と感染予防に努めることを呼び掛けたいと思います。
 
さて、話しは変わり敦賀市議会。
 
24日に続き、昨日は終日議員説明会を開催。
午前と午後に分け、以下の項目について市の担当部より説明を受けました。
 
【説明案件】
(1)第7次敦賀市総合計画基本構想及び中期事業計画(案)について
(2)角鹿小中学校校舎新築工事の進捗状況について
(3)敦賀市立小中学校学習用端末購入の件について
(4)敦賀市児童生徒の死亡事案に関する調査委員会について
(5)現地説明会(午後)
 ①角鹿小中学校校舎新築工事の進捗状況等について
 ②人道の港敦賀ムゼウムの準備状況及び館内説明について
 ③誘客多角促進事業について
 
全ての内容まではご紹介出来ませんが、トピックスだけ以下に記載します。
 
(1)の総合計画に関しては、これまでの審議会での議論を経て策定された「基本構想」に加え、これをもとに今年度下期に議論をされる「中期事業計画」の内容について説明を受け、質疑が交わされました。
質疑の場においては、掲げた基本理念と戦略の関係性、従前計画からの継承性や戦略に対する重要成果指標(KGI)の内容など「そもそも」の部分に加え、具体的な部分では、「まちへの自負心を育む」ため小中のみならず高校生を含めた連携が必要ではないか、観光面で地域資源をどう活かすのかなどについて、市の考え方を確認するとともに、今後の策定に向け修正を求めました。
 
本件については、市の最上位にある重要な計画見直しであり、意見する機会や時期が限られることから、自身の一般質問でも触れていきたいと考えています。
 
(2)の角鹿小中学校に関しては、県内初の「小中一貫校」としての開校を目指し、設置準備委員会による検討を始め、現在は新校舎の建設が鋭意進められているところ、これまでの経過並びに現状の説明を受けました。
総務部会、PTA部会など4部会においては、約3年間に亘る検討を経て、既に校名や制服などの取扱いなどを決定、現在は4校の先生により協議検討されているとのこと。
校舎建設においては、平成29年に基本設計を終え令和元年より工事着手、コロナ禍もあってやや遅れ気味であったところ、工程圧縮の見直し対応がされ、現在の進捗率は32.3%で計画を僅かに上回るところまで挽回、今年度末の移転に向け、鋭意工事が進められます。
 
午後は、工事現場を視察させていただき、パース図でしかなかった部分についてイメージすることが出来たほか、酷暑の中、安全に作業されている現場の雰囲気を感じられ、大変有意義な時間となりました。
 
本計画は、校舎の新築以降もサブアリーナ、メイングラウンドの整備までがされ、総合落成は令和4年度末。
 
長丁場の工事となりますが、子供たちの喜ぶ顔を楽しみに、安全第一での作業をお願いする次第であります。
 


【角鹿小中学校校舎の工事現場風景】

【吹き抜けの中庭のイメージ。こんな空が見えると良いですね。】
 
その他、説明会の項目にあった(3)及び(5)③は9月定例会の議案に関するもの、(4)は条例や委員・個人のプライバシーに、(5)②は正式開館前の段階であることに配慮をし、詳細説明並びに写真掲載などは控えることといたします。
 
敦賀市においては、北陸新幹線敦賀開業という大きなテーマに向け、様々な計画が実施に移り変わる時期となっていますが、このようにまちづくりの将来に関わることも鋭意策定、整備が進んでいることから、その政策や投資する費用が期待する成果に見合うものであるかの視点をもって、今後とも隅々まで目を配ることが出来るよう活動にあたっていきます。