看板ひとつにも愛着込めて

ブログ まちづくり

本日は、言葉よりまずは写真をご覧いただきたく。
 

【修繕後:令和2年6月25日撮影】

【修繕前:令和2年3月2日撮影】
 
率直にどうお感じでしょうか?
 
下の写真では、長年風雨に晒され、経年劣化で文字すら見えない状況の看板でしたが、ピカピカに修繕されたことにより、気持ちが良いのと「松原を大切に」との思いが伝わってくるような気がしないでしょうか。
 
実は、この看板は、気比の松原の花城側Y字路に立つもので、松陵中学校交差点の松原入り口と松原市営住宅前の計3箇所に同様に設置されているものです。
 
発電所に向かう通勤路で見掛ける姿があまりに無残であったのと、「気比の松原は敦賀のシンボル!」「宝!」と言いつつ、現地がこの状況では「本当に大切に思ってるの?」と観光客のみならず、市民までもが感じるのではないかと、3月時点で市のほうにも修繕してはと話しをしたところ。
 
気比の松原は市役所内でも所掌が分かれることから、当時早速、都市整備部、経済産業部の部長さん自ら現地確認いただいたうえ、管轄する森林監督署さんに連絡、修繕の依頼までしていただいていたところ、一昨日、「修繕完了」との報告を頂戴した次第です。
 
ご丁寧に写真付きで報告いただいたのですが、お願いした手前、自分の目で確認せねばと3箇所の現地確認をしてきた訳でありますが、依頼に応えていただいたことに対し、というよりも見違えるように美しくなった姿が何とも誇らしくも嬉しい気分となり、思わず写真を撮る顔もニヤけていたのではないかと思います(笑)
 
3月定例会の代表質問でも取り上げたのですが、気比の松原のような代表的な自然の観光スポットのみならず、まちの中にある文化財など、いわゆる「敦賀の宝」に付随する看板や標識をとにかく「美しく綺麗にする」ことで、市民の皆さんに「大切にされている」「大切にすべきもの」との思いが伝わり、そういったことを通じ、ふるさとへの愛着やシビックプライド(まちに対する市民の誇りや自分自身が関わって地域を良くしていこうとする当事者意識に基づく自負心)が形成されるのではと主張した訳でありますが、今回の看板修繕で自身が感じた気持ちの変化からしても、そのことは間違っていなかったのかなと思ったところであります。
 
「看板」の言葉を辞典で調べると、商品や店舗の宣伝、人の注意や関心を引きつけるのに有効なものとのベーシックな意味合いに加え、店の信用を表す「看板を借りる」「看板に傷がつく」、人気があり、主力となる人や商品を表す「看板娘」「当店の看板料理」、表向きの名目や見せかけを表す「看板と実態が異なる」「看板倒れ」などと様々。
 
決して「看板倒れ」と言われないよう、目指すところは「敦賀の看板スポット!」でいきたいものですね🎵
 
本来であれば、この松林と松原の浜で「2020東京オリンピック聖火リレー」が行われる予定で、それまでには修繕しようとの意気込みでも対応いただいたと伺っておりますが、残念ながら聖火リレーは中止。
 
それに加え、今夏は松原海水浴場も開設しないということで誠に残念ではありますが、この美しくなった看板は必ずや市民の皆さん、観光客の皆さんの目にも届き、いつになろうとメッセージを込めて迎えてくれるものと思います。
 
あまりに嬉しく看板ネタが長くなりましたが、皆さんにおかれましては、松原方面に向かわれた際には是非気を止めてご覧いただければと思いますし、そこから感じたことがあれば是非、私のほうにも教えていただければ幸いに存じます。
 
最後になりますが、迅速且つ丁寧に対応いただいた都市整備部さんを始め市役所関係部所の皆さん、森林管理署の皆さんに感謝申し上げます。
 
ありがとうございました!
 
(せっかくなので、あと2箇所の修繕後写真も掲載いたします)

【松陵中学校交差点の松原入り口】

【松原市営住宅前】