現場そして中央で汗して働く仲間を誇りに

ブログ 働く仲間とともに

11月9日の語呂に合わせ、今日から11月15日(火)までは「秋季全国火災予防運動」が全国各地で実施されます。
 
総務省のホームページを見るに、「119」の語呂のみならず、年末に掛けては火災が発生しやすい時季ということで、火災予防意識の一層の普及を図ることで火災の発生を防止し、高齢者等を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的として、毎年この時期に実施しているとのこと。
 
長男が地元の消防署にお世話になっていることもあり、我が家では火災予防に十分注意しているところですが、各ご家庭におかれましても「119」にダイヤルすることなきようご留意いただければと存じます。
 
→「令和4年秋季全国火災予防運動の実施」(総務省消防庁HP)の詳細はこちら
 
さて、こうして不測の事態に備え、日頃より訓練を重ねる消防士、救急救命士の皆さんには敬意を表するところですが、同じく、高い使命感と誇りをもって業務を遂行されているのはインフラを支える皆さん。
 
昨日は、国家の根幹を成す電力関連産業、とりわけベースロード電源を担う原子力職場にお勤めの皆さんに対し、活動報告の機会を頂戴しました。
 
小浜市せくみ屋で開催された、関西電力労働組合若狭地区本部の「ヤングライフセミナー」にお招きいただき、入社5年目の組合員の皆さんに対し、約15分間、自身の議会活動や敦賀市の状況などをお話しした訳ですが、真剣に耳を傾けていただきありがたい限り。
 
関西電力ではちょうど、高浜発電所4号機が11月6日に調整運転を開始し、出力上昇中ということで、これに関係する皆さんに対しても感謝の意をお伝えできたところですが、厳しい電力需給逼迫の冬期を前に、こうして戦線復帰を現場で支える職場の方々を心強く思った次第です。
 


【ヤングライフセミナーの様子】
 
関連し、心強いといえば電力総連。
 
経済産業省が11月8日(火)に開催した総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会原子力小委員会第33回会合では、革新炉WG、廃炉等円滑化WG等からの報告を受けるとともに、原子力政策に関する今後の検討事項について論議がされたところですが、専門委員として出席した電力総連の坂田会長からは、「何よりも高経年炉の安全確保を優先すべき」との考えを示したうえで、「利用政策上の対応として、特段の運転期間の上限規定を設ける必要はない」、「事業者が予見し難い他律的要素による停止期間は運転期間のカウントから控除すべき」、「エネルギー安定供給とGX(グリーントランスフォーメーション)の両立に不可欠な原子力の最大限活用に向け、現行の運転期間上限である60年を超える運転を可能とする制度的対応を早急に図るべき」とする意見書を提出したとのこと。
 
言うまでもなく、現実的且つ至極真っ当なご意見であり、私も考えをともにするところですが、こうした意見を是非、政策に反映いただきたいところ。
 
現場で電力供給を支える皆さん、中央で政策面から積極的にアプローチする皆さん、それぞれ電力関連産業で働く仲間。
 
真摯に汗して取り組む仲間の姿を頼もしく、誇りにも感じたところですが、地方議員である私自身も思いをともに、役割を果たすべくネジを巻く一日となった次第です。