池江選手から教わるNever give up!

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今日はまず「番宣」から。
 
敦賀市議会初の「議会報告会RCN放映」が2月14日(日)、15日(月)に迫ってきているところですが、本日はその番組紹介のため、広報広聴委員である川端耕一議員と私で「FMハーバーステーション」に出演します。
 
自身初のラジオ番組出演ということで、いささか不安もありますが、せっかく与えられた機会ですのでしっかりPRしてきたいと思います。
 
時間は12時15分から12時30分の15分間となりますので、お時間許す方は是非、FM「77.9MHz」にてお聞きいただけると嬉しく思います。
 
さて、話しは変わり、この週末も様々なジャンルで感動がありましたが、個人的に最も胸にグッときたのは水泳の池江璃花子選手。
 
池江選手は、高校生時代から日本のトップスイマーとして活躍していた矢先に発症した白血病に挫けることなく、再復帰を目指し闘病を続けていた姿は知らない人がいないことかと存じますが、実は福井国体の際に水泳会場となった敦賀市総合運動公園のプールでも泳いだこともあってか、どこか身近に感じる存在として見守っていたところ。
 
これまでも病を克服しつつ、リハビリ、そして競技復帰とプロセスを踏んできていることが嬉しく、正直成績は二の次で見ていましたが、何と7日(日)に行われたジャパン・オープン女子50メートル自由形決勝にて、トップと0秒16差の24秒91で2位に入りました。
 
惜しくも優勝は逃したものの、昨年8月の実戦復帰後、国内のトップ選手と競う中での初めての表彰台。
 
しかも、同種目で池江選手自身が持つ日本記録24秒21も視野に入るまでに復活したことを心から嬉しく思った次第です。
 
また、表彰台から一夜明けた8日は、白血病判明からちょうど2年だったそうで、自身のSNSで「2年前の自分に、2年後はもっと笑顔になれてるよって伝えてあげたい。よくここまで頑張った」と心境をつづったうえで、診断を受けて号泣した後のベッドに横たわり笑顔を見せる写真を添え、「2年前の今日。人生のどん底に突き落とされた日。あの日を一生忘れることはできません」と記しました。
 
別の投稿では、右肘を骨折した2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストでライバルでもあるサラ・ショーストロム選手(スウェーデン)への思いを、自身の闘病中に盟友から受けた激励をお返しする形で、手のひらに「Never give up」と書いた画像を公開。
 
「今度は私が彼女にパワーを与えたい」という内容の英語のメッセージも添えたとあります。
 

【サラ選手に送ったNever give up。池江選手のインスタグラムより】
 
苦しく悔しくとも絶対に諦めることなく、競技完全復帰、叶わなかったはずの東京オリンピック出場を目指す姿は、同じ病で闘う方々だけでなく、私たちにも勇気や元気を与えてくれていることは間違い無いでしょう。
 
さらに今度は、さらりと周りの人を励ます側に回れる池江選手には教わることばかりです。
 
そう思えば、池江選手のようにオリンピックを目指すことが克服する力、生きる目標にもなっていたのだとすれば、「コロナで東京オリンピック開催なんてとんでもない」との言葉は軽々に口にしてはなりませんね。
 
女子50メートル自由形の東京オリンピック出場に必要な派遣標準記録は「24秒46」。
 
4月の日本選手権で、派遣標準記録を突破したうえで2位以内に入れば代表に選出される条件となっています。
 
熾烈な代表争いを突破し、再び池江選手が世界を相手にプールで大活躍する姿を期待し、これからも応援していきたいと思います。