「気比史学会」はネクストステージへ

ブログ 敦賀の歴史・文化

昨朝はホームグラウンドの名子での辻立ち。
 
天気予報ではその時間、雨マークが出ていましたが、何とか降られることなく終了。
 
最近は車中より笑顔(失笑?)を送ってくれる方が増えたように感じますが、これは胸ポケットの「こくみんうさぎ」効果か。
 
いずれにしても、街頭に立っている存在を認めてもらえたこと自体嬉しいことであり、引き続き「継続は力なり」の思いで頑張る所存です。
 
さて、「継続は力なり」と言えば、設立から46年目に入った敦賀の市民歴史団体「気比史学会」。
 
役員の高齢化を理由とする解散の危機を乗り越え、新たなメンバーで継承することとしたことは、以前のブログでもご紹介した通りですが、昨晩は、今年度第1講の「敦賀市民歴史講座」に向けた役員会を開催しました。
 
残っていただいた糀谷会長以外、副会長以下は34歳から50代中盤までの役員(7名)となり、会議の雰囲気も一変。
 
私は事務局長として、会議の進行をさせていただきました。
 

【新たに作成した気比史学会の名刺。最上段には、この会に入れ込むキッカケとなった会是を入れました。】
 
協議事項のメインは、7月29日(土)に開催する「敦賀市民歴史講座(第1講)」の進め方や役割分担などでしたが、役員の方からは、ファシリテーター役を輪番制にして、能動的に参加する仕組みづくりをとの意見や、次世代を始め、より多くの方に聞いてもらえるよう「YouTube」配信をしてはなど、積極的且つ前向きなご意見を頂戴しました。
 
こうして会を継承したからには、何かひとつでも新たな試みを取り入れていこうとの姿勢に、私もハッと姿勢を正したところですが、長く続く組織であるためには、ミッションやビジョンを共有し、各人の専門性や特性を発揮できること、そして「変化を恐れない」ことにあるのではと考えるところ。
 
大袈裟に言えば、進化論で有名なダーウィンの「生き残るのは、最も強い種でも、最も賢い種でもなく、環境の変化に最も敏感に対応できる種である」との言葉にも通ずることかとも感じた次第ですが、大事なのは、これまでの固定観念にとらわれず、新たな発想を取り込み、組織や活動を「活性化」させること。
 
今後の組織運営は、このような考えも念頭に、気比史学会の「ネクストステージ」を築き上げていきたいと思います。
 
なお、昭和52(1977)年当時、自らが「地域史」を学び、得たことを市民に広げていこうとの思いをもって集った有志で作られたのが「気比史学会」。
 
そう思えば、原動力となったのは、貪欲なまでに敦賀の地域史を掘り起こそうとする「好奇心」にあったのだと思います。
 
ダーウィンに続き、偉人の名言にアインシュタインの「重要なのは、疑問を持ち続けること。知的好奇心は、それ自体に存在意義があるものだ。」との言葉があります。
 
まさにこの考えが、これまでも、そしてこれからも本会を支える原動力ではないかと思うところ。
 
他の市町が羨むほどの豊富な歴史、文化資源を有する敦賀。
 
まさに、敦賀の「悠久の歴史を掘る」との言葉通り、運営する我々自身が好奇心、探究心をもって次代へと歴史をつないでいきたいと思います。
 
最後に、39期を迎える今年度の敦賀市民歴史講座のプログラムを掲載いたします。
 
もちろん、どなたでも参加できますので、ぜひお越しいただけますようお願いいたします。
 


【第1講は来週末、7月29日(土)14時から。会場にてお待ちしています。】