「国民投票法改正案」本日成立の見通し

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続く晴天、気持ちの良い昨朝は、西浦での辻立ちからスタート。
 
約1時間、通勤される皆さんへのご挨拶を行いました。
 
この日は朝から、太陽がギラギラと照り付ける感じでしたが、予報通り、その後気温は上昇し、最高気温31.9℃(15時19分)の真夏日となりました。
 
全国各地で熱中症により救急搬送されたとのニュースも流れておりましたが、まだ暑さに慣れていないこの時期は特に、過信せずこまめな水分補給等で予防していきましょう。
 

【辻立ちをしていても、照り付ける太陽が眩しくなってきました】
 
穏やかな敦賀湾を眺めているとさりとて感じませんが、海続きの日本の領土を南下すると、尖閣諸島周辺の領海では昨日も、接続水域で中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認。
 
第11管区海上保安本部によると、1隻は機関砲のようなものを搭載していたということで、領海に近づかないよう巡視船が警告したとのことですが、こうして尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは、これで118日連続。
 
2012年9月の尖閣国有化以降で最長の連続日数を更新することとなりました。
 
以前にも記載をしましたが、領海のみならず、領空では、中国やロシア軍機が日本列島を舐め回すかのように飛行し、その度に自衛隊機がスクランブル発進している現実があります。
 
そう思えば、こうして日々平和に暮らせているのも、わが国の領土を命懸けで監視し、守ってくれている自衛隊や海上保安庁の皆さんあってのことであり、改めて感謝と敬意を表するところです。
 
さて、このように国防や安全保障は、エネルギーと並び、国家の根幹を成す政策であり、現実的でなければならないのは当然のことでありますが、この上部に重くあるのが憲法。
 
昨日は、中曽根康弘元首相が率いた超党派の「新憲法制定議員同盟」が、「中曽根康弘会長を偲び、新しい憲法を制定する推進大会」を東京都内で開いたそう。
 
菅首相はビデオメッセージを寄せ、「現行憲法も制定から70年余りが経過している。時代にそぐわない部分、不足している部分について改正していくことは当然のことではないか」と強調したほか、緊急時に限って政府の権限強化などを可能とする緊急事態条項を憲法に設けることについて「世論調査において賛成が7割近い」としたうえで、「国家や国民がどのような役割を果たし国難を乗り越えていくべきか、憲法にどのように位置づけるかは極めて重く大切な課題だ」と指摘したとのこと。
 
大会では、憲法改正に向けて衆参の憲法審査会で議論を進めることを確認、「時代の変化に適合し、国家の理想の姿を示す憲法の制定を今こそ強く求める」とする決議も採択したとのこと。
 
また、憲法改正手続きに関する「国民投票法改正案」については、何と8国会に亘り継続審議となっていましたが、自民党、立憲民主党の両幹事長が今月16日までの今国会会期中に成立させることで合意し、5月11日には衆議院本会議で可決、参議院憲法審査会での審議が進められていたところ。
 
その参議院憲法審査会は9日、本改正案について、与党などの賛成多数で可決し、本日11日の参議院本会議で可決、成立する見通しとなっています。
 
成立すれば、様々な視点で報道がされることと思いますが、いずれにしても最後は国民投票で決することであることからすれば、今後は国会での草案審議のもと、まさに国民ひとり一人がこの問題に向き合い、それぞれが答えを見出していかねばならない時期が遠からずやってきます。
 
70年もの間、様々な環境変化はあれど、文言一つも改正したことがないという世界でも稀な国が日本である訳ですが、改正しないことを国民総意として是としてきたのか、改正すべきであったができなかったのか、事実の背景に何があるのかを深く読み取り、様々な脅威の中にあっても、確固たる祖国への誇り、道標となる憲法となることを期し、自らもこの問題に向き合い、現実路線で考えていきたいと思います。