地域の魅力は「ロケーション」と「人」にあり

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9月8日には、草花に朝露がつき始める頃という意味の「白露」に入りましたが、朝散歩していても「露」どころか、ムシッとした生ぬるい風が吹く今日この頃。
 
「夏に逆戻りやね」が合言葉のようになっていますが、昨日の最高気温は33.9℃。
 
23日の「秋分」頃には、暦通りの気温になって欲しいものです。
 
さて、そうした中ではありますが、東浦地区では、福井県の無形民俗文化財に指定されている「赤崎の獅子舞」や「阿曽の相撲甚句」、市内各地では収穫祭など、それぞれ地域の慣わしが行われたところ。
 
私はといえば、同じ東浦地区でも、父の出身地、大比田区の八幡神社例大祭(秋祭り)にお声掛けいただき、お昼からの御輿巡行に参加してきました。
 
大比田区では、前日に宵宮が行われ、昨日午前中にはお宮さんでの神事、14時からはお祭りの最後を飾る御神輿ということで、集会場に向かう道路脇には、近所の皆さんが神輿の出発を楽しみに待っておられる姿がありました。
 
実は、お祭りの様子を覗かせてもらう程度でしたが、地区の皆さんにあたたかく迎えていただいたうえ、神輿を担ぐことを勧められ、「では喜んで」と法被をお借りした次第。
 
その後、集会場に子ども達から大人までが集い、祝詞をあげての出発式。
 
ちょうどそのタイミングで米澤市長がお越しになり、一言ご挨拶されるなど、良き雰囲気のなか神輿巡行がスタート。
 
ご存知の方も多いと思いますが、大比田集落の道は狭く、上り坂下り坂だらけで、気を使いながらの神輿巡業で大変でしたが、「わっしょい!」の掛け声とともに、汗かく担ぎ手、綱を引く子ども達、その姿を見守る保護者の方やお年寄りなど、皆さんの一体感は最高でした。
 

【下り坂を進めば海が見える。このロケーションの神輿巡行はなかなかないのではと。】
 
途中、休憩を挟みながら、約2時間の巡行でしたが、さほど担いでいない私でさえ汗びっしょり。
 
皆様、大変お疲れ様でした。
 
平均年齢が65歳を超える大比田では、以前には青年会、壮年会とあった町内の組織も、今は壮年会だけとなっていることや、子どもの数が著しく少なくなっているなどの状況もお聞きしましたが、区外に出た若い世代が、ふるさとに戻ってお祭りに参加される(関係人口とでも言うのでしょうか)など、皆が地域の行事を大切にされていると感じた次第です。
 
一方、近年では、茨城県と新潟県から移住者がある大比田。
 
ちょうど移住されてこられた方とお話しする機会がありましたが、その理由は、このロケーションと人だと。
 
この言葉を聞いて大変嬉しく思った訳ですが、その方々がこうして地域に溶け込み、お祭りに参加されている姿自体が、地域コミュニティのお手本だと、どこか心満たされ会場を後にした次第です。
 
今朝の新聞では、65歳以上の高齢化率で世界トップ、10人に1人が80歳以上の時代に入ったとありましたが、これを悲観するのでなく、ここ大比田のように、知恵と工夫、自分が住むまちに誇りを持って、コミュニティや地域行事をいかに維持していくかが大事なこと。
 
その原動力となるのはやはり、シビックプライドとポジティブ思考であり、昨日体感したことを糧に、人口減少・高齢化社会における地域のあり方を考えていきたいと思います。
 

【海岸線を進む神輿。この景色も古から変わらぬ「地域の宝」】