やまたけ一般質問を終える

ブログ 敦賀市議会

一般質問2日目の昨日は、1日目と同じく7名が登壇。
私もこの日の5番バッターとして、質問通告書に基づき3点の項目について質問しました。
 
以下、それぞれの質問の要点のみご報告いたします。
 
1.「人道の港敦賀ムゼウム」の運営方式について
◉9月定例会での「指定管理者方式見送り」の結果を受けての、現在の市の考えを問うたところ、前定例会での状況や来年秋オープンに向けた準備工程などを総合的に判断し、「開館当初は直営方式」と決定し、準備を進めていくとの考えが示されました。
◉市と議会の双方が認識をともに前に進めていくためには、「直営方式」を選定することに対しても事前説明が必要ではと求めたところ、運営するための組織体制なども含め3月定例会までには説明するとの回答がありました。
◉オープン時期の理由については、施設完成後、極力速やかにオープンすることにより整備効果を最大限発揮すること、開館式典に外国の要人招待を予定しており、来夏の東京オリンピック・パラリンピックの時期を避ける必要性があることなどから「秋」を設定したとの考えであり納得。
◉「オンリーワンの地域資源」に込める市の思いや情熱を敦賀市民に伝え、市民と一体となって進められるかが成功のポイント。自身も含め、「素晴らしい敦賀のエピソードをより多くの方に見て欲しい」とのスタンスをもって発信していくことを要望し、市からは引き続き発信に取り組むとの回答がありました。
 
2.シーズンを通した高齢者の生きがい健康づくりについて
◉「健康都市」の実現に向け、市民の健康づくりに取り組むなか、高齢者層の適度な運動は、認知症・介護予防に加え社交の場、生きがいなどにつながっている。しかしながら、グラウンド・ゴルフなど冬季利用が出来ないことによって、貴重な場が一定期間失われているため、利用環境の改善を要望したところ、他の競技団体も含め、話しをしながら改善していきたいとの回答。
併せて、敦賀市グラウンド・ゴルフ場(リラ・グリーン)に関しては、指定管理者と協議をする旨の回答がありました。

3.認知症みまもり対策について
◉超高齢化社会に伴い、敦賀市においても高齢者人口割合が約3割に近づくなか、介護要因のトップにある「認知症」に対して「認知症ほっとけんまち敦賀」をスローガンに様々な施策にとりまれている。とりわけ「認知症ひとり歩き、行方不明」に関しては「敦賀みまもりネットワーク」など地域全体で早期発見に取り組まれているところであるが、「命の危険」が伴うことから、GPS端末の貸与など、ハード面でのさらなる対策に取り組むことを提言。
市からは、QRコードシールやGPSなど他市町での事例も調査し、検討していきたいとの回答がありました。
 
1.の新ムゼウムに関して、コンセプトの根幹は「平和教育と人道の港敦賀のエピソードを保存」することにあり、観光の要素は側面的にあるもの。
市長が覚悟を決めて選択された「直営方式」は、結果してそのコンセプトに絞り準備、運営管理を行うことにもなり、加えて人的資源の限られる事務方の皆さんの負担軽減、効率化にもつながるものと考えます。
次の説明の機会でしっかりと市の考えをお伺いし、認識共有したうえで、来秋のオープンに向けては「前向きに」取り組んでいきたいと考えます。
 
要点というには長くなりましたが、昨日の速報は以上とさせていただきます。