「敦賀をひろげるプロジェクト(Day4)」にて「敦賀愛」を感じる

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14日から2日間に掛けて行われた、原子力規制委員会による敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)の現地調査。
 
昨日は、原子炉直下にある破砕帯の延長線上にある断層の活動性を確認するため、地層を掘削して抜き出した試料(ボーリングコア)の調査などが行われたとのこと。
 
調査終了後、規制委員会の石渡委員からは「2日間、有意義な調査であった」と関係者への感謝の言葉があったほか、日本原電の剱田副社長からは「審査資料の充実や指摘を受けた調査・分析を進め、真摯に説明していきたい。」とあったとのこと。
 
原電としては、副社長の言葉に尽きる訳ですが、今後の科学的な審査を通じ、「活断層ではない」ことが証明されるものと信じるところです。
 
さて、敦賀2号の再稼働と同じく、敦賀にとっての期待は北陸新幹線ですが、開業まで今日であと「91日」。
 
カウントダウンもいよいよ3ヶ月前となり、昨日は、JR西日本が来年3月16日(金沢―敦賀間の開業日)以降の北陸新幹線ならびに敦賀駅で乗り換えになる特急「サンダーバード」「しらさぎ」の運行ダイヤを発表。
 
また、JR北陸線の県内区間を引き継ぐ「ハピラインふくい」も開業後のダイヤを発表しました。
 
北陸新幹線は、最速列車の「かがやき」が敦賀発の始発が6時11分(東京着 9時32分)、東京発最終が19時56分(敦賀着 23時14分)となること、「ハピラインふくい」では、運行本数を現行の102本から29本増便し131本にすることで、福井駅や敦賀駅の朝夕時間帯の新幹線、在来線特急の乗換時間を概ね20分以内に収め、スムーズな乗り換えを図るとありました。
 
こうして徐々に開業が現実味を帯びてくるところ、同じく昨日は「敦賀をひろげるプロジェクト(まちづくりプレーヤー発掘・育成支援事業)第2期」のワークショップDay4が松原公民館で開催され、私も傍聴に行ってまいりました。
 
このプロジェクトの詳細は、以下の敦賀市HPをご覧いただきたいと思いますが、まちづくりの大きな契機となる新幹線開業を一過性の盛り上がりとしないためにも、まちづくりの担い手の発掘・育成を通じて、将来にわたるまちづくり人材が育つ仕組みを作っていく必要があると考え、構築されたもの。
 
 →敦賀をひろげるプロジェクトの詳細はこちら(敦賀市HP)
 
昨年度より事業化し、現在2期生にあたるメンバーが活動するもので、「Day4」の昨日は、チームごとにアイデアのプレゼンテーションを行う中間報告会、この人から意見が欲しいという「ゲスト」をそれぞれ招き、発表内容に対してアイデアやフィードバックをもらうという場でしたが、大変興味深く拝見した次第です。
 

【会場の様子。この後は、車座になっての対話など、進行スタイルも勉強になりました。】
 
細かいことはさて置き、3チームからの発表や「ゲスト」からの言葉を拝聴し、何より嬉しく感じたのは、皆さん「敦賀愛にあふれている」ということ。
 
敦賀の良さ、素晴らしさをまずは市民に、そして訪れる方に伝えていきたいという「熱意」を感じたところです。
 
また、2期生を見守るかのように、運営をサポートされていたのは1期生の皆さん。
 
堅いネーミングで言えば、「まちづくりプレーヤー発掘・育成支援事業」と言いますが、まさに事業名どおりの取り組み、成果につながっていることも併せて認識した次第。
 
今年の6月定例会で私は、「これからを支える『人への投資』」について一般質問したところですが、デジタル化が進んだとて、地域を支えるのも、まちを盛り上げるのも、おもてなしをすのも、歴史をつなぐのもすべて「人」です。
 
つまりは、「まちづくりは人づくり」。
 
そうした意味で、改めて、この事業を継続することの意味合いは大変深いものと実感しましたので、今後も活動を見守るとともに、同じ「敦賀を愛する」皆さんの取り組みを応援していきたいと思います。