進むコロナワクチン接種と客観的データ

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昨日午後、日本政府が台湾に提供した英製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン124万回分が、台湾北部の桃園国際空港に到着し、台湾のテレビ局が飛行機の到着を実況中継するなど高い関心が示され、歓迎の声が広がったとのニュース。
 

【台湾北部・桃園国際空港で、航空機から運ばれるワクチンが入ったコンテナ(中央通信社より)】
 
蔡英文総統は自身のFacebookで「自由と民主主義という同じ価値観を共有するパートナーからの迅速な支援に感謝する」と表明したほか、外交部(日本の外務省に相当)の欧江安報道官も「日本の友人からの温かいご支援は永遠に心に留めておく」とのコメントを発表したとのこと。
 
台湾では、新型コロナ感染が急速に拡大する一方、ワクチン調達が中国の妨害などにより大幅に遅れており、日本からのワクチンが到着するまで、約2300万人の人口に対し、確保したワクチンはわずか約85万回分。
 
台湾のメディアが「ありがとう、日本!」などとワクチン到着を大きく報道、新聞大手の自由時報は「中国の脅しに直面しながら日本は気概を示した」と見方を示したことに加え、インターネット上には「日本こそ真の友人だ」などの書き込みが相次ぐまでの反響を考えると、日本で使用しない分とはいえ、わが国の取った行動を誇らしく思うところです。
 
さて、このワクチン接種に関して、日本国内においては、主要都市での大規模接種会場の設置や各自治体や医療機関が連携しての懸命な取り組みにより、65歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種が進められているところです。
 
昨日の福井新聞には、次に控える64歳以下の接種に向けた県内各市町の取り組み状況が掲載されていましたが、ほぼほぼ6月中旬から下旬を目途に接種券を送付する準備を整え、高齢者の接種状況を見ながら極力早く開始していくといったところ。
 
実は私も先日、64歳以下のワクチン接種に関する現段階での検討状況を確認すべく、敦賀市の担当課に電話でヒヤリングさせていただいたのですが、6月下旬を目途に接種券送付を考えていることや、既往歴のある方並びに60〜64歳の方を並列で優先の1番に置き、それ以外の方は区別せず受け付けること、予約に関しては、現役世代で仕事を抱えながらの接種となることを踏まえ、高齢者と同じく個人の希望日を電話やwebなどで予約してもらうなどの考えをお伺いした次第。
 
高齢者で経験したこと、反省点は64歳以下の接種に確実に反映するとともに、兎にも角にも安全に接種するとの担当課の真摯なる思いが、ヒヤリングしていてヒシヒシと強く感じました。
 
他にもお伺いしたことはありますが、検討段階でもあることから、この場で言うのは差し控えさせていただき、詳細は追って公表される市の公式見解が出た段階で、またお知らせしたいと思います。
 
また、ワクチン接種に関しては、接種後の副反応を気にされる声を耳にします。
 
初めて自分の身体に打った後、どのような反応が出るかは、確かに未知の世界であり、警戒感を持つのは至極当然のことと思います。
 
報道番組などもこの件を取り上げ、中途半端な情報で最後には「心配ですね」と無責任な疑問形で締め括ることで、余計に心配する感情に拍車を掛けているのも背景にあるのですが、従前から述べている通り、やはりこうした重要な点については、無責任報道に踊らされないよう、客観的な事実をもって自身の考えに軸を持っておくことが必要と考えるところです。
 
そうした観点から、公式な情報から本件について確認すると、厚生労働省の「第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応 検討部会、令和3年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分 科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」という何とも長い調査会で、時点時点で「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」を調査、公表しているものがあり、最新の5月26日調査会分を見ると以下のようにありました。
 
【報告状況】
◉前回の合同部会(5月12日)以降、副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに「16件」あり、令和3年2月17日から令和3年5月16日までに報告された死亡事例は「計55件」となった。
 
【専門家の評価】
◉上記の55事例を対象に、専門家の評価を実施。評価結果は以下の通り。
 ・α(ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの) → 0件
 ・β(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの) → 0件
 ・γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの) → 55件
 
詳細をご覧いただける方は以下のリンクよりアクセスいたければと思いますが、現時点において、明確に「ワクチンの影響で死亡した」と確認される事例は認められておらず、この55件には、例えばワクチン接種接種後、アナフィラキシーの症状や体調変化なく、数日経ってからくも膜下出血で亡くなられたケースなども多くあることを踏まえれば、この接種リスクをどう捉えておくべきか。
 
 →→→厚生労働省所管の上記検討部会・調査会が公表している「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」
 
この世に「ゼロリスク」はなく、「もし何十万、何百万分の1の確率が私だったら」と思うことは、人間の感情としてあって然りであることと併せて、このような客観的事実も踏まえつつ、そもそものコロナ感染での重症化リスクとも重ね合わせ、あとは個人の判断に委ねざるを得ないと考えるところです。
 
ここで示した情報以外に、もし見解が示されているものがあれば是非ご教授いただければとも思いますが、こうしたことも参考にしていただき、コロナ終息に向けた唯一の道筋であるワクチン接種に向け、ご自身の気持ちの準備を整えていただだくことにつながれば、これ幸いに存じます。

届けワクチン!自由と民主主義の価値観を共有する台湾へ!

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市議会定例会のインターバル期間を通して開催してきている、自身の活動報告会。
 
昨日お昼休みは、敦賀発電所の協力企業棟にて、関連企業労組の役員さんを中心にお集まりいただき、議会での質問内容や市政のトピックスについて説明させていただきました。
 
早いもので、次なる6月定例会の開会が6月7日に迫るところでありますが、あと予定している報告会でも思いを届けたうえで、これまで伺ったご意見などを胸にしっかり準備を進めていきます。
 


【報告会の様子】
 
さて、昨今はどこか自己主義がまん延する世の中にあって、昨晩は、じわりと心あたたまる国家間のつながりの深さを感じることがありました。
 
世界各国で進む、新型コロナウイルスのワクチン接種ですが、台湾では一部の海外製薬会社からのワクチン購入に関し、中国の介入で今も契約できていないことが明らかになっており、ワクチン不足が大きな問題となっていることを以前の報道で知り、これはもはや人道問題でもあると考えていたところ。
 
そうした中、日本政府では、茂木外務相が記者会見で、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの台湾などへの提供について「わが国との関係を考え、しっかり検討していきたい」と表明したことに加え、加藤官房長官も同じく会見で「国内の接種対象者の数量を上回る分のワクチンの他の国・地域への供給のあり方を早急に検討し、具体的方針を検討したい」と語ったとのこと。
 
これに対し、台湾の外交部(外務省に相当)の欧江安報道官は同日、「台湾がワクチン不足に直面する中、日本が真剣に台湾への支援方法を考えていることに対し、私たちは歓迎し感謝する」、「台湾は日本と自由と民主主義などの価値観を共有している」とのコメントを発表。
 
さらに、蔡英文総統は、自身のTwitterで、しかも日本語で次のように述べられました。
 
これは、原文そのままの方が伝わるかと思いますので、画面スクリーンショットしたものを掲載します。
 

【蔡英文総統の思いは、私もしっかりリツイート】
 
私もこれまで二度、台湾を訪問したことがあるのですが、その際に見た街並み(日本とそっくり)、先の大戦中からの日本に対する感謝の思いや電車の中でも読書する日本人の勤勉さを見習っているなどの話しを伺い、日本と台湾の歴史的関係を肌感覚で感じたことは、今でも自身の台湾の皆さんに対する思いの糧となっています。
 
東日本大震災の際には、子ども達までもがお菓子を買うお金を募金に回し、200億円もの寄付をしてくれた台湾。
 
国内で使わないアストラゼネカ製ワクチンとはいえ、今こそ台湾にお返しする時だと強く思い、日本政府の対応を心から支援したいと考えます。
 
日本による台湾へのワクチン供給が実現すれば、中国の反発を招く可能性もありますが、政府高官は「人道的な援助に対して中国も反発できないだろう」と述べています。
 
自由と民主主義の価値観を共有する国同士の信頼と連携は、大国の政治圧力にも決して屈しない。
 
この日本のワクチン提供が、ピンチを迎えている台湾を救うことにつながるとともに、奪い合い、競い合うばかりでなく、世界中にこうした支援の輪が広がることを切に期待して止みません。

ワクチン接種を巡る日米の違いあれこれ

ブログ 新型コロナウイルス

昨日17時を過ぎてから、「無事に新型コロナウイルスのワクチン接種(1回目)が終わりました」と父からの連絡。
 
WEB予約の際にお手伝いをしたこともあって、私への報告といったことかと思いますが、まずは無事の接種に安堵。
 
今日は、母が同じかかりつけ医で個別接種する予定となっており、こうしてまずは高齢者の方から粛々と接種が進んでいくことを願うばかりです。
 
さて、この新型コロナウイルスワクチン接種に関しては、日本国内ではまだまだ接種率が低いどころか、予約時の混雑の状況などが取り上げられているところですが、そんな中、昨日は耳を疑うニュース。
 
18日午後の記者会見で、河野太郎ワクチン担当相が、防衛省が運営する東京と大阪の新型コロナウイルスワクチンの大規模センターの接種予約に関し、「一部の報道で、65歳以上でない方が面白半分に予約を取って65歳以上の方の予約を邪魔し、それを誇っているかのような行動があったので、自衛隊から抗議が出されたと承知している」と述べました。
 
これに続き、今度は岸信夫防衛相が同じく記者会見で、架空の接種券番号で予約ができるか検証したと報じた「毎日新聞社」、ニュースサイト「AERA dot.(アエラドット)」を運営する朝日新聞出版に「厳重に抗議する」と表明しました。
 
また政府はこれを受け、防衛省が運営するワクチン大規模接種センターに関し、架空情報による予約防止を目的としたシステム改修を行うことを決めたとも発表。
 
こうした行為をするのが「毎日」と「朝日」と聞いて、「またか」と呆れつつ、ネタをあげつらうためには何をしてもいいのかと憤りを感じたところ。
 
先に述べた、各自治体で接種予約待ち、混乱の状況を一生懸命放送するメディアを含め、それをして何になるのかと思うところでありますが、本当に嘆かわしいばかりです。
 
一方、国外に目を向けると、こちらはこちらで驚くニュース。
 
「打ちたくても打てない」状況の日本からすれば羨む限りですが、「打てるのに打たない」新型コロナウイルスのワクチン接種ペースが伸び悩む米国で、接種を終えた人のうち5人に抽選で1人100万ドル(約1億900万円)もの当選金を払う異例の「宝くじ」方式を中西部オハイオ州が導入するなど、各地の自治体が接種会場に市民を引っ張り出そうと躍起になっているとのニュース。
 
7月までに国民の7割が1回以上接種するとのバイデン政権による目標の達成に対し、17日時点で少なくとも1回目の接種を済ませた人は、全人口の47.3%、米CBSテレビの世論調査によると、22%がワクチンの接種を望まないと消極的な回答をしているなど、黄信号がともり始めたことが背景にあるようですが、それにしても大胆な発想はさすが米国。
 
同州のデワイン知事は思い切った政策を決めた理由について、「『まともじゃない』という人がいることは分かっている」としつつ、「現時点でパンデミック(世界的大流行)における本当の損失とは、希望すればワクチンを打てるのに命が失われていることだ」と意義を強調したとのこと。
 
米国では、この他にも東部ニューヨーク州は地元の人気大リーグ球団、ヤンキースとメッツそれぞれの本拠地球場でワクチン接種を受けると、観戦チケットが無料で受け取れることやニュージャージー州では、「ショット・アンド・ビール」と名付け、客足が遠のいた飲食店と協力して21歳以上の接種者は無料でビール1杯が飲める、南部ルイジアナ州ニューオーリンズでは、接種を受けた人に地元料理のザリガニを無料で提供、西部カリフォルニア州サンフランシスコでは、特定のハンバーガー店でフライドポテトが無料でもらえるなどなど、各地の特色を生かした、何ともアメリカンな接種促進が並び、こうなるともう苦笑いするしかありません。
 
仮に日本でこうした施策をやろうものなら、先にあったようなメディアは格好の叩くネタだとばかりに、「ふざけている」と大騒ぎするに違いありませんね。
 
日本と米国の文化の違いはあるにせよ、見逃してはならないのは、例えメディアや地域住民から「まともじゃない」、「ふざけている」と批判されようと、施策の「意義」をしっかりと政治のリーダーが主張し、貫き通していること。
 
この点は、政治に携わる者として、大いに見習うべきと考えるところです。
 
話しを本質に戻すと、いずれにしてもこのワクチン接種完了が、新型コロナウイルス禍から脱する唯一の光であるとすれば、ここは非難や嘆きを言うばかりでなく、いかに早期に完了できるか知恵を絞り、協力し合うことに尽きると思います。
 
ここ敦賀市においても、様々なご意見があろうかと思いますが、関係者の皆さんは、限られた人的資源の中最大限の努力をされておられますし、ワクチンは十分確保していることから、どうか冷静にご対応いただければ幸いに存じます。
 

【Our World in Dataの集計による「規定回数のワクチン接種を完了した人数割合」(NHK新型コロナウイルスサイトより引用)】

12日ぶりの新規系統ゼロ

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数字に一喜一憂してはいけませんが、昨日の福井県内の新型コロナ感染者は2人。
 
新規系統は12日ぶりにゼロとなりました。
 
利用病床も4月25日の168床から85床まで半減、重症も1床にまで改善。
 
福井県においては、感染経路の終える方は全てPCR検査実施するほどの徹底ぶりで対応が続けられてきており、どこから来たのか分からない新規系統がゼロになったというのは、その効果が表れているとともに安心感にもつながると評価するところ。
 
既にご承知置きのことかと存じますが、県推計によれば、本県の4月中の感染者のうち、
・マスクなしの会話・飲食によって感染した方が約85%
・県外での感染を発端とした方が約90%
を占めています。
 
つまりは、県が呼び掛けている二つの対策、「おはなしはマスク」と「県外往来の自粛」は、こうした数値を踏まえての理に叶ったもの。
 
福井県独自の緊急事態宣言期間は、明日13日までとなっており、予定通り解除となるのかの判断に注目が集まるところですが、結果はどうあれ、引き続き先の対策に留意をし、更なる改善に努めていきたいと思います。
 

【飲食時は「マスク会食」、バーベキューやスポーツ活動など、屋外活動でも会話時はマスク着用を徹底!】
 
コロナ続きで言えば、全国では11日、新たに6242人の新規感染者と113人の死者が報告されました。
 
全国の感染者は7日から3日連続で6000~7000人台の高い水準で推移、11日は3県で過去最多となるなど各地で深刻な状況が続いています。
 
そうした中、今日12日からは愛知県と福岡県に追加の緊急事態宣言が発令されます。
 
大学4年生になる長女もこの対象地域の名古屋に住んでいるということで、昨日連絡すると、「学校とアルバイト以外は外出していないけど、気をつけます」との返事。
 
こちらから言わずとも状況を察知し、GWも帰省することなく、こうして自粛生活を続けている姿を見ると、親として何ともやるせない気持ちになる訳ですが、今は受け入れるしかありません。
 
何と言っても心配なのは、一人暮らしで罹患した場合のことにつき、「何かあれば、いつでも連絡するように」と伝えやり取りを終えました。
 
愛知県の緊急事態宣言は5月31日まで。
 
対策効果が発揮され、予定通り解除となった暁には、せめて夏物を娘に届けるための県外往来をお許しいただきたいと思います。

「絶対に打ち勝つ」との気持ちに年齢は関係なし

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病は気からと言いますが、滋賀県大津市では「絶対に打ち勝つ」との気持ちで、100歳の女性がコロナ感染から回復したとのニュース。
 
大正9年生まれのこの女性は、同居する次女の発熱を機にPCR検査を受け、感染が判明。
 
近江八幡市立総合医療センターに入院し、発熱や一時は酸素吸入をするなど中等症まで容体が悪化したものの、2週間ほどで回復、リハビリを経て退院したとのこと。
 
5月10日には滋賀県庁で主治医とともに会見し、闘病の経緯を語られ、コロナ感染でも「医師を信頼し、絶対に前を向くこと。自分に打ち勝たないといけない」と、各地の療養者にエールを送ったとのこと。
 
この女性は、これまで長期入院を伴う病気にかかったことはなかったことや100歳の今もV字バランスが出来るほど健康に自信があったからこそ、こうして回復出来たという見方もありますが、特筆すべきは、入院中も感染した悔しさや回復に懸ける思いを川柳にしたり、主治医らに積極的に体調の変化を伝えたりするなど懸命に治療に取り組んだことであり、治療にあたった主治医の先生も「前向きな意欲は病気に勝つには大切だ」と述べたとありました。
 
女性は会見で、20年続けているという気功のポーズを披露したほか、「『今を楽しく』が座右の銘。パスポートが102歳まであるので、抗体ができたら世界を飛び回りたい。まずは(東京)五輪を見たい」と意気込んでいたと記事は締め括られていましたが、こうしたニュースに触れると何か原点回帰出来たようでファイトが湧いてくるもの。
 
特に死亡リスクが高いとされるご高齢の方にあっては、健康であることが一番であることは言うまでもありませんが、諦めない前向きな思考を持つこと、生きる目標ややり甲斐があることが大事なことと、この記事を見て改めて感じた次第です。
 
ふと自身の回りを思い浮かべてみると、両親を始め、ご高齢の方と言っても歳を感じさせないくらい元気でアグレッシブな方ばかりなのですが、やはりこのコロナ禍で何かと制限のある生活が続くと心配になるもの。
 
特に趣味の娯楽やスポーツなどが出来ない環境は、高齢者にとっては、「生きがい」や「やり甲斐」を奪うことにつながることから、物理的に感染対策を講じることが出来ることを前提条件として、感染リスクの極めて低い施設や競技などは、極力開放・実施すべきというのが私の考え。
 
このGW中も「市内のグラウンド・ゴルフ場に沢山の高齢者が来ている」との声もいただきましたが、確認すると、グラウンド・ゴルフ協会としては、自らが主催する大会や行事は県独自の緊急事態宣言が解除されるまで全て中止としたうえで、会員には集団でのプレー自粛を呼び掛けているとのことであり、後は個人的に密を避けながらプレーされることは全く構わないと考えるところ。
 
これは、グラウンド・ゴルフに限ったことではなく、屋外など換気や密の回避ができ、マスク着用、道具の使い回しをしないような娯楽・スポーツは、極めて感染リスクが低い訳ですが、こうしたことまで一律に規制してしまっては、先ほどの話しにあるよう、「生きがい」や「やり甲斐」まで奪うこととなり、これによる心身のストレスの方がよっぽど健康に悪いと考えるところ。
 
こうした声は、高齢者、大人、子どもに限らず、様々な方面、分野であるのだと思いますが、感染から1年以上が経過をし、コロナ感染に関する知見も得てきている訳ですので、対応についても科学的思考を持って進化させなければなりません。
 
「私は我慢してるのに、何故あの人たちはいいんだ」
 
気持ちは分からないではありませんが、こうしたことが誹謗中傷につながり、地域社会や人間関係がギクシャクしていく原因になるのではと考えます。
 
議員である私は、そうならないよう努める役割と責任がありますので、敢えてここで申し上げますが、何でもかんでも自粛・禁止し、地域社会全体や住民の気持ちまで暗く沈め、疲弊させるのではなく、政治や行政が、感染リスクに応じて部分部分で適切に対応し社会全体を止めないこと、お互いを許容し合う環境を構築することこそが感染症を乗り越えるために必要不可欠なこと。
 
感情的にご理解いただけない方もいらっしゃるかと思いますが、これは感染症の歴史を踏まえた私の考えであるということで、どうか少しでもご理解いただければ幸いです。
 
最後に、何をおいても必要なのは、冒頭の「絶対に打ち勝つ」との思い。
 
今の「生きる楽しみ」をこれから先も続けていくために、ひとり一人の行動を全体の力に変え、このコロナを皆で乗り越えていきましょう。
 

【またも野坂の田園風景掲載となりますが、こうした何気ない風景を見られることも「いま生きる楽しみ」です】

笑顔は人のためにある

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ゴールデンウィークの風物詩といえば、忙しく動くトラクターの姿とピンと水が張られた田園風景。
 
水が張られた田を見ると、何か生命力が吹き込まれたようで、小さな苗が秋には稲穂が垂れるまで成長する姿に、生きる力を感じる訳ですが、これと併せ、粟野地区の風物詩といえば何と言っても「逆さ野坂富士」。
 
昨日掲載した写真もそれに近いものがありましたが、昨夕、野坂の麓に自転車で撮影に向かうと、やや曇り空ながら見事な写り込み具合の「逆さ野坂富士」をスマホに納めることが出来ました。
 

【名付けて、「田園に浮かぶ、逆さ野坂富士」】
 
この景色は、稲が成長するまでの期間限定につき、宜しければ皆さんも野坂の麓の風景をお楽しみくださいませ。
 
なお、もうひとつの目的は「畦のお宝」をということで、帰りに「野びり」を収穫。
 

 
この様子をSNSでも紹介すると、次々とコメントがあり、私がこれまでの間ずっと「野びり」と呼ぶと思っていたのは、正しくは「野蒜(のびる)」と言い、古くは「古事記」や「万葉集」にも謳われる「自然の幸」であることまで教えていただきました。
 
地方のなまりでこう呼ぶようになったのかも知れませんが、それでも本来の名前を知っていることは大事なこと。
 
教えていただいた皆さん、ありがとうございました。
 
「野蒜」は今晩、美味しくいただきます(笑)
 
さて、早いもので、暦でいうゴールデンウィークは今日の「こどもの日」で終わり。
 
敦賀の天気はあいにくの雨模様のようですが、「自粛のゴールデンウィーク」の最終日を家でゆっくり過ごすのも良きものと、ポジティブ思考でいきたいものです。
 
家時間といえば、私ごとで恐縮ですが、ちょうど今月で1歳になる、我が家の愛犬「きゅう」とのコミュニケーション時間。
 
私のことは「ご主人様」でなく、「遊び相手のお友達」とでも思っているようですが、引っ張り合い道具の「ロープ」を目の前まで持ってきては、「これで遊んでよ〜」と言わんばかりにポトリと落としたり、「お腹減ったよ〜」とばかりに服の袖を引っ張ったりと、犬は犬なりにしっかり話し掛けて来てくれる姿が何とも愛おしい訳であります。
 
私も目を見て、優しい言葉で話し掛けるように努めていますが、最近では話したことがまるで分かっているかのような行動をしてくれるようになり、こうして人と同じように、コミュニケーションが取れるというのは、何とも心満たされるものです(完全な親バカ?ですみません)。
 
そんな折、ある新聞の子育て相談欄に、端午の節句の日にちなんで「マスクでも笑顔が伝わる方法」との見出しの記事を読みますと、次のようなことが書いてありました。
 
子どもは大人の笑顔が大好きで、大好きな人の笑顔を見ると嬉しくなり、安心感のようなものを感じます。
しかし、今のコロナ禍のご時世、仕方ないこととはいえ、笑顔で話し掛けても、その表情が見えないというのは本当に残念なこと。
そこで、マスクをしていても笑顔が伝わるいい方法があります。
言葉掛けです。

「できたね」、「うわあ、かっこいいね」など褒め言葉や、「がんばろうね」、「できるかな」などのちょっとした優しい言葉をたくさんかけるのです。
経験上、そういった言葉を言う時のその人の顔は笑顔であることを知っている子どもは、その言葉を聞くだけでその人の笑顔が浮かんできます。
マスクをしていても、その顔はもう笑顔にしか見えなくなるのです。
「笑顔は人のためにある」と言われます。
笑顔になれば、自分よりも相手が嬉しくなるのです。
家族の笑顔が、コロナ禍をうまく乗り切るポイントかもしれません。

 
引用が長くなりましたが、読み終わって、「本当そうだなあ」と感じた次第。
 
これは、子育て相談の記事でしたが、マスク生活でのコミュニケーションの取り方に悩むのは大人とて同じこと。
 
「目は口ほどに物を言う」とも言いますが、ここは「優しい言葉」を積極的に掛けることで、コロナ禍であってもあたたかい家族、社会を維持していきたいものです。
 
コロナの感染で、どこかギスギスした雰囲気が漂うところですが、気持ちと行動ひとつで明るく出来ます。
 
本日のブログをお読みいただいた方は是非、身近な方へは特に、「笑顔と言葉」を大切に、マスク生活を乗り越えていきましょう。
 
もちろん私も先頭切って、「やまたけスマイル」で行動していきます。

「ウチの県(都)に遊びに来ないで」は必要な言葉なのか?

ブログ 新型コロナウイルス

風薫る5月のスタート。
 
との言葉とは程遠い、洗濯物が飛んでいくほどの強風、突如と降るにわか雨、はたまた珍しい「竜巻警報」発報と目まぐるしい変化があった昨日の敦賀。
 
また、全国大では、午前中に宮城県北部、中部で震度5強の地震が発生し、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室が設置されたほか、東北新幹線では大宮-新青森間で一時運転を見合わせたとのニュース。
 
地震に関しては、大きな被害なく安堵したところですが、これだけ自然現象が重なると、決して気持ちのいいものではないを通り越し、不気味にすら感じるもの。
 
真っ黒な空を見上げると、自粛のゴールデンウィーク(GW)に、自然界も激しく警鐘を鳴らしているようにも思えますが、自粛は十分理解しているので程々にして欲しいと思うところであります。
 
さて、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に発令される中、近畿の宣言地域外で京阪神からの人の流入を警戒する動きが広がっています。
 
奈良、滋賀両県はGWに合わせ、例年は観光客でにぎわう奈良公園、琵琶湖岸の県営駐車場をそれぞれ閉鎖し、レジャーが制限される宣言対象地域からの人の動きを抑えるべく、策を講じているとのこと。
 
人流を止める、人と人との接触を避けることが、最も効果的な感染波を抑制することにつながるため、注意喚起を促すのみならずハード面でも封鎖をしようとの措置は分からないではありません。
 
そのような中、テレビを見ていると、今度は、「神奈川県に来ないで」と書かれた道路表示板が映し出されたニュースを目にしました。
 
先般ありました、小池東京都知事の「エッセンシャルワーカー以外は、東京に来ないで」発言に対しても、思わず「何じゃそりゃ」と憤りを感じたところですが、この「神奈川県に来ないで」も同じような気持ちに。
 
神奈川県内は現在、まん延防止重点措置が出されている訳ですが、ホームページでコロナ対策を確認してみると、4月24日付けの黒岩祐治知事メッセージがYouTubeとともに記載されていました。
 

 
知事は県民に対しこう呼び掛け、メッセージを閉じています。
 
例年であれば、県や市町村をはじめ多くの事業者が、県内外の皆さんを、温かくもてなし、楽しんでいただくところですが、コロナ禍において残念ながら、今年は、神奈川を楽しむことはできません。
今年も、GWは我慢のウイークです。
県外にお住いの皆さん、今は神奈川に遊びに来ないでください。
県民の皆さん、今は神奈川の外に遊びに行かないでください。
そして、ご家族とともに静かなGWを過ごしてください。
県民総ぐるみで、この難局を乗り切れるよう、引き続きご協力をお願いします。
 
何を言いたいかというと、県民に声を掛ける場なのに、県外の方にこれを言う必要があるのかということ。
 
各都道府県は、緊急事態宣言やまん延防止重点措置が発出されている地域はもとより、そうでない地域に対しても「県外往来を避けて」と呼び掛けている訳でありますので、そのうえでこういうことを言うのは、「私は言ってます感」のパフォーマンスでしかないような気がします。
 
併せて、「来ないで」の道路表示を見た人は、既に来県してしまっている訳なので、実効性という意味でも効果は低く、何より県のイメージが悪くなる気がしてなりません。
 
昨年のGWでは、ここ敦賀市も松原公園駐車場に「県外の方お断り」の看板を立て、警備員まで配置しお帰りいただいた時の、何とも言えぬ気持ちになったことを思い出しました。
 
当該県にお住まいの方からすると、そんな生やさしいこと言ってる場合じゃないと叱られるかもしれませんが、国内での感染確認から1年以上が経過した訳ですので、こうした呼び掛けも、声高らかにパフォーマンスの如く言うのでなく、対策の実効性が上がるよう、科学的な分析を踏まえつつ、感染リスクの程度に応じて行われるべきと考えるところです。
 
ここ敦賀では、昨日も3人のコロナ新規感染を確認。
 
警戒が続く日々が続くところ、本日は独り言のようなブログとなりましたが、どうぞお許しを。。。

コロナ収束への道とチャーチルの言葉

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新型コロナ収束のカギを握るのは、何と言ってもワクチン接種。
 
政府は30日、新型コロナウイルスワクチンの65歳以上の高齢者に対する接種を7月末までに完了するよう求める通知を都道府県に発出のうえ、「できる限り早期に重症化リスクが高い高齢者への接種を完了することが必要だ」として、完了時期を8月以降とする市町村には計画の前倒しを求めたとあります。
 
菅首相は、日本医師会の中川俊男会長との会談で7月完了の方針を重ねて表明し「供給は具体的見通しが立っており、残る最大の課題は接種体制の確保だ」と協力を求めたとあるのは、「接種したくてもワクチンがない」という状況であったことからすれば、ある意味心強いところ。
 
通知では、全市区町村ごとに、5月下旬~6月最終週までの具体的なワクチンの配送量も示したとのことであり、全高齢者が2回接種できる量が6月末までに届くともあり、国際的にもワクチン争奪戦の様相を呈するところではありますが、積極的な交渉と更なる政治力の発揮をお願いしたいと思います。
 
敦賀市におけるワクチン接種に関しては、4月14日の本ブログにて、その断面での接種予約と接種スケジュール(予定)などを紹介させていただいたところですが、最新の状況については、市のホームページで確認ができますので、是非とも一度ご覧になっていただければと思います。
 
→→→敦賀市HP「新型コロナウイルスワクチン接種について」
 
医療施設、介護施設及び子育て支援施設におけるクラスター防止等の観点から、高齢者の予約受付開始日を計画的にズラすとともに、接種可能医療機関と集団接種会場の日程、今後の予約受付スケジュール、個別接種期間の接種開始日などまで掲載し、非常に体制の整った形で対応されている様子が分かっていただけるのではと思います。
 
(参考)高齢者の予約開始時期について・・・①②は電話予約のみ、③は電話・fax又はwebで予約
 ①4月26日(月)〜 65歳以上で介護事業所、子育て支援施設にお勤めの方
 ②4月28日(水)〜 65歳以上で仕事で医療、介護、子育て施設に出入りする方
 ③5月 1日(土)〜 ①②以外の65歳以上の方
 
今日からは、医療施設や子育て施設にお勤めでない65歳以上の皆さんの予約も始まりますので、我々世代はしっかり親御さんをサポートしていきましょう。
 
なお、集団接種は、きらめきみなと館と市立看護大学の2箇所ですが、個別接種医療機関は22となっていて、これだけ多くの最寄りの掛かりつけ医で接種できる体制が整っているところは、行政と医療機関が「一日も早く」との思いをもって協力いただいている、敦賀の強みだと大いに評価するところです。
 
季節も風薫る5月となりました。
 
日本社会の閉塞感は続きますが、コロナ収束に向けた道を、こうして一歩づつ着実に歩んでいると思えば、希望の風を吹かすことはできます。
 
英国の宰相、ウインストン・チャーチルの言葉にこうあります。
 

 
「変化する状況の中で、人が一貫性を維持する方法はただひとつ。
    状況に合わせて変わりつつも、決して重要な目的は見失わないことである。」
 
私たちにとって重要な目的とは何か。
 
嘆きや批判をしていては、肝心なことを見失います。
 
目的を達成するため一丸となって、今後も前向きに頑張りましょう。

ゴール目標の共有なくして頑張り続けられるのか?

ブログ 新型コロナウイルス

昨日のブログで「ここが正念場」と書きました、敦賀市内の新型コロナウイルス感染について。
 
一昨日の13人に続き、昨日は21人の新規感染者が確認されました。
 
このうち、中郷小学校の児童が16名、教職員3名、保護者1名の内訳となっていることを踏まえ、同校の臨時休業期間を4月23日(金)までとしていたものを4月28日(水)まで延長するほか、1週間での新規感染者が40名となる感染状況を踏まえ、市内の公的施設の一部を休館とするなど、敦賀市の感染対策は次の段階に入ったと言えます。
 
なお、感染状況や対策、市長メッセージなどが掲載された敦賀市ホームページも昨日、更新されていますので詳しくは以下のリンクよりお読み取りいただければと思います。
→→→敦賀市HP「新型コロナウイルス感染症関連情報」はこちらから
 
また、福井県全体では、38名の新規感染者が確認され、病床使用率は63.4%、直近1週間の新規感染者は133人となったことなどを踏まえ、「県感染対策特別警報」から「福井県緊急事態宣言」に切り替え、更なる感染対策の徹底を講じることとなりました。
 
福井県ホームページの掲載資料を見るに、令和3年1月の「第3波」と比較して違う傾向となっているのは、10代〜40代の感染割合が高いということで、確かに1月では41.5%であったものが、4月では71.1%にまで上昇しています。
 
従前あった「若年層は罹りにくい」といった考えは、変異株が主流を占める昨今では、全く通用しなくなっていることを念頭に、一人ひとりがより徹底した対策と行動を行う以外、感染を抑え込む手はないことから、引き続きのご協力をお願いするところであります。
 
さて、この新型コロナに関しては、国内外の様々なニュースが流れてくる訳ですが、注目するのは、中東のイスラエル。
 
イスラエルでは、これまでに国民の53%にあたる497万人が、新型コロナワクチンの2回の接種を終え、今年1月には1万人を超えていた1日の新規感染者数は、100人を下回る日もあるほど低下していることなどを踏まえ、イスラエル政府は、昨年4月から「屋外でマスクの着用を義務づけ」、違反者には罰金を科していた規制を、専門家の助言も受けたうえで、4月18日から解除しました。
 
これを受けて、首都エルサレムの町なかではマスクを着けずに歩いたり、話したりする市民の姿が多く見られ、市民からは、「専門家の助言を踏まえた規制解除なので、安心しています」、「ワクチンを接種したので、マスクを着けなくても不安はありません」などと話す様子が映し出されていました。
 

【マスクを外し街中を歩く、エルサレム市民(NHKウェブニュースより引用)】
 
一方、「屋内でのマスクの着用は引き続き義務づけられている」ため、保健省はマスクを携帯するよう呼び掛け、公共交通機関や商店の利用者のマスク着用は継続しているともありました。
 
こうしたイスラエルの状況と日本を照らし合わせ、ふと感じたのは、国全体に「ゴール目標の共有」がないのではということ。
 
例えば、生活を一変させている代表例は、やはり「マスク」であることからすると、イスラエルのように国民の何割がワクチン接種するとか、感染者がここまで減れば「マスク無し」生活に戻れるなど。
 
もちろん、今の感染拡大を押さえ込まなければ、その先もないのは理解する訳ですが、寄せて来る波を乗り越えるばかりで、一体自分たちは何のために自粛や我慢を続けているのかが、徐々に分からなくなっているような気がします。
 
これでは「ゴールなきマラソン」を走るようなものであり、この先も走り続けるのは余りにも辛く、何より「もういいや」と途中で投げ出したくなってしまいます。
 
つまりは、やはり「ゴールの最終形」を国民全体で共有し、この先目指す「共通目標」に向け、政府が旗を振ることが必要なのではと考えるところです。
 
「1日も早く、マスク無しの生活に戻すため、全力でワクチンを確保し、接種をしていきます!だから、国民の皆さんも是非、そこをゴールに頑張ろうじゃありませんか!」
 
と総理大臣が言えば、皆さん心に何か響くのではないでしょうか。
 
チープな考えで恐縮ですが、私自身はその思いで「ゴールを設定」し、今後も行動していきたいと思います。
 
気づけば、本日もコロナの話題に終始してしまいましたが、あしからず。
 
ウイルスは身近にあるものと思い、引き続き感染対策を徹底していきましょう。

敦賀市内のコロナ感染拡大は「ここが正念場」

ブログ 新型コロナウイルス

昨日は、週に一度の西浦県道での辻立ち日。
 
晴れマークが続く予報だけに、天気の心配もなく、元気よく約1時間の挨拶をさせていただきました。
 
現地に到着した7時過ぎの敦賀湾は、朝霞とでも言うのでしょうか、霧がかかった状態でどこか神秘的。
 
いつもと違う表情ながら、これも風情と眺めながらの辻立ちとなりました。
 

【朝霞の中に浮かぶ朝陽と敦賀湾】
 
さて、新型コロナウイルス感染の拡大傾向が続く福井県ですが、昨日21日に発表された新規感染者は26人。
 
感染者数26人は、今年1月15日の25人を超え過去最高となりました。
 
このうち12人は、20日に発表された敦賀市内の小学校(中郷小と公表あり)の児童1名の陽性を受けて行ったPCR検査で感染と判明。
 
全員無症状ということですが、児童の同居ご家族など濃厚接触者45人、同小学校の全児童と教職員を合わせ373人を対象にPCR検査を進めている状況にあります。
 
何より、無症状とはいえ、感染した児童の皆さんの早い回復を願うとともに、従前同様に関係者への誹謗中傷などなきようお願いするところであります。
 
また、ひと言で検査者数を書いておりますが、この400名にも及ぶ検査を行うこと自体凄いことであり、これ以上の拡大を防ぐ意味においても有効な、早急な検査にあたっていただいている医療機関者の皆さまには改めて敬意と感謝を申し上げるところです。
 
市内感染拡大に関しては、この検査結果が公表される今日が、ひとつの山場になるのではないかと考えるところですが、こればかりは最小数であることを祈るしかありません。
 
なお、福井県内全体では、21日現在のコロナ入院患者数は107人、病床使用率は「50.9%」となっており、これは「県感染拡大特別警報」が発報された4月16日の31.0%から大きく上昇するとともに、既に「県緊急事態」の指標「25%」を上回っている状態にあります。
 
加えて、1週間あたりの新規感染者数も104人に上昇。
 
同じく「県緊急事態」の指標「115人以上」に近づきつつあります。
 

【福井県ホームページの公表資料より①】
 

【福井県ホームページの公表資料より②】
 
こうしたデータを見るに、医療体制、感染状況ともに次のステージに移りかねない状況であることを念頭に、「ここは正念場」と市民、県民の意識を合わせて、次のステージに移行することを何とか食い止めたいと思うところであります。
 
このブログをご覧いただいている皆さんは勿論、これまでも高い意識のもと感染対策を講じていただいているところかと存じますが、こうした状況を踏まえ、身近なところにウイルスはあるとの思いのもと、より一層の注意を払っていただけますよう、重ね重ねお願い申し上げます。
 
自分自身にも強く言い聞かせる思いのもと、本日もコロナの話題となりましたことご理解願います。

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