「タブレット導入」に向け、越前市・坂井市の両議会を視察

ブログ 敦賀市議会

中国電力と関西電力が山口県上関町で共同開発を目指す原子力発電所の使用済み燃料の中間貯蔵施設を巡り、西哲夫町長は昨日、調査を容認する意向を表明しました。
 
中国電力は同日、早速文献調査を開始。
 
現地調査の準備も進めるとする一方、西町長は反対する住民もいることを念頭に、中国電力側に「戸別訪問や住民説明会などにより丁寧に情報提供すること」、「町民から要望があれば先進地の視察研修を検討すること」などの条件を付けています。
 
また、「現実を直視する必要がある。感情論でこの町は耐えられない」とも訴える西町長の心中を察するところですが、仰るよう、今後より丁寧に進めることが重要と認識する次第です。
 
さて、話しは変わり、昨日の敦賀市議会は、議会運営委員会の「タブレット導入検討ワーキング」にて、福井県内の越前市、坂井市の両市議会を行政視察。
 
視察は、同ワーキングメンバー主査の浅野好一・議運委員長(主査)を筆頭に、山本貴美子委員、縄手博和委員、私の4名と事務局2名に同行いただき、午前中は越前市議会、午後は坂井市議会に伺ってきました。
 
本視察は、先に開催した議会運営委員会において、議会改革の一環として、「タブレット導入」と「委員会のインターネット配信」について、ワーキングを設置し検討を進めるとしたことを踏まえてのものであり、当ワーキングとしては事前に調査項目を取りまとめのうえ臨んだもの。
 
視察においては、タブレット導入の目的や導入プロセス、機器・文書管理システムなどの選定、運用方法、オンライン会議、導入後のメリット・デメリットなどに関し、両議会ともに、大変丁寧に且つ実経験を交えてご教授いただき、大いに参考になった次第です。
 

【坂井市議会での視察の様子。こんな画面まで作成いただき感謝。】
 
タブレットというと、実施効果はペーパーレスによる紙の使用量や資料をコピーする業務量の削減をイメージされるかと思いますが、もちろんそれはそれとして、我々が目的とするのは、議会内での情報伝達の迅速化や理事者との情報共有、さらにはオンライン会議の実施や活動の見える化などによる「議会力の向上」。
 
実際、両議会においては、目的とすることを既に実践するところまで進んでおり、敦賀市議会の対応が遅れていることに刺激を受けたほか、両議会のお話しを踏まえ、より良いものにしていこうとの意識が高まった次第です。
 
帰路の車中でも、視察したことを振り返るとともに、メンバー各位と認識共有したところですが、今回学んだことをしっかり持ち帰り、今後の導入検討に生かしていく所存です。
 
結びに、大変お忙しい中、時間をオーバーしてまで対応いただいた橋本副議長を始めとする越前市議会ならびに後藤議員を始め坂井市議会、そして両議会事務局の皆様、誠にありがとうございました。
 
今後とも、同じ県内の議会として連携を図らせていただければ幸いに存じます。
 

【越前市議会の本会議場にて。両議会の皆様に感謝です。】