「第42回 敦賀市総合美術展」が始まる

ブログ 敦賀の歴史・文化

青空と気温の高い日が続き、どこか梅雨を忘れてしまいそうなところ、皆様、有意義に週末をお過ごしになられたことと存じます。
 
私の方は、一昨日の原電労組定期大会からその日のうちに敦賀に戻り、昨日は9時30分より行われた「第42回 敦賀市総合美術展(以下、市美展)」の開場式に、文教厚生常任委員長として出席したところ。
 
常任委員長としての公務はこれが初めてでしたが、敦賀市長、議長、県議会議員お三方とともに列席し、ご盛会をお祝いした次第です。
 
この市美展にはほぼ毎年足を運んでいましたが、展を主管する実行委員会には、原電グループの大先輩や町内の方も名を連ねており、昨日も会場でお会いし、話しに花が咲いたところです。
 

【開場式でのテープカットの様子】
 
市美展は、芸術文化活動の高まりを促進する為に、文化交流の一環として、敦賀市、美浜町、若狭町の皆様にも愛され、ご支援いただいている公募型の展覧会であり、今では初夏を飾る文化芸術のイベントとして、多くのご支援をいただいているとのこと。
 
会場のプラザ萬象には、日本画・水墨画、絵画・造形・デザイン・版画、彫刻、工芸、書道、写真と7部門、選りすぐられた200点以上もの作品が展示されており、開場式後は、私もじっくりと堪能させていただきました。
 


【展示室の様子(上:大ホール、下:小ホール)】
 
もちろん素人ですので、評論する立場にはありませんが、部門を問わず、展示されている作品からはどれも、作者が魂を込めて描き、作られたことを感じるとともに、そこからは言葉では表し難い、いや、表す必要のない感動があるもの。
 
また、先の大先輩からは、ご自身の作品(水墨画)をご紹介いただきつつ、工芸では父と懇意にされている方から、さらには4月の選挙で街宣をしている際に熱烈にお声掛けていただいた方と再会し、同じく工芸の漆器についてご案内いただくなど、大変嬉しい時間を過ごしました。
 
とりわけ、その漆塗り漆器の方は、国宝級の方にご指導を仰ぎながら、丹念に作品に向き合っているとのことで、展示されていた漆器の製作にはなんと3年を要したとのお話しを聞き、驚いた次第です。
 

【父のグラウンド仲間が製作された作品(木に朱色の文字が彫られているもの)を前にご本人と記念撮影】

【国宝級の方からご指南をいただいている浅賀さんの作品。何とも言えぬ漆の輝きでした。】
 
こうしてお話しをお伺いしながら、すべての作品を鑑賞し終わった時には11時を過ぎていましたが、それだけ見応えのある作品揃いであり、私にとっては「芸術の梅雨」となった次第です。
 
実行委員会会長のご挨拶には、「文化芸術は、人々の心を癒し、勇気を与えたりする効果は大きいものがあると言われています。作品や作者とのふれあいを通じて、皆様の活力に生かされることを望んでいます。作品と共に楽しい時間を過ごしていただければ幸いと存じます。」とありました。
 
まさに仰られた通りのことを感じた展覧会は、6月25日(日)まで開催されています。
 
平日は9時から17時00分までの時間となりますが、皆様もぜひ、プラザ萬象まで足を運んでいただければ嬉しく思います。
 

【「念ずれバ花ひらく」。書道の題字からも元気をもらいました。】