G7広島サミットで決められる「非常に重要なこと」とは何か

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先日、43年ぶりの電気料金(規制料金)値上げを発表した北陸電力。
 
昨日はちょうど、当該企業内労組である北陸電力労働組合福井県支部より、役員の皆さんと意見交換する機会を頂戴しました。
 
私からは、日頃のご支援に対する御礼と2期目の豊富についてお話しした後、懇談の場では、安定供給を守る送配電それぞれの状況や全面自由化となって以降の営業所窓口における顧客への対応など、まさに現場のリアルを知ることができました。
 
冒頭の料金値上げなどにより、言われなき批判に晒されることもあるともお伺いしましたが、そうした中でも、お話しする中で強く感じたのは、低廉で安定的に電気を届けることに全力を懸ける皆さんの思い。
 
こうしてプライドをもって、献身的に役割を果たす「電力マン」と引き続き連携のもと、課題解決に向け、微力ながら私も尽力してまいる所存です。
 
さて、そうしたなか、世界が注目するのは、広島で開幕した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)。
 
昨日は、G7首脳が平和記念公演内の原爆資料館を史上初めて揃って訪問するとともに原爆慰霊碑への献花、黙祷が捧げられました。
 

【平和記念公園で献花を行うG7首脳(岸田首相Twitterより)】
 
これを受け、国民民主党の玉木雄一郎代表はTwitterで、「第2次世界大戦で敵味方に分かれて戦った国々の首脳が、原爆が投下された広島で一堂に会し慰霊の献花を行う姿は、心打つ歴史的な瞬間です。戦後秩序が大きく変化し、新たな平和と安定の枠組みと規範が求められる中、日本が果たすべき役割は大きく、G7における岸田首相のリーダーシップを期待します。」と率直に述べているよう、党派を超えて「世界の中の日本」の存在感発揮が期待されるところです。
 
また、岸田首相は同日夜の記者団の取材で、核軍縮に関するG7首脳による広島ビジョンを発出すると明らかにしました。
 
G7の中でも「核」を保有する国と持たざる国が混在する状況、さらにはウクライナ情勢でロシアの「核の脅威」に晒されるなかでどのようなビジョンを発していくのか。
 
世界唯一の被爆国である日本として、現実的な核兵器廃絶に向けた発信となることを、こちらも期待する次第です。
 
そしてもうひとつ驚きのニュースは、ゼレンスキー大統領のG7出席。
 
アラブでの会議の後、日本に向かうとのことですが、ロイター通信によると、ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記は国営テレビで、「非常に重要なことが(広島で)決められる。国益を守るため大統領の同席が絶対不可欠だ」と語ったとのこと。
 
ゼレンスキー大統領来日だけでも驚きのところ、広島で決められる「非常に重要なこと」とは何か。
 
先の核軍縮に関わる広島ビジョンを含め、このG7広島サミットは日本、いや世界にとって歴史的なものになるかもしれません。