阪神・淡路大震災から27年

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8000キロ以上離れた日本にも潮位変化をもたらしたトンガ沖の海底噴火。
 
驚くことにこの潮位変化は、火山の噴火による空気の振動「空振」が影響したとのこと。
 
火山の大規模な噴火で空気が一瞬で押され(気圧高に)、海上で気圧が高くなると海水面を押し下げるため、押された海水面が元に戻ることで盛り上がり、津波をもたらしたのではないかと専門家は分析しているそう。
 
当初、気象庁からの情報が混乱したのもこの関係のようですが、こうした発生メカニズムを知るに、とてつもない自然エネルギーの大きさを感じたところです。
 
そして何より、噴火から一夜経って以降も被害の詳細が把握されていないトンガの状況が心配であり、被害が最小限に留まっていることを願うばかりです。
 
さて、この週末はこうして、自然の脅威を感じつつ過ごした訳ですが、今日は阪神・淡路大震災からちょうど27年の日となります。
 
1995年1月17日に発生したこの地震は、ここ敦賀でも突き上げるような揺れを感じたことや阪神高速の倒壊シーンなど現地の衝撃的な映像は、四半世紀を経ても未だ記憶に新しく、恐らくこの後も忘れることのできない、いや忘れてはならない出来事なのだと思うところです。
 

【地震により倒壊した阪神高速。この光景を決して忘れてはならない。】
 
改めて被災状況を振り返るに、6434人の犠牲者、全半壊家屋約25万棟、10兆円を超える甚大な被害であった訳ですが、一方この震災は「負の遺産」だけでなく「正の遺産」も残しています。
 
「正の遺産」で最も大きいのは、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれているよう、阪神・淡路大震災では延人数で167万人ものボランティアが参加されたとあり、これをきっかけに災害ボランティアが定着。
 
東日本大震災では550万人のボランティアがあったなど、大きな復興の助けとなりました。
 
また、阪神・淡路大震災を教訓とし大規模災害に対応するため、高度な救出救助能力を有する隊員と装備で編成される消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が1996年12月に東京消防庁に発足し、その後は国内の大規模災害だけでなく海外の地震・森林火災・噴火災害・豪雨被害などへも派遣されていることなど、救急活動を行う組織的な対応にも反映されたことも「正の遺産」と言えるかと思います。
 
こうして、甚大な被害をもたらした大震災という大きな負の出来事に直面しつつも、日本人はこうして正の力に変えるとともに、何よりも秩序を守り、災害ボランティアに行けずとも、現地の方々を気遣う気持ちをカンパやメッセージに変え、助け合い、支え合って乗り越えてきたことを誇りにも思うところであります。
 
この後、阪神・淡路大震災発生時刻の午前5時46分を迎えます。
 
発生時刻に合わせ、兵庫県内各地では鎮魂の祈りが捧げられるとのことであり、私も黙祷により、犠牲になられた方々へ哀悼の意を捧げるとともに、今なお深い心の傷や後遺症を抱えて暮らす方々に対し、深くお見舞いを申し上げたいと存じます。
 
そして、大震災から27年となる今日。
 
この出来事を決して風化させることのなきよう、今一度、防災意識を高める日とすることは言うまでもありません。。