進むコロナワクチン接種と客観的データ

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昨日午後、日本政府が台湾に提供した英製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン124万回分が、台湾北部の桃園国際空港に到着し、台湾のテレビ局が飛行機の到着を実況中継するなど高い関心が示され、歓迎の声が広がったとのニュース。
 

【台湾北部・桃園国際空港で、航空機から運ばれるワクチンが入ったコンテナ(中央通信社より)】
 
蔡英文総統は自身のFacebookで「自由と民主主義という同じ価値観を共有するパートナーからの迅速な支援に感謝する」と表明したほか、外交部(日本の外務省に相当)の欧江安報道官も「日本の友人からの温かいご支援は永遠に心に留めておく」とのコメントを発表したとのこと。
 
台湾では、新型コロナ感染が急速に拡大する一方、ワクチン調達が中国の妨害などにより大幅に遅れており、日本からのワクチンが到着するまで、約2300万人の人口に対し、確保したワクチンはわずか約85万回分。
 
台湾のメディアが「ありがとう、日本!」などとワクチン到着を大きく報道、新聞大手の自由時報は「中国の脅しに直面しながら日本は気概を示した」と見方を示したことに加え、インターネット上には「日本こそ真の友人だ」などの書き込みが相次ぐまでの反響を考えると、日本で使用しない分とはいえ、わが国の取った行動を誇らしく思うところです。
 
さて、このワクチン接種に関して、日本国内においては、主要都市での大規模接種会場の設置や各自治体や医療機関が連携しての懸命な取り組みにより、65歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種が進められているところです。
 
昨日の福井新聞には、次に控える64歳以下の接種に向けた県内各市町の取り組み状況が掲載されていましたが、ほぼほぼ6月中旬から下旬を目途に接種券を送付する準備を整え、高齢者の接種状況を見ながら極力早く開始していくといったところ。
 
実は私も先日、64歳以下のワクチン接種に関する現段階での検討状況を確認すべく、敦賀市の担当課に電話でヒヤリングさせていただいたのですが、6月下旬を目途に接種券送付を考えていることや、既往歴のある方並びに60〜64歳の方を並列で優先の1番に置き、それ以外の方は区別せず受け付けること、予約に関しては、現役世代で仕事を抱えながらの接種となることを踏まえ、高齢者と同じく個人の希望日を電話やwebなどで予約してもらうなどの考えをお伺いした次第。
 
高齢者で経験したこと、反省点は64歳以下の接種に確実に反映するとともに、兎にも角にも安全に接種するとの担当課の真摯なる思いが、ヒヤリングしていてヒシヒシと強く感じました。
 
他にもお伺いしたことはありますが、検討段階でもあることから、この場で言うのは差し控えさせていただき、詳細は追って公表される市の公式見解が出た段階で、またお知らせしたいと思います。
 
また、ワクチン接種に関しては、接種後の副反応を気にされる声を耳にします。
 
初めて自分の身体に打った後、どのような反応が出るかは、確かに未知の世界であり、警戒感を持つのは至極当然のことと思います。
 
報道番組などもこの件を取り上げ、中途半端な情報で最後には「心配ですね」と無責任な疑問形で締め括ることで、余計に心配する感情に拍車を掛けているのも背景にあるのですが、従前から述べている通り、やはりこうした重要な点については、無責任報道に踊らされないよう、客観的な事実をもって自身の考えに軸を持っておくことが必要と考えるところです。
 
そうした観点から、公式な情報から本件について確認すると、厚生労働省の「第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応 検討部会、令和3年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分 科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」という何とも長い調査会で、時点時点で「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」を調査、公表しているものがあり、最新の5月26日調査会分を見ると以下のようにありました。
 
【報告状況】
◉前回の合同部会(5月12日)以降、副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに「16件」あり、令和3年2月17日から令和3年5月16日までに報告された死亡事例は「計55件」となった。
 
【専門家の評価】
◉上記の55事例を対象に、専門家の評価を実施。評価結果は以下の通り。
 ・α(ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの) → 0件
 ・β(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの) → 0件
 ・γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの) → 55件
 
詳細をご覧いただける方は以下のリンクよりアクセスいたければと思いますが、現時点において、明確に「ワクチンの影響で死亡した」と確認される事例は認められておらず、この55件には、例えばワクチン接種接種後、アナフィラキシーの症状や体調変化なく、数日経ってからくも膜下出血で亡くなられたケースなども多くあることを踏まえれば、この接種リスクをどう捉えておくべきか。
 
 →→→厚生労働省所管の上記検討部会・調査会が公表している「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」
 
この世に「ゼロリスク」はなく、「もし何十万、何百万分の1の確率が私だったら」と思うことは、人間の感情としてあって然りであることと併せて、このような客観的事実も踏まえつつ、そもそものコロナ感染での重症化リスクとも重ね合わせ、あとは個人の判断に委ねざるを得ないと考えるところです。
 
ここで示した情報以外に、もし見解が示されているものがあれば是非ご教授いただければとも思いますが、こうしたことも参考にしていただき、コロナ終息に向けた唯一の道筋であるワクチン接種に向け、ご自身の気持ちの準備を整えていただだくことにつながれば、これ幸いに存じます。