2022年6月12日
連合の仲間とともに「違反のない選挙」を学ぶ
「煎餅は良いがケーキはダメ」
唐突に恐縮ですが、これは、選挙事務所で来訪者に提供して良いものの例として教えられてきたもので、これに示されるよう、やっていいことと悪いことの線引きが非常に曖昧で、グレーゾーンが広いと言われるのが「公職選挙法」。
冒頭の「煎餅とケーキ」で言えば、日本人が慣例として提供してきた「お茶菓子」は良いが、「嗜好品」のケーキを提供することは買収行為にあたると解釈する訳ですが、こうした些細なことも含め、「選挙違反は絶対にしない」との趣旨のもと、昨日午前中は連合福井主催による「2022政治・選挙学習会」が開催され、私も参加してきた次第。
コロナ禍を踏まえつつ、より多くの組合役員、推薦議員が参加できるよう、福井・丹南・嶺南の3会場、講師(東京)をオンラインでつないでの開催でしたが、こちらはコロナで当たり前になったとはいえ、費やす移動時間のことなどを思えば、大変ありがたい形式。
嶺南会場はサンピア敦賀の会議室をお借りしてということで、連合福井嶺南地域協議会の皆さんと顔を合わせられたことも、これまた嬉しかった次第です。
さて、その学習会については、1部を「連合の政治活動について」(講師:連合政治センター川島事務局長)、2部を「違反のない選挙をどう闘うか」(講師:五百蔵洋一弁護士)とし進められました。
とりわけ、2部のほうでは、この道のスペシャリストである五百蔵弁護士から、公職選挙法のルーツと主な改正点(連座制拡大、ネット選挙導入、18歳選挙権)から始まり、弁護士をもってしても、「本法は何が違法か、何が合法か、よく分からない、天下の悪法」と称されたよう、実際の事件をモデルにした設問形式で様々なケースを想定した対応について改めて学ぶことができました。
ここで言う「対応」とはもちろん、「抜け道」のことではなく、「やってはいけないこと」を教えていただいたものとご理解ください。
「この法律は理屈や常識で考えると間違った答えになる。考えるのではなく覚えることが重要である。」との言葉が印象に残った訳ですが、この公職選挙法においては「選挙運動」とは何かについてさえ定義しておらず、従来の判例や学説上「①特定の選挙において、②特定の候補者の為に、③有権者に働き掛ける」行為を指すとしています。
お金に絡むことは言語道断として、注意しないといけないのが、個々人のふとした声掛けや文書図画(ぶんしょとが)の違反。
先にあった選挙運動の3要素を踏まえ、「政治活動」との違いを組織全体で改めて認識のうえ、ウッカリでは済まされない、文字通り「違反のない選挙」、「クリーンな選挙」を徹底していきたいと考えます。
もちろん、私自身も厳に留意いたします。
【嶺南会場の様子。演台の方は開会のご挨拶をされた矢野義和・連合福井会長。】
さて、本日はこの後、敦賀赤レンガ倉庫、金ヶ崎緑地で開催のイベント「Thanks Festa 〜おでかけステーション金ヶ崎へGO!〜」の一部として実施する「ミニSLに乗ろう!」(チラシ右下)の運営をお手伝いに行くこととしています。
まさに「鉄道と港のまち敦賀」を体現するよう、敦賀湾をバックに、金ヶ崎緑地をミニSLが走る姿は必ずや絵になること、そして何より、子どもたちの笑顔が見れることを今から大変楽しみにしています。
この後は天気も回復し、晴れ模様となるようですので、お時間ある方はぜひ、金ヶ崎エリアに足を運んでくださいね。
ではでは、本日のブログはこれまでに。
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