2022年1月1日
足は郷土と職場に、胸には祖国、眼は世界
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は心あたたまるご支援とご指導を賜り誠にありがとうございました。
本年が、皆さまにとって笑顔あふれる幸多き年となりますよう心よりご祈念申し上げます。
今年の干支は「寅」。
柔軟で強く、気高く、たくましい寅(虎)にあやかり、私自身、スローガンに掲げる「活力と魅力あふれる敦賀の未来のために」、高く跳躍する年にしたいと思いますので、引き続きのご理解とご指導のほど宜しくお願いいたします。
また、北陸の厳しい冬を表すかのような「年越し寒波」で幕を開けた令和4年。
当然、初日の出を拝むこともない訳でありますが、こうした天気があってこそ、必ずいつか覗く太陽や青空のありがたさが分かるというものであり、今を嘆くのではなく、ポジティブ思考で過ごさねばと思うところです。
さて、地方議員であっても、政治に携わるものとして重要なことは「足は郷土と職場に、胸には祖国、眼(まなこ)は世界」であるとし、このことを実践すべく取り組んでいるところですが、年頭にあたり、その3つの視点に対する今年の所感を述べておきたいと思います。
まず、「足は郷土と職場に」に関して、これは「地域や職場に足を運ぶ」との意味ですが、やはり「現場のリアルを知る」ことが何よりも大事なこと。
ここ敦賀においては、何といっても未だ終息の見えない新型コロナに対し、危機感をもって対応を継続することは勿論のこと、並行してアフターコロナを見据えた社会のあり様や約2年2ヶ月後に控えた北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくり、原子力を始めとするエネルギー先進都市としての今後の取組みなど、山積する課題に対し、当事者あるいは現場の皆さんの声を基に対応にあたっていきたいと考えます。
次に「胸には祖国」に関しては、これまでのブログでも述べてきておりますよう、私自身は万世一系で続く世界唯一の国「日本」を誇りに思い、先の大戦然り、先人たちが命を賭して守り抜いてくれたこの国土と精神を次代に継承していくことが、今を生きる「日本人」の使命と役割であると強く認識しているところです。
よって、昨今のグローバル化や他民族文化の流入がある中においても、日本固有の文化や伝統、考え方を重んじ、その精神に則って行動する所存です。
最後に「眼は世界」について。
これに関しては、「地方議員のくせに何が世界か」と思われるかもしれませんが、「国家観なき政治」が祖国や郷土を滅ぼすことになるやもしれぬとの観点において、国会議員はもとより、地方議員であっても政治に携わる者は皆、持たなくてはならない認識かと考える次第です。
現に安全保障に関しては言えば、世界覇権を狙い軍備拡張する中国と米の関係や、とりわけ台湾との緊張感の高まりは、東アジア海域における防衛ラインにも関わるものであり、日本は当事者になるとの覚悟のもと、今後起こり得る有事に対し、今の憲法のままで対応できるのか。
また、エネルギーの分野に目を向けると、地球温暖化対策としての脱炭素化が叫ばれる中にあって、再生可能エネルギーへの偏重、市場主義の導入、単一ガス供給ラインでつながる欧州で今起こっていることは、深刻な需給ひっ迫リスクと電力コスト上昇であり、それは政策選択の「代償」とも言えるものであります。
こうした状況から、脱炭素化に向けては再エネではなく、貢献するのは原子力発電だとして、欧州各国は確立した脱炭素電源である原子力発電に再度舵を切っている現状があり、この傾向は欧州以外の先進国でも見られるがの現実であります。
日本においては、昨年改定されたエネルギー基本計画で「再エネを主力化」していくとの方向を示したところですが、こうした世界で起きている実態を「対岸の火事」とせず、真に現実のものとして受け入れ判断していかなければなりません。
つまりは、安全保障、エネルギー政策ひとつとっても、国民ひとり一人が無関係ではいられないことからすれば、「世界」に視野を置き、究極の「リアリスト(現実主義者)」でなくては、国は護れないと強く認識しておくことが必要不可欠と考える次第です。
新年を迎えるにあたり、私が考える3点の政治姿勢、視点を述べさせていただきました。
本年もこうした考えのもと、一日一日を決して無駄にすることなく全力で活動に邁進する所存ですので、どうぞ宜しくお願いいたします。
【3年前のものですが、元旦にちなみ「初日の出」登山(野坂山)の写真を。光輝く敦賀、日本のため、明るく元気に頑張ります!】