石垣市と神恵内村の両首長選挙に現職が勝利

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昨日午前中は、4月に選挙を控える山本優(まさる)南越前町議会議員の後援会事務所開きに出席。
 
コロナ禍につき、参加人数を絞り、屋外テントでの開催となったものの、地元の方々や連合福井の役員、友誼議員の皆さんらが集い、熱のこもったエールが送られるなど、寒さを吹き飛ばす熱気であったと感じました。
 
山本優議員は、長きに亘り北陸電力にお勤めになられた電力の大先輩でもあり、地域に根ざした実直な政治活動は私の尊敬するところ。
 
南越前町と敦賀市はお隣の関係ということもあり、先輩には是非とも引き続き連携いただけるよう、再選に向け微力ながら私も尽力する所存であります。
 

【木の芽峠トンネルを越えると段違いの積雪量に思わず停車。嶺北と嶺南がこの峠を境に名付けられた(嶺南は「木嶺以南」から由来)よう、北国街道の難所であったことに暫し思いを馳せた次第。】
 
さて、南越前町議会然り、全国各地では統一地方選によらない選挙が実施されている訳ですが、昨日は私が注目していた2つの選挙の投開票が行われました。
 
ひとつは、任期満了に伴う沖縄県石垣市長選で、選挙戦では、現職中山候補の3期12年の市政への評価のほか、自衛隊配備計画への対応などが争点となったものの、配備計画に賛否を問う住民投票の実施を公約に掲げる相手候補を破り、現職が4選を果たしました。
 
投票率は70.54%。
 
玉城デニー知事や「オール沖縄」勢力は相手候補を支持しており、秋の知事選などに影響を及ぼす結果となったとも報道されていますが、ひとまず国防の観点から重要な地点での現職勝利に胸を撫で下ろした次第です。
 
そして、もうひとつは、北海道神恵内(かもえない)村長選挙。
 
ご承知の通り、神恵内村は原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定で、第1段階の文献調査を進めている町であり、現職と新人の一騎討ちとなったこの選挙に注目していた訳ですが、投開票の結果、現職で調査推進派の高橋氏が、無所属新人で反対派の候補を破り6選を果たしました。
 
投票率は何と89.24%で、全体の9割以上の票を集め圧勝した高橋氏は、当選後の取材で文献調査後の対応について「村民の声を十分聴いて判断する」などと述べられました。
 
また、秋にも終了予定とされる文献調査の結果が出た後の対応について「村民の考えをどのように集約すればいいか、それも含めて村議会と協議して決めていきたい」とも話されており、圧勝したとはいえ、丁寧に進めていくとの考えも示されたようです。
 
最終処分場選定にかかる文献調査には、令和2年11月に全国で初めて同村と道内の寿都町で行われていますが、昨年10月の寿都町長選でも調査推進派の現職が6選を果たしており、こちらも両選挙を終え安堵。
 
様々な思いがある中で、こうして選挙で民意を示された住民の皆さんにも敬意を表するところです。
 
奇しくも北と南の両端であった地方選挙ですが、この二つの選挙結果が示したことは、我が国にとって大変重要な意味合いを持つものと認識するとともに、ロシアの非人道的な武力行使を思えば、民主的に物事を決めること自体が尊いものであると感じて止まない。
 
そんな思いが交錯する1日の終わりとなりました。