2022年3月29日
改革中道、真ん中の政党が必要だ 〜榛葉幹事長が福井の地で熱く語る〜
敦賀市議会3月定例会の新幹線対策特別委員会の中でも「3月末に発表」と話しのありました「並行在来線(現北陸線)」の社名について、昨日の取締役会にて「株式会社ハピラインふくい」(愛称ハピライン)に決定のうえ公表されました。
「並行在来線」とは、2024年春の北陸新幹線福井県内延伸に伴いJRから経営分離される、現北陸線を運営する第三セクターのことを意味しますが、この社名に関しては、昨年12月から今年1月中旬まで県内外から応募のあった1万6709件の中から、有識者10人で構成する社名検討委員会で5案に絞り、取締役会に諮られたとのこと。
既に新幹線が開業している北信越エリアの並行在来線では、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、えちごトキめき鉄道など「鉄道」の文字が入っているのに対し「ハピラインふくい」はその二文字がなく、ツイッター上では「鉄道の二文字すら忘れたか」と揶揄する声もあれば、逆に「初めて社名に『鉄道』と付かなかった事例。新鮮味があって意外と良いかも」と肯定する意見もあり、どちらに転んでも話題性がある名称ということで理解するところです。
三セクの並行在来線準備会社によると、「ハピネス(幸せ)」は福井県の「福」を表し、鉄道が線(ライン)となって人と街をつなぎ、幸せな福井の未来をつくっていきたいとの思いを込めたとのこと。
歴史ある北陸本線を受け継ぐ並行在来線においては、今後この名称に相応しい、利用者にとって利用しやすく、一層親しみが湧く鉄道になることを祈念いたします。
さて、この発表があったのが15時前かと思いますが、その前14時過ぎからは福井駅近くの交流施設AOSSA(アオッサ)にて、国民民主党の榛葉加津也幹事長が来福されての記者会見が開催されました。
3月18日に国民民主党福井県総支部連合会(福井県連)が設立されたことを踏まえ、党本部として「お披露目」の会見をするとの位置づけで企画したものであり、私を含む県内参加地方議員5名も参集、報道機関7社が駆け付けての会見となりました。
会見においてはまず榛葉幹事長から以下のような挨拶があった後、参加議員も自己紹介を行いました。
【3/28榛葉幹事長会見概要】
3/18に福井にも県連の旗を立ち上げた。参院選に向け自力で出来ることとして全国47の都道府県に県連を立ち上げることを進めている。ご当地福井は35番目の設立だが、4/1までに40の都道府県連が立ち上がることになる。福井県連代表には矢田わか子参議院議員(比例:電機連合)、副代表には川合孝則参議(比例:UAゼンセン)、濱口誠参議(比例:自動車総連)、浜野喜史参議(比例:電力総連)に担っていただき、足元を地元の議員に固めていただく。
ご当地福井はクリーンエネルギーのメッカであり、我が国のものづくり、電力の安定供給を担ってくれている地元福井で、しっかりとした対決より解決、具体的な政策実現をするために、何でも反対の野党ではなく、しっかりとこの改革中道の道、そしてものづくりを始め、電力の安定供給、そこの現場で頑張ってくれている皆様のためにも是々非々でやっていきたい。
【会見する榛葉加津也党本部幹事長。左は川畑孝治県連幹事長。】
【私も自己紹介がてら挨拶させていただきました(左は堀川秀樹福井市議)】
また、その後行われた記者との質疑においてもいくつかご紹介いたします。
(記者)夏の参院選で無所属で出馬する斉木氏の支援については。
(榛葉)事実関係は承知しているが、どういう立ち位置で立候補されるのか。まず最大の支持団体である連合福井がどういうご判断をされるのか見守るとともに、我々は共産党とバーターしたり、市民連合などを介して水面下で共闘するなどということは一切考えていないので、斉木氏がどういう考え方どういう立ち位置でこの選挙を迎えようとするのかをまず見極めたい。斉木氏ご本人から我々は何も聞いていない。
(記者)立憲民主党との共闘について。原子力を抱えて野党共闘は難しいと思うが県連の対応は。
(榛葉)是々非々で共産党を除く全ての政党と我々は等距離でお付き合いしている。連合から支持いただいている政党として協力できるところは協力していく、その一点に尽きる。これまでも自然体でやってきたので、今後も政策本意で考えていく。
(記者)自民党王国の福井でどのようなカラーを打ち出していくのか。
(榛葉)いま国政政党が右と左に極端に振れている中でやはり、改革中道、真ん中の政党が必要だと思う。ガソリンのトリガー条項凍結解除で本気の交渉をしているのは、車なしでは生活が成り立たない地方の暮らしを守るためであり、対決より解決、そして自民党に代わる現実的で正直な政治をやっていく。そういうスタイルを貫いていく。働く者とその家族、地域を守っていく政治をやっていくんだとの気概をもってやっていきたい。
これ以外にも「エネルギー政策は地元福井にとっても、私にとっても、党にとっても極めて重要な政策」、「野党だから何でもいい、自民党を倒すことだけが目的という政治は我々はやっていない」、「正しい政治、新しい政治をやっていかなければならないが、だからといって別の政党のように、勝つためなら共産党と組んでもいいなどという選択肢は一切持っていない」などと力強く、明確に述べられる姿からはまさに党本部で要職を担う存在だと思うとともに、私自身、考えをともにするものと確信した次第です。
会見は約30分でしたが、報道陣ともしっかりとコミュニケーションが図れた機会になったことと思います。
【会見終了後は、全員で拳固めにて決意をひとつにしました(写真左から小玉俊一越前市議会議員、川畑孝治坂井市議会議員、榛葉幹事長、堀川秀樹福井市議会議員、山本優南越前町議会議員、私)】
ここ最近は、ブログで政党のことを書く機会が増えており恐縮するところですが、「政治は生活と直結」しています。
市政、県政、国政を問わず、関心を持っていただければとの一心でご紹介していることをご理解いただき、とりわけ国政政党の発言や動向には注視いただけるようお願いいたします。