嶺南広域行政組合議会の行政視察を終えて

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政府は2日、児童手当について、一部の高収入世帯には不支給としている所得制限を撤廃する方向で調整に入ったとの報道。
 
現在は中学生までとなっている支給対象年齢を18歳まで引き上げる案も、段階的に実施したい考えとあり、国民民主党が以前から訴え続けてきた主張が、実現に向かいつつあることを歓迎する次第です。
 
さて、昨日もお伝えした嶺南広域行政組合議会の行政視察。
 
2日目は、JR芸備線の沿線自治体である広島県三次(みよし)市へ。
 
JR芸備線は、昨年4月11日にJR西日本が公表した「ローカル線に関する課題認識と情報開示について」において、輸送密度(平均通過人員)が2,000人/日未満の17路線30区間の中でも状況が厳しいとして注目を集める路線。
 
なお、JR芸備線で最も利用人数の少ない、東城〜備後落合間の輸送密度は9人(収支率0.4%)。
 
また、この17路線30区間には、福井県嶺南地域を横断するJR小浜線(敦賀〜東舞鶴)も含まれ、輸送密度は782人(収支率14%)となっています。
 
JR西日本は上述の公表にあたり、「地域の皆様と課題を共有させていただき、『地域公共交通計画』の策定などの機会に積極的に参画し、地域のまちづくりや線区の特性・ニーズを踏まえて、鉄道の上下分離等を含めた地域旅客運送サービスの確保に関する議論や検討を幅広く行いたいと考えています。」との考えを示しています。
 
三次市役所では、担当課様より大変丁寧に、利用促進に向けて講じている数多くの施策、今後の取り組みについて話しを伺うことができました。
 
こうして2日間の行政視察を終え、広島から敦賀に戻ると、敦賀駅前立駐屋上からの眺めは、照明が灯る北陸新幹線敦賀駅とJR敦賀駅の一体感が絵になっていました。
 
行政視察で学んだ後だけに、敦賀を起点に延びるJR小浜線の利用向上、さらには新幹線敦賀開業効果をいかに嶺南各市町へ波及させるか。
 
そんな思いが募る夜となりました。
 

【夜空に浮かび上がる灯る北陸新幹線敦賀駅とJR敦賀駅】